静岡の身近な昆虫たち ガ(2)
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シロオビノメイガ
Hymenia recurvalis
(Fabricius)
川原や山地、畑の周辺、住宅街などわりといろんな所で見かける。時に何10匹もが周辺に固まっていることがある。川原ではイヌタデの花によくいた。とても敏感で気配を感じると葉の裏に隠れたりする。5分くらいすると一斉に出てきて花に群がる。なんかとてもかわいいガである。
近くで発生したのか、車中に迷い込んで来たのか、静岡駅構内の壁に止まっていた。
1996/9 焼津市
1997/9 藤枝市平島
キンモンガ
Psychostrophia melanargia
Butler
黒地にレモン色の模様、茶畑の農道沿いの日陰の草上にいてとても目立っていた。低い所ではあんまり見ないが、普通の図鑑に載っているので珍しくはないのだろう。藤枝市の高根山周辺など北部ではよく見かけた。
模様が白いのもいる。
1997/9 藤枝市花倉
1998/8 藤枝市 高根山
アケビコノハ
Adris tyrannus
(Guenee)
止まると枯葉にそっくりな大きいなガ。薮の中に止まっていることが多いようで気づかずに近づくと飛び立ちまた近くに止まる。飛ぶと鮮やかなオレンジ色の下翅がよく目立ってチョウではないかと思ってしまう。
葉っぱにそっくりなだけでもすごいが、翅の中央下あたりにある薄緑色の斑模様がなかなか。一体何に見たてているのか知れないが芸が細かい。
幼虫は黒色で目玉模様のようなのがあって変な格好をしているので、よく図鑑で紹介されている。アケビのつるが繁っているところを丹念に探せば見つかるだろう。
山地でよく見るが、市街地でもアケビが生えてるような農耕地周辺や土手沿いにいる。
1998/8 藤枝市
幼虫
1998/7 焼津市
列車の天井で
2000/8 金谷町
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