静岡の身近な昆虫たち ガ(3)
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シンジュサン
Erynnis montanus
(Bremer)
前翅長140mmもあるでかいガ。ここまででかいと見とれてしまう。隣家のクロガネモチに発生し、辺りの樹木の葉っぱに繭を作る。フェンスを通り庭にも来る。5年?ごとくらいに幼虫が大発生して驚いてしまうのだが、97年は当たり年で22個の繭を確認した。かなり昔10年以上も前に成虫を見たことがあるのでこの周辺で細々と世代を重ねてきたのだろうか。
繭のまんま越冬して5月中旬頃から羽化が始まる。幼虫は約60mmもある巨大でグロなイモムシ。でも触っても平気。
写真は庭のボケの葉に作った繭から羽化したもの。この繭の作り方に感心してしまうのだが、葉っぱを利用して繭の半分を形作り、そしてボケが落葉性の樹木であることが分かっているのか細枝から糸をからめて葉が枯れても落ちないようになっている。
1998/5 藤枝市平島
幼虫
1997/9 藤枝市平島
蛹
1998/5 藤枝市平島
2007/7 藤枝市平島
オオミズアオ
Actias artemis
(Bremer & Grey)
焼津市内の公園で、芝生の上にドテっと止まっていた?、落ちていた。
公園のサクラで発生したのだろうか。弱っていて動くのがやっと、翅もボロかった。
山でほんのたまに見かける程度で、まさかこんな所で出会うとは思わなかった。この淡い緑掛かった水色の大きな翅は圧巻である。
2004/9 焼津市産
キオビクロヒゲナガ
見てびっくりのへんなガ。普通に見られる種なのか分からない。オスの触覚は長いが、メスは短い。
1997/4 藤枝市 蓮華寺池公園
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