静岡の身近な昆虫たち トビムシ(1)
イボトビムシの一種
樹林の落葉下によくいる。黒い腐植のなかで鮮やかな紅色がよく目立つ。大きさは2〜3mmくらい。大きいものだと4mmにもなる。
同じような形の白色の種類もいる。トビムシという名がついていながら跳ぶこともなくよたよた歩くだけ。
トビムシは湿って潤な落葉中にはほとんどいる。このイボトビムシなどは多分特殊な部類でないかと思うが、とても小さくて1mmあるかないかの大きさで落葉の表面を無数が動き回っているのが観察できる。落葉中にいる肉食性昆虫の餌になっている。
マルトビムシの一種
焼津市高草山で採取した落葉中から発生した。大きさは約3mmで肉眼でなんとか確認できる。トビムシというだけあって瞬間移動はみごとである。
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