その8
14日目後半
列車はスウェーデン国内へ。スウェーデンでデンマークに一番近い街マルメに停車。当初の予定ではここまで普通列車で入り、ヨテボリ行の国内特急に乗り換える予定だった。しかし、新たな計画では、このまま一気に乗り換えなくストックホルムへ。列車はマルメを発車。かなりのスピードで走っている。マクドナルドも食べ終わった。しかし、ここで信じられない事態が起きたのです。ご飯が出ました。パンにコーヒーにコーラ。お代わりまで可能。マクドナルドを、買わなければよかった。そんなことには関係なく列車は北上します。いつのまにやら回りは雪景色。これは美しいものの大変なことになってきたと思いました。寒いんじゃ?そして景色を楽しみつつ、読書しつつ時間は過ぎ、ストックホルムは近づいてきました。すると、景色がちょっとずつ変わってゆきます。雪景色が薄れてゆきます。マルメから北上してすぐ雪景色になったため、ストックホルムまで行ったらどんな厳寒が待っているのだろうと気を引き締めていたのですが、それは杞憂に終わりました。やはり首都ってのは過ごしやすい場所に作られるものなのですね。海流の関係かなにやらの関係で、ここより南の場所よりも雪は少ない模様。しかし少しがっかりな気持ちもあったりしますよ。そんなことを思っていたら列車はストックホルム中央駅に到着。スウェーデン第一歩を印してみました。午後5時44分。すっかり日も暮れています。駅の両替所でスウェーデンの通貨に両替をし、駅の外へ。やはり寒いには寒いものの、耐えられる程度。まずはちきゅあるで目星を着けておいたホテルへ。宿泊交渉を終え、部屋にチェックイン。しかし事情により、キャンセルを申し出る。フロントの人は快く応じてくれた。そして、部屋を探すのが面倒になり、多少高くてもよいやと考え、シェルトンにチェックイン。広くていい部屋だ。気に入る。荷物を置いて、中央駅前に戻りセブンイレブンへ。タイ風焼き飯を購入し、部屋に戻り休みました。
厳寒の地っぽい景色の中を列車は疾走
そしてストックホルム中央駅に着いた
17:40到着予定だが4分遅れて18番ホームに
15日目
ストックホルムでは2泊の予定。そして明日は朝早い列車でデンマークに戻る。すなわち、活動できる日は今日のみ。しかも明らかに日が短そうなので注意が必要だ。まだ外暗いし。短い時間を有効に使うべくアクティブに動き回ろうと張り切ってみます。まずは朝食を。なんだか豪華な感じ。他国から来たって感じのビジネスマンが多いぜ。もちろんスクランブルエッグはありましたよ。お菓子でできた家までありました。手を付けづらかったけども。そして街へ出ます。まずは一般的な観光名所を巡りたい。ガイドを見るとガムラ・スタンという地区に名所が多いようだ。急ぎ向かいます。スウェーデン国会、貴族の館、リッダーホルム教会、王宮などを外から見てまわりました。この地区がストックホルムでいちばん歴史ある伝統的な場所のようでした。ここで簡単ながら観光を終了。ラーションユニフォームを探しに行きます。公園でコーラを買って飲みつつ、さらに歩きます。ラーションユニが売ってる場所はちきゅあるに書いてないので歩くのみ。そしてデパートを発見し、入ってみる。するとスポーツ用品店がテナントとして入っていた。そして見つかりましたよ。セルティックバージョンのラーションのユニ。購入しました。満足気に外へ出てあとはもう適当にふらふら。そして露天がいっぱい出ている広場に来たよ。ユニ売ってるおっちゃん(ナイスガイ)もいたよ。ラーションユニもあったよ。セルティックバージョンも代表バージョンも。しかもスポーツ用品店より安く、材質はしっかりしてたよ。しょうがないので買いました。そして一回ホテルに戻りちょっと休みました。
スウェーデンの国会だったような気がします
リッダーホルム教会だったような気がします
貴族の館だったような気がします
昔の王様だったような気がします 名前度忘れ
ガムラ・スタン島から市街中心部を見やる
ついにゲットできたラーションユニ(セルティック)
ついでにゲットしたラーションユニ(スウェーデン代表)
クマたち
若干の休憩後、ストックホルム中央駅へ。明日朝乗るデンマーク・コペンハーゲン行の列車の座席指定券を入手するために。全席指定の列車ってとても嫌ですね。でも仕方がないので。そして問題発生。「インターナショナルチケット窓口は土日はお休みです」とか書いてあるんです。そして今日は日曜日なんです。で、明日の朝乗る予定の列車も、窓口オープン時間より早い出発なのです。どうすれば、いいのか。途方にくれること数分。もう一つの案内文が目に留まります。「オスロ・コペンハーゲン行チケットのみ、国内チケット窓口でも変えます」。何だよ早く言ってくれよと思いつつ国内チケット窓口へ。ただ、ここではコペンハーゲンまでの指定券は買えるものの、その先のコペンハーゲン発ハンブルク行の列車の指定券が買えない。ということは、コペンハーゲンでその切符を買わなければいけない。ということは、コペンハーゲンでの乗換え時間をもっと余裕を取らなければいけない。ということは、このストックホルムからコペンハーゲンへの列車を1本早めなくてはいけない。ということは8:15発の列車だ。早いな。欝に感じる。しかししかたがないので、列に並びチケットをゲット。おやじのやる気のない仕事振りにいらいらする。そしてやはり間違ったチケットを発券してやがる。クレームをつけると、インフォメーションへ行けと。ふざけるのもたいがいにしろ。だいたいどうやったら間違えられるんだ。しかたがないので違う人の窓口へ行き、あのおっさんに間違った券出されたんだけどと言いつけ、正しいチケットに変えてもらった。今度の人は大変よい人でした。そしてコーラをごきゅっと飲んで怒りを癒しました。コーラは麻薬のようだ。また、ちょっとお金が足りなくなってきたので追加両替を行ない、再びホテルへ。若干休み、今度は夕食のために外へ。しかし日曜なので休みの店が多い。ちょっといいなと思っていた日本食屋も残念ながら定休日。なので、歩きながらよさそうな店を探す。そして入った店でシュリンプパスタを食べました。これがとてもおいしかったのでとてもよかった。伝票に、「この料金にはサービス料は含まれていないよ」とわざわざ書いてあったので、仕方なくチップを置いてきました。しかしおいしかったですよ。そして人影も減ったストックホルムの街をホテルまで歩きました。
ライトアップされたストックホルム中央駅
16日目前半
かなり早い時間にブレックファスト。そしてチェックアウトしてストックホルム中央駅へ。まだまだ薄暗い。そして来たときと同じX2000という列車でデンマークへ戻る。薄闇の中、泊まっていたホテルが車窓に見えた。そしてX2000はどんどんスピードをあげ、ストックホルムを離れてゆきました。そして来たときと同じような事態発生。ホテルでブレックファストしてきたのに、この列車の中でもかなりしっかりしたブレックファスト。頑張って食べました。しかしなぜかコーラはなかった。残念に思いながらも列車はひた走り、4時間ほどでスウェーデン最後の駅、マルメが近づく。そして車内アナウンス。「この列車は遅れたのでコペンハーゲンまでは行かないよ。コペンハーゲンに行きたい人はマルメで乗り換えてね。5番線か6番線じゃないかな」だと。マルメで乗り換える羽目になりました。コペンハーゲン行の普通列車に乗換え、マルメを発車。海峡に架かる橋を抜け、デンマークに入国。程なくコペンハーゲン到着。
まだ薄暗い朝のストックホルムを離れてゆきます
(16日目はその9に続きます)