くすり

インドの薬はよく効いた。    

コレは普通のくすりの話。

あまりの寒さで、鼻水がとまらず、町の薬屋さんで2日分だけ売ってくれた。(一日三回、6錠づつ2種。) 「鼻水が・・・・・・・。」と言っただけで、風邪薬と鼻水止め、飲んだら、ものの10分(!)でピタッ!と鼻水が止まった。 胃も別に荒れることもなく、よかったよかった。
インドの病気にはインドの薬。(by沢木耕太郎)
・・・・・・・・・って話はそうじゃなくって、インドのくすりは有名。

くすりって、いわゆるやばい薬ね。しかし、いくらでも手に入るんだよね。

だいたい、ラッシー(前述ヨーグルトドリンク)に混ぜた「バングラッシー」なんて、ラッシー屋に入れば、「Special Rassi いかが?」っていわれるし。
バングラッシーとは、麻薬のハシシュ入りのドリンクのこと。胃から吸収するので効いてくるのには時間がかかる。 
で、たばこのように吸飲すると、肺から吸収するから早く効く。
効いてどうなる、というと、ハイかローか、といえば、ローなんだそうだ。心穏やかに、五感がするどくなり、「気持ちいい。」
「バング」というのは、ニックネーム。ハシシュ(大麻樹脂)のことです。
黒い棒状の、松ヤニみたいな固まり。
男の子なら、必ず声かけられるとはおもうけど、絶対に手をだしちゃいけない。もちろん、ばれたら、国へ帰れません!(それじゃ済まないかもね・・・。)
でも、長期旅行者の間では、結構当たり前なんだよね。
かつて、これが「ヒッピー」を作り出した。沈没組ばかりいる宿に泊まる場合、その気がないなら、しっかり断った方がいい。
ところで、「葉っぱ」(大麻)はもっとポピュラー。
たばこみたいに自分で細かくして、売ってるたばこ紙で巻いて、トントン詰めて、火をつけて吸う。
バングより軽く、いい気分になれるらしい。(私、けっこう興味あるから、たばこ吸えたらやってみただろうなあ。)
あ、やったことがある人に聞くと、(バングの方ね、) ものすごく目に映るモノがクリアになって、3Dの絵みたいに、くっきり見え、感触がウソみたいに鋭くなる。
たとえば、どこに骨があって、血管があって、血がどくどく流れているか、ってのが、寝てても目に見えるようにわかるって。
あ、効く人と、効かない人がいます。
くれぐれも、やってみないように。(お縄、コワイもんね。)
 
 

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