1 ヨルダンに到着 (両替・リコンファーム・電話)

 
 

モスクワでの軟禁状態から解放されアラブ人の臭いがただよう飛行機をおりると、
あぁ!なんて明るくて開放的!(そう思わせるロシア&アエロフロートってホントにまぁ一体・・・・・)
空港の建物は真っ白、外は晴れて明るい日差しがさんさんと。
あぁ、うれしい、うれしい、久しぶりのアラブだ〜っ!
と、にこにこ幸せをかみしめながら(大げさ?でもホントに)ゲートを出る。

まずは空港で両替。

1US$ = 0.7JD(ヨルダンディナール)
1JD=約163円

手数料 現金2JD、TC4JD

JD以下の単位はフィルス。
1JD=100Fils

☆現地の人が、値段を口頭で言う場合は、10フィルス単位の場合が多い。
1JD50フィルスなら、「1.5」、30フィルスなら「3」、とか・・・・・。

この両替屋のおじさんはとっても親切で、
リコンファームしようと思い、「電話をかけたいので小銭に換えて」
といったら、電話を無料で貸してくれ、電話をかけるのを手伝ってくれた。

もう、さすがアラブ!人が親切なんだよねー!
到着早々、「やっぱアラブ〜っ!いいねぇいいねぇ」 とご機嫌に。

でもさすがにアエロ、リコンファームは通じない。
飛行機の発着時間は忙しく、みんなオフィスから出ているので電話がつながらないんだそうだ。
ま、いつものことだけど・・・・。

アエロフロートリコンファーム

アンマン (962−6)5521642/3
テルアビブ(972−3)5107050/1
レバノン (961−1)5107050/1
ロンドン (44−171)4911764
モスクワ (095)1568019

☆他の日本人もリコンファーム通じない、と口々に言ってます。(アエロはホントにキビシー!)
国際電話で何カ所もかけられるように、番号は複数控えるとよい。(機内誌に載っている)
結局アンマンでは通じず、テルアビブでOKでした。

ところで、ヨルダンの公衆電話はカード式がほとんど。
カードは道ばたのキオスクなどで。2JD、5JD、10JDがある。
カードにICチップが埋め込まれ、デザインもなかなかおしゃれ。
公衆電話は2社あるので、カードを買ったら、その会社のものを使うこと。
リコンファームだけなら近隣アラブ国にかけても2JDのものでOK。
 
 
 

2 バスでアカバへ(バスについて)


空港からアンマン市内へは、空港を出たところのエアポートエクスプレスというバスで。
なかなかゴージャスなバスでクーラーも効いて快適。
市内のアブダリのバスターミナルまで、40分くらい。1.5JD

ヨルダンの国内移動はバスが便利。

アンマンには、行き先別に3つのバスターミナルがある。

ムジャンマ・アブダリ(空港&ヨルダン北西部)
ムジャンマ・ラガダン(アンマン近郊)
ムジャンマ・ワヘダッド(ヨルダン南部)

この3つのバスターミナルはお互いが結構離れているので
ターミナル間の移動はバスかタクシーとなる。

アブダリのバスターミナルからワヘダッドのターミナルまでは市内バスで15分、150フィルス。

タクシーは相乗り可。
 

アブダリから乗り継いでワヘダッドのバスターミナルへ。
緑の屋根のモスクのある、大きなバスターミナルには、
行き先がアラビア語で書かれた標識のようなポールが整然と並んで立っている。
アラビア語が読めれば、とってもわかりやすいのだが、
読めない場合は人に聞くしかないかな。
チケットはバスの中で買う。

アンマン→アカバ 5時間、3JD 途中一回休憩あり。

バスが滑り出すと、白い建物が、丘にびっしり建つ、美しいアンマンの市街をぬけ、 すぐにバスはなにも無い砂漠をひた走る。
ヨルダンは縦に長い国で、南北には主な道路は2本しかない。
砂漠を切り裂いて走るデザートハイウエイと、 昔なからの都市を結ぶ、山がちの隊商ルート。

アカバへはどこまでもどこまでも、な〜んにも無い、砂漠の道を行くのであるが、 この道、ほんっとになんにもない。砂漠だけ。
大きな岩山があったりもするが、基本的には風景は変わることがない。
それでもよく見ると、時折遠くに竜巻ができたりして・・・・・。
車内のアラブ人のおっさん達にカボチャの種なんかもらって話なんかしながら、バスは南へ南へ・・・・・。

同じ風景の中を4時間以上走り、現れた岩山を越えると、
突然視界がひらけ、青く、細長い海が目に飛び込んできた。
紅海だ!アカバの街だ。

海とは思えないほど、狭い海。湖でもこんなに小さくないぞ。
でも、夕日をうけ、キラキラと輝いている。
そしてバスはアカバの小さなバスターミナルへ。

バスを降りて、安宿を探して海のほうへ歩き出す。

同じバスにのりあわせた、力と書いて「チカラ」と素直に読む、日本人、チカラ君と一緒に
近くの有名な安宿、ペトラホテルへ。

あぁ、日本から嫌いなモスクワで一泊してやっとたどり着いたヨルダン最南端の街、アカバ。
アラビアのロレンスが海だ〜!って駆けていく、憧れのアカバに。
 

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