2005/5/7
妻の友人(沖縄本島在住)にマングローブの分布地を聞いたところ、
「那覇空港から近くの湖にマングローブが生えてるよ!」とのこと。
空港着後、レンタカー屋さんで場所を確認したところ、
「漫湖公園だと思いますよ。」と。早速行ってみました!
国場川河口にある漫湖 |
観察時に生え方が不自然と思っていましたが、 後に調べてみると、植林による保護が行われたとのこと。 国場川河口には、もともとマングローブは存在していたようです。 開発による伐採が原因でしょうかね。 |
ここにはメヒルギ・オヒルギ・ヤエヤマヒルギの 3種が生えていました。 |
国設漫湖鳥獣保護区 (Manko National Wildlife Protection Area) 漫湖は渡り鳥の集団飛来地として重要な 拠点となっていることから、昭和52年に 周辺地域を含めた250ヘクタールを国設の 鳥獣保護区として指定しました。 干潟に生育するマングローブ林には、 鳥類の餌となるゴカイやカニなど 多くの生物が生息しています。 |
億首(おくくび)川河口には沖縄本島で最多の4種が生育しているとの情報。
さて、4種全てを確認できたでしょうか?
ここのマングローブ林は沖縄本島内では立派な ものと思いますが、変に観光化されていなくて、 とても静かな場所でした。 |
漫湖公園のマングローブは人工的に見えましたが、 億首川のマングローブは一部人工的なものを感じますが、 自然そのものといった感じで、観察するのも楽しかったです。 |
「億首川の水辺を訪れる鳥たちと マングローブ林」を紹介しています。 |
1.メヒルギ
メヒルギの胎生種子 メヒルギの胎生種子はたわわに実っていました。 熟している種子がたくさんありました。 |
メヒルギの胎生種子 | メヒルギの板根 |
2.オヒルギ
オヒルギの胎生種子 オヒルギの胎生種子はほとんど 見つけることはできませんでした。 |
オヒルギの花 オヒルギの花もほとんど 見つけることはできませんでした。 |
オヒルギの膝根(しっこん) オヒルギの根は膝を曲げたような格好を していることから、「膝根」と呼ばれています。 |
3.ヤエヤマヒルギ
ヤエヤマヒルギの幼木 (手前から2本目はオヒルギです) この生え方は自然っぽくないので、 植林したものと思われます。 |
4.ヒルギモドキ
ヒルギモドキ ヒルギモドキの葉は肉厚です。 |
カヌチャリゾート手前の汀間(ていま)川河口にあるマングローブは、
車で走ってると見落としがち。
道路沿いに見えるため、見落としがち。 車を止めるときは、気を付けましょう。 |
このポイントはメヒルギの群落でした。 |
慶佐次(げさし)のマングローブ林は沖縄本島内で最も広く(約10ha)、
観光的にも一番整備されている分布地です。
慶佐次ではメヒルギ・オヒルギ・ヤエヤマヒルギの3種が存在し、
なかでもヤエヤマヒルギは慶佐次が北限となっています。
沖縄本島で最大の広さを誇る慶佐次(げさし)のマングローブ |
駐車場から歩いてすぐに わくわくする光景が目に飛び込みます!!! |
ヤエヤマヒルギです。 |
慶佐次には遊歩道が整備されていて、 誰でもマングローブを観察できます。 |
メヒルギの胎生種子 |
トントンミー(ミナミトビハゼ) |
沖縄本島でマングローブ見るなら 慶佐次でしょう! |
ヤエヤマヒルギ |
ヤエヤマヒルギの群落 |
高台から見る慶佐次のマングローブ林 | 遊歩道があるから小さな子供でも 観察できます。 |
慶佐次は広場も隣接しており、 よく整備されています。 |
慶佐次周辺の地図です。 |
オキナワハクセンシオマネキ が迎えてくれます。 (片爪だけが大きいのがオスです。 この爪でメスを巣穴に おいで、おいでします。 その姿が潮を招いているように 見えることが名前の由来です。) |