2005/5/7

国場川河口・漫湖公園(那覇市)  2005/3/19

妻の友人(沖縄本島在住)にマングローブの分布地を聞いたところ、
「那覇空港から近くの湖にマングローブが生えてるよ!」とのこと。
空港着後、レンタカー屋さんで場所を確認したところ、
「漫湖公園だと思いますよ。」と。早速行ってみました!

漫湖公園(2005/3/19)
国場川河口にある漫湖

漫湖公園(2005/3/19) 漫湖公園(2005/3/19)
観察時に生え方が不自然と思っていましたが、
後に調べてみると、植林による保護が行われたとのこと。
国場川河口には、もともとマングローブは存在していたようです。
開発による伐採が原因でしょうかね。

漫湖公園(2005/3/19) 漫湖公園(2005/3/19)
ここにはメヒルギ・オヒルギ・ヤエヤマヒルギの
3種が生えていました。

漫湖公園(2005/3/19)
国設漫湖鳥獣保護区
(Manko National Wildlife Protection Area)

漫湖は渡り鳥の集団飛来地として重要な
拠点となっていることから、昭和52年に
周辺地域を含めた250ヘクタールを国設の
鳥獣保護区として指定しました。
干潟に生育するマングローブ林には、
鳥類の餌となるゴカイやカニなど
多くの生物が生息しています。

億首川河口(金武町)  2005/3/20

億首(おくくび)川河口には沖縄本島で最多の4種が生育しているとの情報。
さて、4種全てを確認できたでしょうか?

億首川(2005/3/20) 億首川(2005/3/20)
ここのマングローブ林は沖縄本島内では立派な
ものと思いますが、変に観光化されていなくて、
とても静かな場所でした。

億首川(2005/3/20) 億首川(2005/3/20)
漫湖公園のマングローブは人工的に見えましたが、
億首川のマングローブは一部人工的なものを感じますが、
自然そのものといった感じで、観察するのも楽しかったです。

億首川(2005/3/20)
「億首川の水辺を訪れる鳥たちと
マングローブ林」を紹介しています。

1.メヒルギ

億首川(2005/3/20) 億首川(2005/3/20)
メヒルギの胎生種子

メヒルギの胎生種子はたわわに実っていました。
熟している種子がたくさんありました。

億首川(2005/3/20) 億首川(2005/3/20)
メヒルギの胎生種子 メヒルギの板根

2.オヒルギ

億首川(2005/3/20) 億首川(2005/3/20)
オヒルギの胎生種子

オヒルギの胎生種子はほとんど
見つけることはできませんでした。
オヒルギの花

オヒルギの花もほとんど
見つけることはできませんでした。

億首川(2005/3/20) 億首川(2005/3/20)
オヒルギの膝根(しっこん)

オヒルギの根は膝を曲げたような格好を
していることから、「膝根」と呼ばれています。

3.ヤエヤマヒルギ

億首川(2005/3/20)
ヤエヤマヒルギの幼木
(手前から2本目はオヒルギです)

この生え方は自然っぽくないので、
植林したものと思われます。

4.ヒルギモドキ

億首川(2005/3/20) 億首川(2005/3/20)
ヒルギモドキ

ヒルギモドキの葉は肉厚です。

汀間川河口(名護市)  2005/3/20

カヌチャリゾート手前の汀間(ていま)川河口にあるマングローブは、
車で走ってると見落としがち。

汀間川(2005/3/20) 汀間川(2005/3/20)
道路沿いに見えるため、見落としがち。
車を止めるときは、気を付けましょう。

汀間川(2005/3/20) 汀間川(2005/3/20)

汀間川(2005/3/20) 汀間川(2005/3/20)
このポイントはメヒルギの群落でした。

慶佐次(東村)  2005/3/20

慶佐次(げさし)のマングローブ林は沖縄本島内で最も広く(約10ha)、
観光的にも一番整備されている分布地です。
慶佐次ではメヒルギ・オヒルギ・ヤエヤマヒルギの3種が存在し、
なかでもヤエヤマヒルギは慶佐次が北限となっています。

慶佐次(2005/3/20) 慶佐次(2005/3/20)
沖縄本島で最大の広さを誇る慶佐次(げさし)のマングローブ

慶佐次(2005/3/20) 慶佐次(2005/3/20)
駐車場から歩いてすぐに
わくわくする光景が目に飛び込みます!!!

慶佐次(2005/3/20) 慶佐次(2005/3/20)
ヤエヤマヒルギです。

慶佐次(2005/3/20) 慶佐次(2005/3/20)
慶佐次には遊歩道が整備されていて、
誰でもマングローブを観察できます。
メヒルギの胎生種子

慶佐次(2005/3/20) 慶佐次(2005/3/20)
トントンミー(ミナミトビハゼ)

慶佐次(2005/3/20) 慶佐次(2005/3/20)
沖縄本島でマングローブ見るなら
慶佐次でしょう!
ヤエヤマヒルギ

慶佐次(2005/3/20) 慶佐次(2005/3/20)
ヤエヤマヒルギの群落

慶佐次(2005/3/20) 慶佐次(2005/3/20)
高台から見る慶佐次のマングローブ林 遊歩道があるから小さな子供でも
観察できます。

慶佐次(2005/3/20) 慶佐次(2005/3/20)
慶佐次は広場も隣接しており、
よく整備されています。
慶佐次周辺の地図です。

慶佐次(2005/3/20)
オキナワハクセンシオマネキ
が迎えてくれます。
(片爪だけが大きいのがオスです。
この爪でメスを巣穴に
おいで、おいでします。
その姿が潮を招いているように
見えることが名前の由来です。)


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