最終更新日:2001/05/02

韓国(1999年3月4日〜7日)

板門店を主に紹介します。

BGMは「アリラン」です。
 もちろんShigey風になっちゃってます。

【板門店】

板門店はみなさんご存じの通り、韓国と北朝鮮の境界線にあるということで、いろいろと
制限が厳しく(撮影や行動は軍人の指示に従う)、国連軍の軍人に見守られながらという
状況下での見学でした。
しかも、万一のことがあっても国連は保証しないという宣言書にサインをしなければ見学
できません。
観光ツアーになっているくらいなので、大丈夫だとは思いましたが、非武装地帯に入ってい
くと、やはり緊張します。

(参考)板門店は韓国・北朝鮮国籍の方々は行くことが困難。
    それ以外の国籍の方々はパスポートさえあれば訪問できる。
    但し、個人的には訪問できない。

では、板門店近辺の写真を紹介します。
ただ写真撮影の制限が厳しく、検問所(バスの中に軍人が入ってきて、一人一人パスポート
をチェックします)を通過してからは撮影不可。
板門店内は撮影が許可された場所のみ(3ヶ所)であったため、なかなか満足な写真が撮れ
なかったです。


会議室





 ボニファス・ベースキャンプ内の会議室。
 ここで板門店訪問に関しての説明を受ける。


板門店1

中央奥に見えるのが北朝鮮側の建物。
うまく見えないかもしれないけど、
その建物の前に北朝鮮の兵士
が立っている。

この撮影ポイントの反対側に北朝鮮の「平和の村」が見えるのですが、
ここからは撮ってはいけないようです。

板門店2


軍事停戦会議室内



 軍事停戦会議を行った会議室。机の真ん中に
 あるマイクの線が38度線。
 この光景は見たことあるんじゃないかなぁ。
 有名ですよね!
 軍人は体の中心を38度線に合わせ、微動だに
 せずかまえている。


国境

会議室の中から撮ったもの。
真ん中にあるブロックが国境です。
右側が韓国で左側が北朝鮮。


平和の村

韓国の「自由の村」に対抗して作った「平和の村」。
国旗も対抗して「自由の村」より大きいサイズのものを掲げている。
「平和の村」には住人はいないとのこと。
このポイントで北朝鮮の宣伝用の音楽が聞こえた。


装甲車



 写真に写っている装甲車(国連軍)に
 先導されながら、板門店内を移動する。


非武装地帯

非武装地帯には所々に鉄条網があるだけで何もない。
場所によっては地雷が埋まっているとのこと。


(板門店を訪れる際の注意事項)

(1)Gパンでの訪問はできません。

 #私は前の晩に明洞でズボン買いました。

(2)軍人や建物を指さしてはいけません。

 #私の友人は興奮のあまり注意されたことを忘れ「あれあれ!」と
   指さしてました。
   すぐに気付いて、あわてて指を曲げてましたが・・・

(3)言動には十分に注意すること。

 #「北」「朝鮮」という言葉は発しない方が良いです。
  見学中はみんな無口になってしまいます。

(4)写真は許可された場所のみ。

 #「おーあれが北朝鮮かー」と撮ってから、軍人に「そっちはダメ!」って
   言われちゃいました。最初に言えよな・・・(^^;

 #撮影禁止区域が多いとはいえ、うまくやれば撮れると思います。
   撮ったもん勝ちです。
   但し、注意されますのでほどほどに・・・。

 #ボニファス・ベースキャンプ内は撮影自由です。

書き忘れていたことがあったので、追記します。
板門店の手前に位置する軍事施設(ボニファス・ベースキャンプ)に寄ったときに、
記帳があったので名前と一言を記入しました。
一言には「Love & Peace」と書いておきました!
やはりこの言葉が適切かと!!!

【ソウル市内】

朝鮮王朝時代の王宮巡りと韓国料理を堪能しました
石焼きビビンバ・カルビ・キムチ・プルコギ・ケジャン・生たこetc.
そうそう、鯛焼きも美味しかった。
(韓国の鯛焼きって、小ぶりなんですよ!)

レストラン

ソウルの町中を歩いていたら、おもしろい焼き肉屋があったので、
つい撮ってしまった。看板の文字が読めるかな???
「なまロス」???「ガルビ」???だって。

なまロス?

ガルビ?

看板を拡大!「なまロス」と「ガルビ」って書いてあるでしょ!




【訪問者宣言書】

誤字脱字がありますが、当時の宣言書そのままの内容です。
板門店を見学する際はこれにサインをしなければなりません。


訪問者(見学者)宣言書

(UNC REG 551-5)

統合警備地区への訪問者(見学者)は、下記を読み、そして署名することを要求されます。

1.板門店の統合警備地区の見物は、敵性地域への立ち入りを伴わない。敵の行動(活動)
 によっては危害をうける又は死亡する可能性があります。統合警備地区は中立地域です
 が、一方(南)は、国連軍の軍人により、他方(北)は、北朝鮮の陸軍軍人によって、
 それぞれ分割整備されています。
  国連軍のゲストの皆様は、軍事境界線を越えて北朝鮮軍の管理する統合警備地区へ
 立ち入ることは許されていません。
  また、軍変・事件を予期することはできませんので国連軍、アメリカ合衆国及び大韓民
 国は訪問者の安全を保証することはできませんし、敵の行う行動に対し、責任を負うこと
 はできません。

2.訪問者は下記事項に従わなければならない。

 a 国連軍軍人は、勤務時間外の服装として、軍種により規定された適切な軍服を着用
  する。訪問者は、国連軍の威厳を保持するに適切な私服を着用する。

 b 統合警備地区へ立ち入る前に、各訪問者(軍人を含む)は、国連軍の正式のゲストで
  あることを証明する薄片のバッヂを受け取って下さい。このゲストバッヂは、外部から見
  える衣服の上部左側に付けなければならない。
   このゲストバッヂは、キャンプ キティー ホークから出発する前に、返納されなければ
  ならない。

 c 北朝鮮軍人及び中華人民共和国義勇軍と、会話することを含んで、親しくすることや、
  交際することは、固く禁じられている。北朝鮮軍兵士、中華人民共和国義勇軍兵士は、
  次により識別できる。

  (1)軍人・・・・・警備兵は、褐色又は、くすんだ茶色の北朝鮮軍服で腕に赤色の腕章
            を装着、休戦軍事委員は、黄色の腕章を装着している。

  (2)報道関係者・・緑色の腕章を装着している。

  (3)訪問者・・・・上部ポケットに緑色の布片を装着している。

 d 訪問者は、北朝鮮側にとって、国連軍に対する宣伝材料となりうるような見振り、表現
  等を慎む。

 e 訪問者は、見学の最初から最後までグループとして行動し、見学案内者の全ての指示
  に従うように。
   いかなる不平・苦情はキャンプ キティー ホークに帰った後にうかがいます。

 f 火器、ナイフ等いかなる武器も、統合警備地区へ持ち込んではならない。

 g 共産側支配下の地域及び建物(黄かっ色に塗色)には、いかなる理由があっても立ち
  入れない。
   統合警備地域内の国連軍の建物(青色に塗色)立ち入るには、事前に見学案内者に
  より許可を得なければならない。

UNC Form 12EJ
  1 May 85


 h いかなる時でも見学者は、部隊の進路に立ちどまったり遮ったりしてはならない。会議
  室内の施設や装備をみだりに操作しない。統合警備区域内は、写真撮影が許可されて
  いるが、CKP#1(キャンプ キティー ホーク入口)からCKP#2(統合警備区域入口)の
  間の途中は禁止されている。

 i 若し、いかなる出来事が起きても、平静を保ち、警護の者の指示に従わなければならな
  い。

3.以上の事項に関するいかなる質問も、見学案内に聞きたださなければならない。

DECLARATION(宣言)

 私はこれを読み、理解し、そしてこの指導(指示)に従います。
 私が未成年の家族を伴っている場合、この見学に際して、わたくしが責任を有する未成年者
を伴った場合、私のこのサインは彼等にとって、これらの指導(指示)を承認することを意味
する。

       

SIGNATURE(署名):_______ DATE(日付):_______ 


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履歴

2001/02/03 新規作成(初版)
2001/02/04 MIDIファイル修正(2版)
2001/05/02 画像及び音楽dataを「i-disk(justsystem)」へ保管

最後までお読み頂きありがとうございました!!!


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写真は「i-disk(justsystem)」に保管しました。(2001/05/02)