ついに、HIDを装着しました。近所のカー用品店で、7万円を切ったので、ボーナスも出たのもあって、ついつい買ってしまいました(半分以上は衝動買いですが・・・)。選んだのは、市光工業製です。(ブランド名はVALIASです。)
市光工業といっても、聞いたことがない方も多いかと思います。私自身も、HIDの事を調べていて、つい最近知ったばかりです。簡単にいうと、日産系の会社で、スカイラインGT-R(34)などの純正HIDを提供している会社です。他社と比べ、いろいろな検査基準をクリアーした信頼の置ける製品だそうです。色温度は4300Kです。各社が似せて作っているHID色のハロゲンバルブの色です。
今回は、お店の方に取り付けをお願いしました(理由は後述)。作業にかかった時間はおよそ、1時間30分。はじめは、自分で、やってみようかと思ったのですが、最近特に忙しくて時間がないことと、いろいろな情報を見ていくと、工具や、経験などがないとつらそうなのでお願いしました。実際、作業工程に立ち会わせていただいたのですが、やはり、自分では、難しいなと感じました。カーナビの取り付けのように、根気でできるものとは違い、車にドリルで穴を開けたり、タイラップで巧みに束ねながら、配線を引き回したり、非常に手際よくやって1時間半なので、もし、仮に自分で工具を買いそろえ、挑戦したとしても、工具代と、莫大な時間がかかりそうです。また、取り扱いが非常に慎重でなくてはならず、もし、破損してしまったら、保証が利きません。取り付けをお願いした方が得策だと思いました。
取り付けが完了し、点灯させると、まず蒼白の光が放たれ、次第に純白に変わります。お店を出て、実際に夜道を走行すると、フォグランプは必要ないし、ハイビームにする必要もあまりなくなりました。それだけ明るいのです。劇的といっても過言ではありません。フィラメントのバルブとは次元の違う明るさです。投資額に対して、効果があったので、今回の買い物は○(マル)です。
実は、以前装着していた、PIAAのHIDライクなバルブは、対向車や前の車両、通行人にはまぶしく、運転する者にとっては、純正と比べてそれほど明るく感じないという、たちの悪いものでした。光そのものの明るさは、純正に比べればはるかに明るいのでしょうが、きっと、青白い光というのは、アスファルト舗装に吸収されてしまうのでしょう。また、雨の日の視認性も悪く、お世辞にもよいものではありませんでした。単なるドレスアップとしてはいいのでしょうが、走る時の安全性は、純正バルブの方がよいかもしれません。
しかし、HIDは違いました。蒼白(というか、純白)の太陽光のような光を放ちながら、視認性も抜群なのです。単なる青白い光ではなく、めちゃくちゃ明るいので、HIDライクのバルブのような現象(視認性の低下)がないのです。正直言って、おすすめです。これから、きっと、需要と供給のバランスの関係で、普及すればするほど安くなるでしょう。
一言付け足すと、純正のバルブが、12V55Wなのに対し、HIDバルブは、12V35Wです。消費電力は約6割、明るさは、純正の3倍弱です。極めて効率のよいバルブであることがわかります。メーカーのカタログによると、約2倍の距離でも同じ明るさ(照度)が、確保されるということです。(例えば、100ルクスの明るさが、純正では20mほどまでなのに対して、HIDでは45mでも確保されます。また、80m離れたところでの照度は、純正が5ルクスなのに対し、HIDは30ルクス以上あります。明るさは距離の二乗に反比例するので、どれだけ明るいかがわかるかと思います。)さらに、光の照射される角度も純正に比べかなり広いので、足下から左右までフォグランプなどの補助灯を使わなくてもよくなるわけです。
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