里山仕事・しょんた塾

しょんただより Vol.32



しょんた塾中他の草刈りで大丈夫だったか心配された牧ノ原公園のカタクリはそろって立派に開花。「多少増えたみたい」ってのは身びいき。でもその葉は変色して間もなく消えてしまいます。天蓋はすっかり葉桜、ちょうどウワミズサクラも終わったところ(どういう訳か去年に比べて花が少なかったですね。金谷と回りの野山はお茶刈り一色です。

もくじ

■ 第7回定例惣寄合のお知らせです
■ 16日は諏訪原城址竹退治大作戦
■ 平成16年度の年間計画予定です


■ 第7回定例惣寄合のお知らせです ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

日時:4月4日(日)午後2時〜午後2時半
会場:金谷町 ボランティアセンター会議室
出席;正会員16名中15名(委任状8通)
議題:第1号議案 平成15年度事業報告
   第2号議案 平成15年度決算案
   第3号議案 平成16年度事業計画
   第4号議案 平成16年度予算案
   第5号議案 役員改選

議案はいずれも提案通り総員の賛成で可決成立しました。多少マンネリではあるものの、ま、例年通り無理のないところでのんびりやってきましょ。ネジリハチマキで眉ツリ上げて「グヮンバッテしまう」のも似合わないし、と言ったところでしょうか。

事業計画や予算決算はほぼ例年通りですが、役員改選において肝煎の入換えがありました。増田さんが抜けて清水さんに代わります。共に金谷町在住。

法的にNPO(特定非営利法人)ですので3ヶ月後つまり7月には県庁、志太榛原行政センター等に上記議決の内容は公示されます。出席できなかった方々で個別に見たいよ、欲しいよと言われる方は肝煎総代に連絡いただけばお送りいたします。


■ 16日は諏訪原城址竹退治大作戦 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

遅ればせながらの連絡もうまく行かず、今年の「森づくり春の県民大作戦」は勝手連的な参加になりましたが、心意気はひとつ。諏訪原城址への侵入竹撃退大作戦は、5月16日(日)9時からです。この期に及んで参加申込も何もありませんで、諏訪原城址の駐車場に集合とします。ただ安全上の班編成の都合上、しょんたの会員の参加の可否は肝煎総代宛にご連絡下さい。

あらためて、参加案内の概況を再掲、会員向けの注意事項を伝達しておきます。

日時 平成15年5月16日(日) 午前9時から午後3時  (雨天中止*1)
場所 諏訪原城址入口駐車場に集合
資格 18歳以上(ジブンで自分の面倒を見られる人、という意味です。)
持物 昼食、飲み物、軍手、長袖シャツ、長ズボン、しっかりした靴、道具は
   用意しますが、使い慣れた道具(山仕事用の兼帯、鋸、ヘルメットなど)
   があれば是非持参下さい。すでに蚊が元気です、蚊やりも忘れずに。

9時に集合・点呼を完了したら、諏訪原神社に戦没者の慰霊、作業の安全祈願のために参列・拝礼します。そのあと五年前からの侵入地区撃退作戦の戦跡を見学、作業時期と方法、処置とその結果を全員で検分し、適正な方法のイメージを掴んでもらいます。竹の種類や密度、土地の傾斜などの典型を選んで伐倒から枝葉の始末までの作業方法を指導をします。

これまでは伐倒の方法や始末の仕方などに比較的無頓着で「愉しく切ればよい」といった面がありました。事故は正しく合理的な作業でない所から生まれます。遠回りに見えても昔からのやり方が疲れず、後の始末や次の作業に合理的であることはこうした仕事の典型です。今年はジックリやりましょう。

以上の狙いもあって今年の主会場は石畳脇にします。竹の種類や倒木の種類も豊富で「正しく」手入れすると見違えるようにできる、のが理由です。人数によっては時間に余裕もあり得ますので、その場合は後の時間を諏訪原城址に振り向けるつもりです。

城址の方は、竹林の状況別に今後の作業方向を検討したほうが良いと考えています。少なくとも3、4号壕と10、11号壕のやり方は変える必要がありますし、10号壕以東の斜面の伐倒分は今までのように壕底に放置するやり方は不適切ですし、林地の境界の確認も含めて金谷町教育委員会とも相談する必要が出てくると思われます。


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カレンダーに印をしといて下さい。ホームページにもそのうち載るでしょう。概ね第3日曜が目安です。他団体との調整その他で多少変ることがあります。

月 日
活動項目
内 容
5月16日 公募イベント
諏訪原城址・東海道石畳脇 侵入竹撃退大作戦
詳細は上記にご案内の内容。肝煎総代の不手際で「静岡県春の森づくり県民大作戦」への参加企画を確認しておきながら、県への連絡が抜け落ちて「自称」になってしまいました。こちらをご覧の皆さま、参加をよろしく。
6月13日 定例活動
しょんた草刈り:正しい土手草の刈り方束ね方
何故土手の草を刈るべきか?上下の田んぼが別人の持ち物である場合に所有権の境界線は土手の上端か下端か?また草を刈る範囲は所有権の範囲と同一か?鎌を持たない側の手で草を握る場合の親指は上か下か?基礎的な疑問約束事、基本動作のイロハから意味を問い直し、基技能の定着を図ります。
7月11日 定例活動
しょんた他の竹林整備地の残党刈り、始末観察
孟宗竹の竹の子は青々と逞しい青年竹になっています。オクテのハチコ(淡竹)はまさに「雨後の筍」でしょう。しょんたのクロチク林、皆伐後三年経った要観察の茶畑下の孟宗竹林跡、諏訪原城址、石畳脇残党狩りと林床整備、さて問題は渇きと蚊との戦いかも。
8月 お盆の月は、山仕事をするときではありません川遊びに行くと河童に尻子玉を抜かれますが、山に行ってどうとかされるハナシがあるわけではありません。涼風と西瓜、簾と甲子園観戦の方が似付かわしく、ちょうど第二週がお盆と重なり参加者の都合もつけにくいこと、そこまで「稼ぐかよ」と思われたくないですしね。
9月12日 定例活動
しょんた草刈り:刈払機の正しい使用法と始末
十二月の牧ノ原公園カタクリ自生地の草刈りや、その前後でしょんたの林床や土手草刈りに活躍する刈払機について、使用法のイロハを指導します。力任せに振り回して後始末がやりにくい刈り方だったり、必要以上の回転数で燃料のむだ遣いをしていたり、後から振り返るとやりのこしだらけだったり。上手と下手の違いを理解し、技能を身に付けるやリ方を学びます。
10月 2日 定例活動
大井川流木クリーン大作戦島田 実行委・協力参加
実行委員会への参加を求められ、「流域の行政、企業、団体、個人を「流木」を拾うという行動を通じて、大井川の恵みと流域住民のコミュニティの前進を図る」という趣旨に賛同するものとして惣寄合後の懇談でも話して正式に参加することにしました。
10月10日 定例活動
しょんた:除間伐とチェンソー実体験の指導法
翌月の諏訪原城址での間伐公募イベント向けに、指導者講習を意識した実践的な内容で行います。自分が使えればいい、ではなくて「素人に如何に安全に使って貰えるようにするか」がテーマです。
年度後半の予定の解説は、次のたよりまでお待ち下さい。
11月14日 公募イベント 諏訪原城址・ヒノキ林間伐大作戦
12月12日 定例活動   牧ノ原公園カタクリ自生地の笹刈り、枯木除伐
1月 9日 定例活動   しょんた:草刈り、除伐、間伐、林床整備など
2月13日 定例活動   しょんた:草刈り、除伐、間伐、林床整備など
3月13日 定例活動   しょんた:草刈り、除伐、間伐、林床整備など
4月 3日 第8回定例惣寄合

  

 


■ 会員へのお知らせ 編集後記 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

振込用紙を同封しますので、まだ年会費を納めていない会員は、会費を入金して下さい。正会員年会費:3千円、賛助会費:1口2千円 です。


編集 特定非営利活動法人 里山仕事・しょんた塾

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