M-note


THIRDマスター(マスヘイ)が、なかなか聞けない裏話、面白い話、本音を語ります。


ある日来た街

なんの意味はなく、ある駅に降りて街の懐かしさにひたっている。
あいつが住んでた街だった。
何もかもに想い出があって、 それが何もかもが悲しかったり楽しかったり...
一緒に行ったお店に入っても、今は一人だし、すでにお互いに違う生活をしていて、
あいつも、この街にもういないのはわかっていた。
すべてが変わってしまった僕達なのに、この街だけはあのころのままだった。
久しぶりに来た街だけど、 もう僕は、ここには来ないと思った。
もう一度だけ、この景色を自分の目に焼き付けておきたかった。 変な未練みたいなものかな?
たぶん、もうこの駅では、降りることもないだろう。

たまにTVを見ていて、そんな街角が映ると、 会いたい気持と会えない現実に心が揺れる。

02/26/2000

by マスヘイ fwhk7112@mb.infoweb.ne.jp


ジグソーパズル

付き合いも半年以上過ぎると、 いくら静岡が広くて観光場所がいっぱいあるとはいえ、
もうほとんどの場所に行き尽くしてしまった僕達は、
休みの日は部屋でゴロゴロしていたり、近所を散歩したり、
車の洗車、そのくらいしかしていなかった。
そんなある日二人で市内を車で走っていると、 真新しいパズル屋さんを発見!
早速中に入って 二人で半日くらいでできそうなやつを探し購入。
部屋に戻って、それに取り組んだ。
でも、僕が手を出す余裕のないくらい彼は熱中してしまい、それだけで二人は喧嘩をした。

また、それも今では、良い想い出のの一つになりました。
出来上がったその絵は、今でも僕の部屋に飾ってあります。
もうあれから7年少々色あせた絵が僕と彼の別離の長さを感じさせられます。
その時に買ったパズル屋さんは、いまは、もう別のお店になってしまいました。
悲しくも、ほのぼのした僕の恋の1ページです。

02/03/2000

by マスヘイ fwhk7112@mb.infoweb.ne.jp


A Happy New Year

8年前の年末、僕は、パリから帰ってくる彼を待っていた。
30日の夜ようやくNew Yearに間に合うように帰ってきた彼と、
31日に紅白を見終えて二人で近くの神社に初詣に向かった。
僕は、彼からのプレゼントのナイキのウインドーブレーカーを着込んで、
お互いの上着のポケットに手を突っ込んで、僕達は、幸せだった。
神社の前は、すでにカウントダウンを待つ人達でいっぱいだった。
人混みをぬうように二人は、前へ前へと進んで行く。
僕達の身体は、ピッタリとくっつき、人目も気にしずに人混みの中で 抱き合っていた。
僕達の事なんか誰の目にも付かず、カウントダウンを待ち 鳥居を注目していた。
そして二人は、新年を迎え、人混みに流されるように神社の 境内へと吸い込まれていった。

ユ-ミンの曲で[A Happy New Year]っていうのがあって、
その中の歌詞で僕が好きなフレーズ、
「今年も最初に会う人が あなたであるように、はやく、はやく・・・・・」
今でも僕の大好きな曲の一つです。 皆さんは、どんな新年を迎えましたか?

01/07/2000

by マスヘイ fwhk7112@mb.infoweb.ne.jp


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wbs05438@mail.wbs.ne.jp 02/26/2000