★HOTSHOT 4WD(1/10) ホットショット4WD 発売日’85/4/16発売時価格=2万1800円

タミヤが満を持して発表した4WDレーシングバギー第1弾。無駄を省いたスマートなボディデザインにモノコック構造のABS樹脂製シャーシに、デフギヤとボールベアリングを内蔵した完全密閉式の前後ギヤボックスなど、シャフトドライブによる「速く走る為の」フルタイム4WDメカニズムという新たなスタイルが誕生した。足回りはダブルウイッシュボーン+モノショックの四輪独立サスペンション、特にリヤは複雑なリンク機構を介して縦置きのダンパーユニットを作動させるユニークな構造。前後で幅の異なるロープロファイルタイプのオーバルブロックタイヤがRS−540Sモーターのパワーを路面に伝え、四駆ならではのトラクションでダートを駆け抜けた。数々の新機軸を盛り込んだ意欲作として発売と共に爆発的な人気を集め、電動RCバギー新時代の到来を告げた歴史的モデルだ(タミヤRC四世紀の記録より抜粋)

 

★HOTSHOTとわたし

発売時期の’85と言えば私が14歳の時。恐らく中学二年くらいだ。大体小学校高学年くらいからRC(ラジオコントロール)がブームになり、当時周りの頭の出来る奴らは、ワーゲンオフローダーやファイティングバギーを持っていた。私は初めて買ってもらったRCは確かホンダF2だと記憶しているが、他にもスバルブラットやホーネットなども所有してた気がする。そしてこのホットショット。発売時「いいな〜欲しいな〜」と思っていたらなんと親戚の兄ちゃんが買ってくれたのである!何のきっかけか覚えてないが、親戚の兄ちゃんは競輪選手でお金持ちだったのか、ただ強烈にある言葉が脳裏に焼き付いている「これで町内イチの速い男になれ!」初めてレースに出たのもこのホットショットだった。結果はもう覚えていないが、バスに揺られて聖地に行き多くの同士に囲まれたオフロードコースを爆走した記憶だけは鮮明に残っている。あれから時は流れて17年・・・レストアしたホットショットで同じコースを走ってみると、何もかもが小さく感じ少しせつなくなってしまう(ツーリングカーブームの中、一人だけでしかも十何年前のラジコンを走らせているのだから)だがそれと共になんともいえないノスタルジィな雰囲気に浸れて、過去の思い出を清算し人生の再出発を認識し時の流れに涙するのであった(意味不明)

★HOTSHOT復活作戦!

ホットショットは1型と2型とスーパーショットの3タイプあると思う。私の思い出のマシンは当然ホットショット1型だ。そう一番最初のヤツ。いつの間にかダンパーが効かなくて戻らなくてペッタンコになってるヤツ。今思えばそれはそれで非常にワイド&ローで味があって格好良い!第一オイルダンパーが前後2本で済むわけだから簡単だ。さて、最初に「よ〜し!ホットショットを走らすぞ!」と復活宣言し手に入れたマシンは、なんとホットショット2型であった。実は私の電動ラジコン人生はホットショット1型で遊んだ後今日まで凍結されていたのである。高校時代はラジコンヘリをやってたし、その後進学し就職し趣味は車やバイクに移行して行き10年以上は電動ラジコンから離れていたのだ。だから2型やスーパー、アバンテ、マンタレイって何者?の世界である。取りあえず話が脱線したので戻しまして、ボディを黒く塗ってた時「あれ?確かホットショットって赤だったような気が」と思い新たに初代ホットショット復活作戦を決行したのです。ちなみにその時の2型はディスプレイ用として飾ってあります。スーパーに関しては機会があれば欲しいけど(カッチョイ!)今は1型がお気に入り!

★My HOTSHOT

現在は3台所有しています(そのうち2台は実走行可能)さすがに根性なくてアンプ仕様です。1号車は出来るだけノーマルを意識し、前後オーバルブロックタイヤやスチールアンテナ、ダミーのセメント抵抗に古いモーター(テクニゴールド)などを搭載してます。2号車はお気に入りの前後メッキホイールのピンスパイクタイヤ、バッテリーガード、スポーツチューンモーターで走らせています。一度ギャラリーから「私もホットショット持ってますが、もったいなくて走らせていません」という言葉を掛けられました。しかし先日模型屋で1万円で新品をゲットし、シェイクダウンしてる人を見た私としては「ゆっくりで良いから走らせて!いつもと違う感覚とあの時代にタイムスリップ出来るから」と言いたいです。今後も必ずサーキットに連れて行き走らせ続けたいと思いました。

 

★ホットショットとその夢

夢はですねえ、ホットショットワンメイクノスタルジックレースなんてやってみたい。6台くらいで当時を再現しレースをやるのです。遅かろうが速かろうがそういうのは関係なくて、みんなであの頃へタイムスリップしてワイワイガヤガヤ走らせるのです。子供だったあの頃へ帰るのです。そう泥と砂にまみれたオフロード馬鹿一代に・・・つづく


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