真鯛釣り QアンドA集

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真鯛釣りに関する質問や疑問をまとめてみました。

今後もメールなどで寄せられた質問等を順次掲載して

いく予定です。質問・疑問などありましたらメール下さい。

目次

タックル編

仕掛け編

コマセ、付け餌編

実釣(テクニック)編

その他編


 

★ タックル編

Q、竿はどうして長めのものを使うのですか。

A、今使用しているのは3.6m〜3.9m位を使っていますが、当地では

  基本的にポイントが外洋で波も荒い日が多く、短い竿ですと竿がはねて仕掛けが

  落ち着かないためです。ちなみに当地では4.2mを使用している人も

  多数います。

  私は3,6mを好んで使いますが、凪の日は短めの3mを使うこともあります。

  釣行時にはできれば長短2本の竿は持参をお勧めします。

Q、真鯛竿の何号くらいの竿を使うのですか。

A、自分の場合30号負荷の竿に最高130号位の重りを使う時もあります。

  メーカーによって号数が同じでも調子や強さが違う場合もありますが、

  一流メーカー品でしたら30号でも非常に丈夫です。また、柔らかい竿の方が

  引き味が楽しめます。海の様子でできれば50号もあった方がいいですね。

Q、中通し竿と外付けガイド竿ではどう違うのですか。

A、外付けガイド竿の場合、新素材の道糸を使いますので、竿先に道糸が

  絡みやすいという欠点があります。しかし竿先が細く出来ますので号数が

  同じなら竿の調子は外付けガイド竿の方が柔らかくなります。

  中通し竿はメンテナンスの悪さや新素材の道糸が傷つきやすい等の

  欠点もあります。結局は好みの問題ですが、DBガイド竿を購入、使用しての

  感想は確かに絡みにくいし使いやすいと思います。

  難点は傾斜ガイドが物に当ると変形しやすい事です。

  大手メーカーも現在ではもう中通し竿は作っていないのではないでしょうか。

  最近LCガイド竿が出てきましたので注目しているところです。

Q、カーボン竿とグラス竿との違いは何ですか。

A、使用して見て重さとか調子の違いもありますが、反発力がカーボンの方が

  あるようです。ただ、あくまでも私見ですが、特に凪時にグラス竿で真鯛をかけると、

  すっぽ抜けや、バラシが多いような感じがします。

Q、手巻きリールと電動リールではどちらが有利ですか。

A、手返しの便利さから見れば、やはり電動リールの方が便利です。深場の

  手巻きはしんどいですね。ただ、自分の場合には鯛が掛かれば、

  手巻きで巻いてきますし、30M以内の浅場には手巻きを使います。

Q、電動リールは高価で手が出ないのですが。

A、真鯛釣りだけでしたら手巻きでも充分です。ただ一度電動を使うと

  手巻きには戻れな いという人も多いです。メーカーの最高機種などでは

  10万円クラスもありますが、高速、低速の2段切替えだけの機種や、

  旧機種などは安くなっていますので取り合えず電動が欲しいという人

  はそうした機種がお勧めです。

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★ 仕掛け編

Q、カゴの調整はどのくらいにしていますか

A、今は下の出口を全部締め、上の出口を半分ほど開けています。

  かつては逆にしていましたのでどちらでも問題はないと思います。

  ただ仕掛けの回収時にコマセが少し残っているよう常に調整しています。

Q、天秤もいろいろな種類があって迷うのですが。

A、真鯛釣りの場合は長いハリスを使うので天秤は腕の長さが60cm以上は

  必要だと思います。形状は各種ありますが、今使っているのは、腕の

  長さ60cm太さ2.5ミリで腕がまっすぐな黒い天秤を使っています。

Q、クッションを天秤の上下に使っている仕掛けもありますが。

A、自分の場合は天秤の下に付けるだけですが、上に付けている理由は

  多分船べりのキズ防止や先糸兼用ということだと思います。

  どちらでも問題はないと思います。

Q、ハリスは何号を使うのですか。

A、基本的に5号、最近ではハリスの強度も上がっていますので、鯛狙いでは4号を

  使うことも多くなりました。真鯛の大型に加えシマアジやヒラマサ、ワラサ等の

  青物も回遊してくるため、あまり細めのハリスは無謀です。年に何回かしかない

  大型の当たりでも確実に取り込めるか、バラシて悔やむかの差は大きいですよ。

  近場でも時折大型がでますのでイサキ兼用でも4号以下は使っていません。

  実釣編でも紹介していますが、最近は5,6号ハリスに4号ハリスを直結して

  使用しています。全体が8ヒロなら、5号、6ヒロ、4号、2ヒロくらいです。

Q、御前崎方面はハリスがかなり長いと聞いています。また、長いほうが

  釣れるのですか。

A、沖のオモリでは最近10ヒロ以上が普通で、25m以上も使うと聞いています。

  年々、エスカレートしていくようですが、そんなに長いハリスを、まず一般の釣り人が

  まつらずに使いこなせるのか疑問です。

  潮が速い時は確かにハリスは長めが有効ですが・・。

  いたずらにハリスは長くなる傾向があり、遊船の船長達も頭が痛い所です、

  だれかが25mで釣ったとなったり、廻りの遊船が長いハリスで喰わせたりしていると、

  どうしても競争せざるを得なくなり、結果的にまつりが多くなり、ロスも出ます。

  仲間内でしたらいいですが乗合だと、人数も限られてきます。  

  私の場合は潮の流れと鯛の喰い気を見て判断しています。

  基本は7ヒロ10mです。潮がかなり速い場合に、15m以上を使う場合もありますが

  数釣れる時は10m以下の時が多いです。

Q、最近「サンライン社」からピンクのトルネードなるハリスがでましたが

  本当に効果はあるのですか。

A、私はまだ使ったことがないので効果の程はわかりません。

  当地でも船長によって意見が違います。でも機会があれば是非、試してみたい

  と思います。

Q、針は小さい方が喰いがいいと聞いていますが。

A、自分は周年、真鯛針の10号を使っています。食い渋り時には小さい針の

  方が有効だとは思います。ごくまれに喰いの悪い時に9号を使う程度です。

  余り小さな針を使うと小物にも飲まれてしまいます。

Q、市販の仕掛けを使っているのですが。

A、一般に売られている真鯛仕掛けは総じて針が11号とか12号と大きすぎる

  ように思います。針が結べる方なら、もう1ランク落として結び替えた方が

  いいと思います。夜光玉もソフトタイプがついているものならすぐに外せます。

Q、一度使ったハリスは捨てた方がいいでしょうか。

A、ハリスがカーボンでしたら吸水性が少ないので傷がなければ何度?でも

  使えます。ただし、ハリスに傷や直せないヨリがあったなら新しいハリスに

  変えましょう。 また傷があって切り取った残りのハリスは枝ハリスとして

  再利用しています。針も表面がきれいでも中が 錆びていて折れることがありますので

  新しいものに変えることをお勧めします。

Q、針元につける夜光玉はどう使い分けるのですか

A、夜光玉はほとんど使ってはいませんが、餌取りがまったくない時など

  に使う時もあります。自分の場合はソフトタイプの緑とピンクの3号を

  使います。潮が濁っている時にはピンクを逆に澄んでいる時は緑を

  主体に使用しています。餌取りが多く付け餌がまったく残ってこない時は

  即はずすようにしています。

Q、ハリスには1本針ですか。

A、真鯛では1本で通しています。イサキ等の五目釣りで2本針に鯛が釣れる

  こともありますが、枝針で釣れる鯛は総じて小型が多く大物を狙う場合は

  1本針に限ります。

Q、水中ウキの仕掛けも出回っていますが使っていますか。

A、現在迄、使ったことはありません。2ヒロ位ハリスを伸ばすときに小型の

  ヨリモドシを付けて伸ばしたハリスに喰ってきたこともありますので、仕掛け

  をなじませるという効果はあるかもしれません。機会があれば試してみたい

  と思います。

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★コマセ、付け餌編

Q、コマセはオキオミですか。

A、当地ではオキアミオンリーが一般的ですが、自分の場合必ずアミを混ぜて

  います。比率はオキアミ6に対しアミ4くらいです。

Q、なぜコマセにアミを混ぜるのですか。

A、アミの集魚力とオキアミとのつなぎのため、経済的に安くつくという点も

  あります。特に集魚力という面では使い始めの頃、釣れた大型の鯛が

  イケスでアミをごぼごぼ吐くのを見てから確証して使っています。ただし

  アミは半解凍で使うのがコツです。暑い時などはアミも小出しして使い

  コマセにもタオルをかけて使っています。

Q、コマセのオキアミはつぶして使うのですか。

A、カセットビシのLタイプを使い、カゴの出具合を絞り気味にしていますので

  やや粗目につぶして使っています。

Q、コマセの量はどの位ですか。

A、半日釣るとしてオキオミの四つ切り(2k強)を1つとアミの四つ切り(2.5k)を

  半分位です。1日でもオキアミが2つ、アミが1つあれば十分です。

Q、黒く変色したオキアミでも釣れますか。

A、程度にもよりますがやや変色したくらいなら問題ありません。かつて黒く

  なったオキオミをコマセして鯛、イサキが入れ喰いになったことも

  ありますが、見た目もありますので付け餌はクーラーから小出しして

  使いましょう。変色してきたものはコマセにしていきましょう。

Q、付け餌のオキアミは1匹付けですか。

A、自分の場合は年中1匹付けで通しています。尾羽を取って丁寧に

  付けています。2匹付けはワラサ狙いの時にするくらいです。

Q、オキアミに赤や、白いものや大きさもいろいろありますが付け餌には

  どんなものがいいのですか。

A、付け餌用のパックしたものも売っていますが、自分の場合はコマセの

  中から白くてプリっとしたやや小ぶりなものを好んで使っています。

  赤いものは身持ちが悪いと思います。大きいものはワラサには

  使っています。

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★ 実釣(テクニック)編

Q、ハリスが長いため手前マツリばかりするのですが。

A、ハリスにヨリを取り除くため投入、回収の度に両手でしごくようにヨリを

  とるようにします。特に小物が釣れたりしたらヨリがひどくなりますので次の

  投入時に注意します。サバなどが釣れて他の人と仕掛けが絡んだヨリは

  元には戻しにくいようです。

  また、ハリスを選ぶ時にスプール径の大きなものをお勧めします。

  最近は5、6号ハリスに4号というように直結し、編み込み補強して

  使用しています。かなり捌きやすくなります。

Q、当たりがあったら合わせた方が良いのですか。

A、穂先がコツコツしたような当たりは竿を起こすようにして合わせるというより

  乗りを確かめるという感じです。中型以上になると竿先が海面に突き刺さる

  ような当たりになりますので、あえて合わせはいらないと思いますが、自分の

  場合は走りがとまった段階で竿を起こして合わせをします。  

Q、鯛を狙っているのに外道しか釣れないのですが。

A、外道の種類によって対処策が違います。サクラダイ、カサゴ、メバルなどは

  根や根周りにいますので、こうした外道が釣れた場合は棚を少し上げて

  様子をみます。トラギス、カイワリ、ホウボウ、アマダイなどは砂地や泥地に

  いますので程度にもよりますが、同じ棚を攻めるか、あるいは棚を上げて

  みます。サバ、アジ、イワシなどは群れがすぐにいなくなる時もありますが、

  同じ棚でコマセをバンバン振るか、逆に コマセを巻かないようにするかの

  どちらかです。 厄介なのがウマズラ、カワハギ、フグ、アイゴなどです。

  これらがあまりにも釣れてきたら場所替えの合図です。夏のシイラや

  ソーダカツオ等はハリスを詰めたり、仕掛けの落し方を工夫してみましょう。

  イサキ、メジナは同居していることが多く、粘っていれば鯛も釣れることも

  多いですが、ハリスを長くしてみると当たることもあります。

Q、小型しか釣れないのですが。

A、小型でも釣れるときは鯛の喰い気はあるので、なるべく我慢して同じ棚を

  攻めたほうがいいと思います。大型は上の棚にいることも多いので、小型鯛の

  棚より1〜2m上を攻めてみましょう。それでも小型が釣れる時は更に1mずつ

  上げて様子を見ましょう。

Q、周りの人ばかりが釣れるのですが。

A、付け餌が取られるのか否かで対策も違います。

  付け餌が取られていれば

1. 棚を上げたり逆に下げてみる。

2. 置き竿から手持ちに変えてみる。

3. 餌を小ぶりに変えてみる。頭だけかじられる場合は頭だけを付けて見る。

4. 夜光玉などははずしてみる。

5.イカの短冊などをオキアミを付けた後に付けてみる。

6. 針を1ランク小さいものに変えてみる。

7. コマセが出過ぎている場合もあるのでコマセの出具合を絞ってみる。

  付け餌が残っている場合

1. 棚を下げてみる。

2. 時々大きくゆっくりと竿をあおって誘いをかけてみる。

3. 夜光玉を付けてみる。ピンクと緑の両方を試してみる。両方付けてみることも。

4. ハリスを2〜3ヒロ伸ばしてみる。

5.クッションゴムを(1m〜2m位)を追加してみる。

6. コマセの出具合を絞ってみたり、逆に棚でコマセを振ってみる。

7. 竿先をあまりにも見つめすぎないこと(^。^)食事やトイレにいってみる。

  当日の潮加減や場所や場所によっては、ハリスの長さも伸ばしたり

  出来ない場合もあります。

  強度が上がったのでハリスを細くすることも、喰い渋り時には確かに有効ですが、

  当地ではギリギリ3号が限度でしょう。喰わないと更に細くしたい衝動にかられますが

  大型が欲しいのでしたら、そこは我慢です。

  いろいろ試しても釣れない時は、運がなかったと思って次回に期待しましょう。

Q、誘いはどの程度行うのですか。

当地の海は外洋であり、周年、風やウネリがあるといっても過言ではありません。

  比較的長めの竿を使うのは、そうした影響も多いからです。

  誘いは自分の場合、ほとんどしません。静かに鯛に喰わせるというのが持論です。

  下手な誘いは、いたずらに餌取りの餌食になるだけです。

  鯛が確実にいるのに喰いが悪いというときに、たまに竿をゆっくりあおる程度です。

  しかし凪で潮が動いていていないときは、誘いも確かに有効だと思います。

Q、当たりがあってもすっぽ抜けするのですが。

A、当たりがあって針掛かりしないのは外道の時もあります。やり取り途中で

  外れたりする場合は当日の喰いの状況で防げない時もありますが、

1. 針先が甘くなっていませんか?針を研ぎ直すか交換する。

2. 棚を少し上下してみたり、ハリスを長くしてみる。

3. 針が小さすぎる場合もあるので針を1ランク大きくしてみる。

4. 竿の調子が原因の時もあるので予備の竿があれば竿を変えてみる。

  特に硬い竿から柔らかい竿に変えてみる。

Q、私は人からバラシが多いと言われますがバラシを防ぐ方法はありますか。

A、はっきり言って私もバラシは多いです。(笑い)

  バラシの種類はドラグの閉めすぎ、ハリス切れや、針折れなどの仕掛けの不備、

  すっぽ抜けなどの不可抗力や竿を含めた仕掛けバランス不備などがあると思います。

  大型になると仕掛けの中で一番強度の落ちた箇所が飛びます。

  クッション、ヨリ戻し、ハリス、針などは常に点検して、チェックすることを習慣付け

  することです。私もつい、まだ使えるとか勿体ないと思って使い、何度も痛い思いを

  しています。基本的にはどれも一ランク上のものや、新品を使うようにしましょう。

  すっぽ抜けも針先が甘いとかが一番考えられますが、すっぽ抜けでバラス人を

  見ると一般的に竿が堅いように思われます。竿を変えればかなり防げるのでは

  ないでしょうか。それでもバラシはある程度はつきものです。根本的に解決する方法が

  あれば私もぜひ教えて欲しいです。

Q、狙う棚というものが良く分からないのですが。

A、最初の投入時に指示があればその棚(基本的にはカゴの位置)から始め

  ボート釣り等、自分で棚を探る場合はハリスとクッションを引いた分の水深

  から始めていけばいいと思います。あとは付け餌が取られれば1m位上に

  取られなければ同じ棚か1m位下にを基準に当たり棚を探ります。

  活性の良い時は水深の半分くらい上まで上がって来ることもありますので

  根気よく探りましょう。探り当てた棚が餌取りだったということもありますが、

  鯛がいて、喰い気があれば必ず喰ってきます。

  いままでの経験上、潮が速い時は、低めで、逆に流れていない時は、高めで

  喰ってくることが多いです。

Q、鯛は潮が流れている方が釣れるのですか。

A、鯛に限らず海釣りは潮流れが絶対条件です。潮流れがないときでも釣れる時も

  ありますが、やはり流れているほうが釣れます。 ただし、それも程度問題で

  130号を使っても飛ぶような潮のときは仕掛けが浮いて釣りになりません。

  ちなみに当地では北から南へ流れる潮(駿河湾の奥から来る潮)が正潮

  (ニヤ潮)で一番釣れる潮です。逆潮(裏潮)や沖へ流れる潮(西から東)でも

  釣れますが、正潮が最も良い潮です。潮流れはポイントについてみなければ

  わからないし、大潮でも全く流れない時もあります。半日で潮がまったく違うことも

  多く潮流れのいい時を狙って釣りに行きたいものですが難しいことですね。

  それでも一般的に言われる大潮後の中潮が潮流れのいい時が多いです。

  いま自分もデーターを集計しているところですが98年からの分析結果では

  意外にも釣れた順に小潮、長潮、中潮、大潮でした。大潮周りはたいして

  釣れていず小潮が一番とは驚きました。まだ、データーが少ないし、

  当地のみの結果かも知れませんがご参考までに覚えておいて下さい。

Q、潮が上と下で違う(2枚潮)みたいですが。

A、一番難しい潮になります。表面の流れに目が行ってついハリスを長く

  したくなるものですがハリスは潮が動かない時と同じように短めにして

  みましょう(4〜5ヒロ位)。また可能ならば思い切って浅場に移動して

  みましょう。難しい潮ですが98年度の釣行分析では潮が動かない   

  時よりは釣れています。

Q、潮が流れているかどうかはどう判断するのですか。

A、ボート釣りではアンカーを入れ、船が安定するのを待っての判断が

  一番間違いないです。他船に聞く(笑い)こともいいですが、他船が出している竿の角度

  で見ることもできます。自分はポイントに着いたらすぐにアンカーを入れずに

  しばらく山立てを見て、風と潮加減で自船がどう流れていくのかをGPSで見てある程度は

  判断しています。

  沖の流し釣りでは、船長に聞くのがいいでしょう。

  慣れてくればやはり山立てで、自船の流れ具合をみて判断できるようになります。

Q、マイボートは持っているのですが、いまだに大きな鯛は釣ったことがありません。

  どうすれば大きな鯛は釣れますか。

A、まず、釣れる時に釣れる場所に行くことです。沖に行けないような小さなボートでしたら

  近場で自分でポイントを見つけるしかありません。

  「根」というのは面白いもので鯵の付く根なら、今はここというように同じ根でも

  付く魚がほぼ決まっています。鯛も好きな根があるらしく、決まって同じ時期に

  同じ根に集まります。  マイボートのオーナーでしたらそうした根を探すのも

  楽しみになります。初心者の方は鯛も根にいると思って錯覚している方がほとんどです。

  確かに根にもいますが、特に大型は根の近くにいると思ってください。

  「鯛は根をはずせ」が決め手です。

Q、海水温が下がった時などは、喰わないといいますが、そういう時は

   どのような工夫をするのですか。

A、当地では冬は特に西風が強く吹き、1週間以上も吹き荒れることがあります。

  西風が強く吹くと翌日の水温は下がってきます。

  前日に比べ水温が急激に下がると途端に魚が口を使わなくなりますが

  餌取りが活発でしたら大いに期待はできますので、基本的には粘ります。

  餌取りがまったくなく、更に西風が吹く時は厳しいので状況にも

  よりますが、「付け餌が残っている場合」の対処策をとって反応がないよう

  でしたら打つ手はありません。

  また、水温の下降が比較的緩めの深場ポイントを選択することもあります。

  あと、当地だけの傾向かもしれませんが、朝水温が低くても、北、北東風の

  風でしたら、午後には必ず水温が上がってきます。

  水温も表層と海底では当然温度差がありますので、絶対とはいえませんが

  午後勝負という日もあります。

Q、ズバリ真鯛釣りの秘訣は何ですか。

A、それがわかれば自分もプロになれると思いますが、基本的には手返しでは

  ないかと思います。むろん他にも重要な点がありますが、空針では

  絶対釣れませんから。あとは根気でしょうかね。最後の1投まで

  あきらめずに手返しを続けていく根気を持つことだと思います。

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★その他編

Q、アンカーはどんな物を使っているのですか。

A、当地は根が多いのでステンの4本爪のアンカーを主に使用しています。

  重量は5〜6kで軸が4〜5cm径で長さ50〜55cm、爪が12mm径から

  13mm径で長さ45〜50cmのものを溶接加工して取り付けています。

  船の大きさで爪径など異なりますが自分の船では12mm径では

  使用している内に亀裂が入ってきて折れてきましたので

  最近は13mm径を角度を緩めにして使用してます。

  又、砂場用に漁師アンカー?も使う時もあります。

     

Q、アンカー入れが難しくてポイントに入らないのですが。

A、風と潮そして水深を見て入れるのですから、私でももなかなか1度で

  ポイントに入れるのは難しいです。一度アンカーを入れてみて、GPS、山立てなどを

  参考に船が落ち着いたら船の角度をコンパスで確認してから入れ直します。

Q、アンカーが抜けない時はどうするのですか。

A、船でいろいろな角度から引っ張って見て、外す努力をしますが、

  それでも外れないときはロープを切るしかありません。がっちり食い込んでいる場合は

  注意して操船しないと危険です。概して海が凪の時の方が抜けない時が多いです。

  アンカーを入れたとき、すぐ後進をかけて必要以上にロープを出さないようにすれば

  少しは防ぐことは出来ます。

Q、掛かり釣り(アンカー)釣りに制限区域はあるのですか。

A、ロラン数字で決まっているようですが、一般的には御前崎灯台と伊豆半島の

  先端(石廊崎灯台)を結んだ線の内側と聞いています(石花海は除く)。

  ただしその制限内でも漁業船や遊船が流し釣り(スパンカーを張って釣る)を

  しているポイントは絶対にアンカーを入れないようにしましょう。

Q、真鯛釣りについて鯛吉さんが気をつけていること(ジンクス?)はありますか。

A、ジンクス?ならいろいろありますよ。(笑い)

 1、朝一のアタリは絶対にばらさないようにする。(先発隊、鯛?ともいいますが

   バラスと後が続かないような気がする。)

 2、これは皆さんやっているかもしれませんが、おにぎりの梅干は持参しない、

   また、梅干の種は海に捨てない。(ある本で魚は酸が嫌いだとか、みかんなども

   同じ。)

 3、釣れた放流サイズは即ポイしない。(エア抜きしてバケツかイケスに入れ静かになったら

   放流する。)

   釣れた鯛を即ポイすると一目散に海底めがけて走っていきます(エア抜きしても)

   何かしらの危険信号をだしているのではと思うから。朝一のバラシも同じ理由。

   エア抜きしてバケツなどにいれて怒りが収まってから静かに放流すると

   本当に静かに泳いでいきます。

   針を飲み込んで死にかけているものは、おかずで頂く。

 4、ゴミは絶対に海に捨てない、持ち帰る。

  他には、出港前に神棚に手を合わせる、弁当やトイレの回数を多くする、竿先を

  見つめない(マジですよ)

Q、恐い思いをしたことはありますか。

A、釣行回数に比例していろいろなトラブルに遭遇します。

  大型タンカーに追突されそうになったこと。

  海況が急に悪くなり大波の中帰港したこと、

  流木にぶつかりペラが大きく曲がり500回転くらいしか回せず、

  港まで1時間以上費やしたこと、

  海水取り入れ口がゴミで詰まり沖でパイプを外し掃除するも完全に取れず

  警告音の中緊急帰港した事など数え切れません。

  当たり前のことですが事前点検をしっかりやる事ですね。

  また、海況の悪い時は慎重に判断し予報が悪くなる時は潔く中止する事です。

  特に 地元の漁師さん達が出ない時は絶対にあきらめる事です。 

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小野田 悟
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最終更新日:2004/4/13