の写真に見とれているが、無いと言われ仕方なくそこから出て行き、店の人に工場のある所を教えてもらい、そこへ向かう。あっちこっちうろうろしながらやっと工場を見付けました。
「あの……厚さが5mm位のガラス板が欲しいんですけれども…」
「えっと ここら辺が5mmの板。」
「あっ そうですか。」
「で、長さはどれ位あればいいの?」
「そうですねェ、1mもあれば……」
「で、何枚いるの?」
「えっ…と、2枚位でいいです。」
親切なおじさんは彼らに板を2枚切って渡してくれました。そしてまだ何かまごついている彼らに…
「まだ何か欲しいものがあるの?」
「いぇ……あのォ……、いくら位なんでしょうか?」
「いいよ、いいよ。お金なんて。」
「あ、そうですか。どうも本当にすみません。」
彼らは本当に沢山の人達の親切に助けられているのでした。そして彼らは再び線ひきに夢中になるのでした。そうこうしているうちに、新学期に入り、新入部員も入ってきました。彼らもこの実験を自分たちだけで終わりにするつもりでは、ないものですから新入部員が彼らの班に入る事を非常に望んでおりました。そしてその望みがかなって彼らの班にも部員がはいってくれました。ところがそれが女の娘ばかり。日頃女の娘に縁のない彼らの事、全く扱いに困ってしまいました。そうこうしているうちに彼女たちは、他の班へと連れて行かれてしまいました。彼らも焦りました。女の娘でもいないより ましです。それで相手と相談