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『スリット部が狭すぎた事もあって、スリット部以外の所を透過する光がスリット部の同位相波面を形成する働きを阻害する』為に、用いれない事である。その解釈法として、一度竹の割れ方を利用して、その割れ目の間隙をスリットとした。しかし、器具として扱いにくいので、最終的には両刃カミソリを半分に折りスライドマウントに固定し、刃と刃の間隙をスリットとした。

2.主体のスリット作製方法の詳細
<単スリット>
 両刃カミソリ(エッヂが非常になめらかな直線的な物)を半分に折り、これを35mmスライド用マウントに底面を基準にして、マウントのセンターになるように刃の間隙をセットし、固定する。そしてマウントのカミソリ部以外の空白部を完全感光フィルムでおおう。尚、刃のサビ止めとして刃を焼いておく。

<点光源用スライド>
 35mmスライド用マウントにミニコピーフィルムの完全感光フィルムを貼り、マウント中央(フィルム部)に針で穴をあけた。フィルムは繊細なので、面に変形を与えないように行なわなければならない。

<他のスリット>
ii)製図
[準備]
用具 用途 備考
製図版 側面が製図版として不十分な為、その側面に厚めのガラス板(5cm*1cm*1m)を貼り付けた。しかしまだ多少不十分だった。出来ればしっかりした広い製図版を使いたい。
アート紙 製図用紙 表面が滑らかで繊維が上質なので用いた。
T定規   直線性と安定性が非常に問題になった。
製図用黒インク   始め、万年筆などの黒インク(緑系の黒)を用いたが、撮影の関係上吸光度の高い、製図用インクを用いる事にした。
カラス口   線の太さが自由に変えられるので使用した。しかし一定の太さを保つのは困難だった。
目取りの為 均一な目取りが、しにくかった。
テープ アート紙固定の為 剥がし易くする為、端を折り返しておくと良い。

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