真理1_3_04     次頁  前頁  索引  ホームページ

§I 富士高式分光分析機第1号機

最初の分光分析機の構想はFig1、Fig2のようなものであった。

Fig1,第1モデル図

解説
 レンズの焦点にある光源から出た光は、凸レンズによって平行光線は資料を透過、吸収、反射をしたのち、スリットを経て回析格子(格子定数1000本/cm)によって分光され、1次、2次…のスペクトルを作る。光の強弱により、スペクトルを選択し、測光機で一定波長ごと測光し、微小な電圧変化をアンプを経由してシンクロスコープに描く。(時間軸は測光機の動くスピードと同じ。)

Fig2,第2モデル図

解説
 スリットまではFig1と同じで、回析格子がプリズムに置き替ったものである。プリズムでは、光の波長によって異なる屈折率のために1つのスペクトルが観測できる。測光方式はFig1とほぼ同じであるが、波長測定の時、補正が必要である。

真理1_3_04     次頁  前頁  索引  ホームページ