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直線状の距離では、30cmのスペクトルを求めるためには10mの距離が必要であるため、平面鏡を直角に交わらせて、直角プリズムのようにし、幾度か屈折させて合計10mになるようにする。対応する鏡の距離は2mとするため、鏡のズレにより光軸のズレを防ぐため、鉄橋に類似させた基台に鏡をつける。当班では、新幹線富士川鉄橋を参考にしています。 |
分光器の分散度ならびに分解能はGrf4.およびGrf5に示すとおり波長に関係なく一定であり、また、同一回析格子であってもその角度を変えることによって1、2、……n次の高次線を取り出すことができ、この場合にはスペクトル線強度は相当低下するが、分散度、分解能はそれぞれn倍向上する。
Grf4 回析格子分光器の分散度
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I: | 1m分光器 | 格子定数600本/mm | 1次 |
II: | 〃 | 〃 | 2次 |
III: | 3.4m分光器 | 〃 | 1次 |
IV: | 〃 | 〃 | 2次 |
Grf5 回析格子分光器の分解能
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I: | 1m分光器 | 格子定数600本/mm | 1次 |
II: | 〃 | 〃 | 2次 |
III: | 3.4m分光器 | 〃 | 1次 |
IV: | 〃 | 〃 | 2次 |