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§III 発光部 光源について

 発光部を取りあげたのは今後絶対に問題になると思うからである。
 現在光源はプロジェクターを使っているが、けっして光量が十分とは思っていない。回折格子の場合、現在の格子定数1000本/cmの回折格子を使う限り、距離が離れるためきっと光量不足によって、PTrの感度がダウンするであろう。光量不足に関しては受光器にPTrを用いる限り、光源を変えるしかないだろう。その時になったら、映写ランプに使うハロゲンランプで、高輝度低電圧ランプ(CILVANIA JC−24−300)を使えば解決すると現時点では思われる。
 次にスリットであるが、現在物理部には物理部OBの方々がミニコピーフィルムを使って作製したものであるが、先輩(48年度卒 遠藤、向山、藤田さんたちの光学グループ)の助言によると、去年光学グループで開発された、スライドマウントと、高級カミソリ刃を使ったスリットが一番鮮明で使い易いそうである。後生物物理班の比較実験及び、理論的にも証明される。このことは後の研究に役だてていただきたい。

[光源選択基準]

  1. 長時間の使用について、光学的に安定であること。
  2. 広範囲の波長について光を放射すること。
  3. 輝度が高いこと。
  4. 高温を保たないこと。

以上4つについて注意して選択すればよいと思われる。

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