そうすれば、SVRは時間と共に左右に動くのである。そしてハンドルは上下に動くのである。従って時間と共に抵抗が変化し補正ができるわけである。
次に、シンクロスコープによって、波長を直読するためには、受光器の単位時間内における移動距離と、シンクロスコープの時間軸のスポットの移動距離が相対的に一致することが、必要不可欠である。
従がって著者は、パルスを使った解決方法を考案した。具体的にはFig10のようである。これはモーターの回軸によってパルスを発生させるもので、受光器移動用のボルトは正常の回軸運動をする。しかしその外側にカムの働きをするパイプを付けると、不規則な運動をする。そのためマイクロスイッチをON−OFFにするため一定間隔のパルスを作るわけである。あとは一定時間内のパルスの数を調べ、受光器の移動速度を調べればよいわけである。 [Fig10]参照