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自作受信装置によるエッサ画像の再生

 我がアマチュア無線班では、49年度よりエッサ8の画像再生にとりくんだのであります。ところが、まず「どうやって画像をつくるか」からして、わからなかったのです。そこで、いきおい「さわらぬ神にたたり無し」とか…?でほおってしまったのでした。
 49年度は、ほぼ終り、50年度が始まって1ヶ月、そろそろ富嶽祭が近づき、あせり始めた頃、前々から手を下さねばならないとは思いつつ、ついつい延し延しになっていたエッサの事が頭から消そうとしても、もみ消すことができなくなったのであります。そこで、重い腰を上げそろりそろりと活動し始めたのです。ところが、原理はもちろん全然わかりませんので、まずは、配線図通り作ろうとしたのでした。しかし、あのスーパー密度、立体交差配線(もちろん色などおかまいなしのごちゃまぜ配線)は、とても私たちの手にはおえませんでした。そこで考えたのが、“作りなおす”ということです。それでは、ということで、手がけたところ、ごちゃごちゃで訳がわからなくなってしまったのであります。ま、そこで私たちは途方にくれてしまった訳ですが、折から、生物物理班の三輪がプリント配線に凝り、楽しんでいるのを見つけ、“これだ”と思い、私たちもプリント配線に改めることにしました。しかし、何分にも低電圧や小型アンプのようには簡単ではなく閉口してしまったのであります。しかし、しかしですよ、私の頭にひらめいたのであります。そう、複雑な物もパートに分ければ、実はしごく簡単なのであります。実際、スタート回路・発振回路・オーディオ増幅器・波形整形・電源回路(8V安定化 by μA723、5V安定化 by ツェナー、12V直流)等々に分けて作ったところ、実に楽しいというか、何というか、一つ一つが完成してゆき、

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