真理2_1_15 | 次頁 | 前頁 | 索引 | ホーム |
受光部アンプ回路
今迄は、OS13(フォトトランジスター…PTrと略す。)と、4本のトランジスター(2SB56−2SB56−2SB189−2SB189)を使用してアンプを組んでいたが、十分な感度が得られず、全く実験用のデーターをとるまでには到らなかった。(創刊号参照)そこで、物理部のOBの方からアドバイスと資料を提供していただいて、次のようにまとまった。
○回路は完全差動入力、シングル出力とする。
仕様 | |
1. | 増幅度(以下ANFと略す。)10倍以上とし、1000倍まで可変できること。 |
2. | ANFは入力及び内外の条件の変化にたいして変わらないこと。 |
3. | 差動入力は内外インピーダンスが信号源に対し、十分高く各入力インピーダンスも等しいこと。 |
4. | 回相弁別比(以下CMRR)は40dB以上であること。 |
5. | ドリフトは20μV/℃程度であること。 |
6. | 信号源インピーダンスに対し、変化のないこと。 |
◎差動入力直流増幅器
アンプとして741タイプのオペアンプ(OPAMP)ICを使う。
○ | 741の規格 | ||
入力オフセット電圧 | 1.0 | mV | |
入力オフセット電流 | 20 | nA | |
VIO温度係数 | 10 | μV/℃ | |
入力バイアス電流 | 80 | nA | |
大振幅電圧利得 | 200 | V/mV |