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受光部アンプ回路

 今迄は、OS13(フォトトランジスター…PTrと略す。)と、4本のトランジスター(2SB56−2SB56−2SB189−2SB189)を使用してアンプを組んでいたが、十分な感度が得られず、全く実験用のデーターをとるまでには到らなかった。(創刊号参照)そこで、物理部のOBの方からアドバイスと資料を提供していただいて、次のようにまとまった。

○回路は完全差動入力、シングル出力とする。

 仕様  
1. 増幅度(以下ANFと略す。)10倍以上とし、1000倍まで可変できること。
2. ANFは入力及び内外の条件の変化にたいして変わらないこと。
3. 差動入力は内外インピーダンスが信号源に対し、十分高く各入力インピーダンスも等しいこと。
4. 回相弁別比(以下CMRR)は40dB以上であること。
5. ドリフトは20μV/℃程度であること。
6. 信号源インピーダンスに対し、変化のないこと。

◎差動入力直流増幅器
アンプとして741タイプのオペアンプ(OPAMP)ICを使う。

  ○ 741の規格    
  入力オフセット電圧 1.0 mV
  入力オフセット電流 20 nA
  VIO温度係数 10 μV/℃
  入力バイアス電流 80 nA
  大振幅電圧利得 200 V/mV

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