Betty's Adventures in Wonderland
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2004. 3. 6 話のわかるロボット 読売新聞社(2003.6)
 別コーナー「WONDERな日々」を書いていたら思い出した、昨年のニュースを紹介したい(既読の方、すみません)。

 「実現近い!? 話の分かるロボ」という記事の一部を以下に引用させていただく。

 「高性能音声応答システム開発〜雑音の中でも人の声をきちんと聞き取り、あいまいな質問には聞き返すなど“耳も、頭もよい”音声応答システムを、NTTコミュニケーション科学基礎研究所(京都府精華町)が公開した。」(以下、略)。

 今までは、質問が不完全だと「わかりません」としか返答できなかったが、これに不足情報を再度聞き返す文章作成機能を付け加え、人間とのやりとりを重ねながら正解にたどりつくという。

 さらに、「話の流れを理解する」ことができるようになるという。たとえば、乗り物の切符販売を受け付ける時、「から」「まで」などの言葉が途切れて聞き取れなくても、前後の関係から理解できるという。

 ロボットはこれからも、もっともっと人間に近づいていくだろう。数年前公開された、アシモフの著書を題材にした映画「アンドニュー」でごらんになった方もいらっしゃると思うが、あのヒューマノイドロボット・アンドニューのように人間になりたいと願うだろうか?映画は原作をみごとに損なった、お涙ちょうだいの恋愛映画になってしまったが。

 小学生の頃、初めて読んで、やがてこんな未来がくるのだろうか?と感激した、同じアシモフの著書「鋼鉄都市」。あの小説の背景では、ロボットは人間に仕事を奪うものとして位置づけられ、人間とロボットは仲良しではなかったが、ある事件をきっかけに少しずつ距離を縮めていく。

 オトナになったら、こんな世界になっているのだろうかと楽しみにしていたが、鋼鉄都市の主人公のロボット・ダニールにはまだ会えない。でも、出会いの日はそう遠くない。そんな予感がしている。

 その時、ダニールは私をどんなふうにサポートしてくれるだろう?出会う頃の私はおそらく体力も衰えているだろうから、お願いしたいのはやっぱり家事と介護、かな?


 友だちと遊びに行く時も互いのロボットを連れて(もしくは連れられて)行き、「あなたのロボットはウチの子(ロボット)よりも話がわかるわね〜。でも、ウチの子(ロボット)の作るご飯はおいしいのよ」なんて、互いのロボット自慢などしているかも。まるで子供の自慢、ペット自慢みたいに。
う〜ん。ますます楽しみだ。

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