浜松の方言がおもしろい話

  飛んでる少女

  飛んでる生徒たち

 研修に来た学生がスリッパに替えてこの学校はとキョロキョロすると、板壁に注意書が貼ってある。
何処にでもあるがその文章を読んでびっくりした。
”ローカでとんではいけません”と、大書きしてある。
「この学校はスーパーマン育成スクールか、それともパーマンが通ってる」と、疑問を抱きながら歩いていると、生徒が横をバタバタと新しい先生の顔を窺いながら走り抜けて行く。
「コラー、ローカをとんじゃ いかんちゅう のが わからんかー」
と、迎えに出た先生が怒鳴りつけていた。

 

 

  飛んでる少女

 デパートの屋上に回転飛行機や汽車ぽっぽがある頃の東京に住んでいた従妹の話である。
子供を連れて来たので唯一の遊園地のデパートの屋上へ行った。子供達を遊ばせている時に子供の友達が隣のビルの屋上に母親らしき人と連れ立って来ているのを見つけ、大きな声で呼び合っていたが
「○ちゃーん。ちゃっと とんで 来なー」「わかったー」
と言い後ろに下がった。
「えー。あのここの間をとぶの」と、見てていたら、暫くして向うのビルにいた髪の長い少女が後ろから額に汗を流しながらやって来た。
「おまちどうさま」と。

 

  

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