(学徒出陣14)


メッセージ


みなさんは今、50年前の私たちの青春時代には思いもつかないような自由な世界が展開していると思います。なにものにも束縛されない明るい天地だと思います。そして思いやりのある温かい、豊かな心をもった人々が集まれば、平和な世界が続くだろうと思います。あの激しかった戦いの日々を体験した私たちの世代は間もなく消えていきます。そんな時代のあったことを知っておいてもらえれば、たいへんうれしいと思います。
最後に私たちの心を代弁してくれた井上靖の詩を朗読します。
明治が遠くなったように、昭和も遠くなるだろう、なるにちがいない。ただその時にさみしいのは昭和において若いままに散っていった多くの友がその死の意味が降りしきる石片の中に遠く、遠く、小さく、小さくなってゆくことだ。
どうもありがとうございました。(拍手)
(伊藤)学徒出陣を経験された方というのは、そうですね、真田さんの年代で一番若い年代ですね。
(真田)そうです。
(伊藤)70歳台半ばで一番若い世代ということで、それ以上の年代の人たちがですね、学徒出陣経験者であると。70代後半、さらに80代というあたりの人たちが学徒出陣を経験された方。人にはどうしてもおしまいがありますので、いつまでも体験談をじかに聞くという機会はですね、さらに今後少なくなっていくだろうと思われます。そういう意味でですね、今回真田さんにきていただいてお話を聞けたことは、たいへん貴重な機会であったかなぁと思います。

 こちらからいろいろとわがままな注文をさせていただきましたけれども、来ていただいてありがとうございました。

 今日1時間、お付き合いいただきました真田さんに、もう一度、最後盛大な拍手をお願いします。(拍手)

(真田)どうもありがとうございました。


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