2学期の授業録


第1回 新聞も、ラジオも、先生もA〜高まる軍国主義の風潮〜
当時の新聞記事、写真などを見ながら、マスコミや学校教育が軍国主義の高まりにどのような役割を果たしていったのかを概観した。
第2回 新聞も、ラジオも、先生もB〜高まる軍国主義の風潮〜
言論・思想弾圧がおこる中で、反戦活動・抵抗運動をおこなった人物に注目した。時期はずれるが、明治時代、静岡市の竜爪山には徴兵除け信仰があった。15年戦争のころには、徴兵除け信仰は玉除け信仰へと変わっていく。
第3回 静岡の兵隊も見た南京大虐殺@〜日中全面戦争〜
日中全面戦争にきっかけとなった盧溝橋事件について概略を説明。満州事変のきっかけとなった柳条湖事件の時とは政府と軍部の対応が異なっている。
第4回 静岡の兵隊も見た南京大虐殺A〜日中全面戦争〜
日中戦争の展開を地図に記入しながら確認。駿府城にあった静岡34連隊も上海戦に投入された。
第5回 静岡の兵隊も見た南京大虐殺B〜日中全面戦争〜
日本軍は中国で一体何をしたのか?静岡出身の兵隊が残した軍事郵便をもとに南京大虐殺について概観した。関連のVTRも視聴。
第6回 静岡の兵隊も見た南京大虐殺C〜日中全面戦争〜
なぜ南京大虐殺がおきたのか?南京大虐殺について、世界の人びとは、日本の人びとはどう反応したのか?
第7回 なぜアメリカと戦争をしたのか?@〜第2次世界大戦の勃発〜
第2次世界大戦のはじまりについて、地図に記入しながら確認した。
第8回 なぜアメリカと戦争をしたのか?A〜第2次世界大戦の勃発〜
すぐに終わると思っていた日中戦争。なかなか終わらない。そんな中、ドイツの「電撃作戦」が成功する。近衛内閣はあわただしくなる。北部仏印への進駐をきっかけにして、米英との対立が激化していく。
第9回 【特論】サダコと折り鶴〜時を超えた生命の伝言〜
中間テスト前の最後の授業。中間テストが明けると2年生は修学旅行へいく。J科とK科は広島に行くというので、この授業を設定した。広島平和記念公園内には折り鶴がいたるところに見られる。折り鶴は平和のシンボルと考えられ、多くの国で折られている。この折り鶴と平和の関係を考えた。同タイトルの企画展も平和資料館で行なっていた。「NHKスペシャル・サダコ・ヒロシマの少女と20世紀」(1999年放送)の一部を視聴。
第10回 「政府の行為によって再び戦争の惨禍がおこることのないやうに」(憲法前文)@〜日米交渉の過程〜
日本はジリ貧の自滅か、破滅をかけての膨張か、あるいは三国干渉の前例にならって退却するかの岐路にたたされていた。さあ、日本はどの道を選ぶのか?戦争しない道もあったのだが、日本は破滅をかけて、膨張する道を選択した。
第11回 「政府の行為によって再び戦争の惨禍がおこることのないやうに」(憲法前文)A〜日米交渉の過程〜
4度の御前会議を概観。アジア太平洋戦争は昭和天皇以下の最高首脳が意志を一致させ決行された。国家と国民の命運を左右する重大方針が、憲法を無視し、密室内の密談によって決定されたのである。
第12回 開戦〜アジア太平洋戦争の開始〜
陸軍のマレー半島上陸、それに続く海軍の真珠湾攻撃によってアジア太平洋戦争は開始される。関連のVTRを視聴した。
第13回 アジア太平洋戦争は「解放のための戦争」か?@〜日本の加害〜
前回の残りとして、なぜアジア太平洋戦争というのか?を考えた。
今回から4回にわたり、日本の加害にスポットをあてアジア太平洋戦争の実態にせまる。今回は731部隊に注目した。
第14回 アジア太平洋戦争は「解放のための戦争」か?A〜日本の加害〜
今回は、万人坑に注目した。文献を読む。
第15回 アジア太平洋戦争は「解放のための戦争」か?B〜日本の加害〜
今回は、植民地朝鮮・台湾に注目。朝鮮半島から静岡に強制連行・強制労働させられた人も少なくない。現在新幹線用トンネルの日本坂トンネルは朝鮮の人びとがつくったものである。また、従軍慰安婦も扱う。それにしても、日本は「解放」といいながら、なぜ朝鮮・台湾は解放しなかったのだろうか?
第16回 アジア太平洋戦争は「解放のための戦争」か?C〜日本の加害〜
今回は、東南アジアに注目した。VTR「映像の世紀」の一部を視聴した。インドネシアの少年が日本語弁論大会で流暢な日本語を、元気よくしゃべっていたが、これは皇民化政策の結果であり、違和感を感じる。文献も読む。
第17回 映画『きけ、わだつみの声』(1995年封切)@
戦後50年記念作品としてつくられた『きけ、わだつみの声』を3回に分けて、視聴した。織田裕二や風間トオルらの人気俳優が出演している作品なので、生徒も真剣に見ていた。J科は進度が遅いため、年明けに視聴する。
第18回 映画『きけ、わだつみの声』(1995年封切)A
前回の続き。毎回、感想を記入してもらう。
第19回 映画『きけ、わだつみの声』(1995年封切)B
前回の続き。毎回、感想を記入してもらう。

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