ジオラマベース 木わくの塗装だよ。

まず、木地の下地仕上げをしてから、塗装します。美しく仕上げるために、砥の粉という極細の土を水で溶いて木の目地に塗り込み、なだらかにします。そして仕上げのニスをぬります。最後の塗装の種類は水性と油性でわけられます。筆ぬりやスプレー仕上げなど木地の塗装仕上げには色々な方法があります。ここでは、水性塗料で仕上げる方法を説明します。ニスで仕上げる前に木地をサンドペーパー#400〜#600番でみがきます。(木地をなめらかにする)

木地を着色する場合は顔料系水性スティンで着色します。木地の模様を生かしたいときは、着色料を水でうすめて、何度か塗り重ねて濃さの様子をみます。

ワシンのポア−スティンを使用しています。色々な木地色があります。

目地を埋めるため、砥の粉を塗ります。砥の粉を水で溶いて刷毛でぬったら、きつく絞ったぬれ雑巾で余分な砥の粉を取り除きます。

そして砥の粉を乾燥させます。当て木を付けたサンドペーパー600番くらいで木肌を磨くように余分な砥の粉をすり落とします。粉をよくはらっておきます。砥の粉にあらかじめ着色材(スティン)をまぜて着色する方法もあります。

砥の粉仕上げした後、スプレーニスで仕上げる方法もありますが、ここではさらに水性着色ニスを筆塗りします。筆むら防止のため、水で少々ニスを薄めます。薄くのばしながらニスを塗ってゆきます。よく乾燥させてから、塗り重ねて行きます。仕上がったら十分乾燥させます。

ムラになってしまったら、よく乾燥させてから、#800番の耐水ペーパーやすりでみがいて調整します。もう一度うすくニスを塗ります。仕上げにスプレーニスを厚めに吹けば美しく仕上がります。 スプレーニスには水性アクリル、油性アクリル、ウレタン系など種類があります。表示されている乾燥時間が長い物ほど艶が出てきれいに仕上がります。一度に厚塗りするとタレの原因になります。うすく吹き付けては乾燥させては塗るようにくりかえします。枠の下にプッシュピンを取り付けて浮かせると、地面に垂れません。仕上げに隙間が開いた所など家庭用家具キズ補修材(固いクレヨンのような物)をうめこめば修正できます。

つぎは地面をつくるほうほうだよ。
★モデリングペーストなどでつくる
★ ミラコンでつくる
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