身近な野鳥in藤枝・焼津 by Takashi Sugiyama

    観察メモ   P2


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 < オナガガモ >
 名前の通りで尾っぽが長くとがっていて、頭を水中に突っ込んで逆さになったときによく目立つ。入江橋の下流側で特に多い。オスは白い首が特徴的。他のカモに比べてほっそりとかっこいい。蓮華寺池では1羽だけが居着いている。

 < オカヨシガモ >
 雄も地味なグレーで他のカモ類の雌であると思っていた。雄はお尻が黒いのが特徴。見慣れるまで結構時間がかかった。岸に上がっている時は脚が黄色いのでよくわかる。入江橋からJRの間付近でオナガガモとヒドリガモの大群に混じっている。混じってはいるがそれなりに群れを作り距離を置いている。
 97年度は11月に入り姿を見せ始めた。30〜40羽くらいで昨冬より多いと思う。青池でも群れが見られた。

 < カルガモ >
 瀬戸川の各所、身近な六間川と支流でも見ることができるカモ。広々としたところでなく浅瀬で水際に草が生えているような所を好むようだ。水から上がって草の中で休んでいることも多い。一年中いて夏は休耕田に群れているのをよく見た。
 97年初夏、瀬戸川の東名高速付近で一度だけ1羽の子ガモを連れた母ガモを見た。でもこのあたりで繁殖できるところがあったとはすごい。
 97年度冬は牛田橋付近に多く時に30羽ほどが群れる。今年はこの近辺の川の各所で工事が多いので居場所がないからなのではと思う。
藤枝市平島、六間川支流で →

 < コガモ >
 牛田橋の付近にいることが多かった。近くを通りかかるとヒューヒュー鳴いているのがよく聞こえてきた。見ていると小さい体が小さい円を描きなんかゼンマイ仕掛けのおもちゃのようでとてもかわいい。瀬戸川以外でもいろいろなところで見たが、たいていカルガモの群れと同じところにいる。
 いちばん遅くまで見られたカモだったが浚渫工事が始まり最後まで見届けることができなかった。・・・だが97年10初日その姿を確認した。瀬戸川より朝比奈川の方が多い。

 < スズガモ >
 河口付近で6羽の小さな群れ。3月中旬過ぎになって気がついた。以前にはもっといたのかもしれない。カイツブリのようによく潜水する。
 97年度は10月初旬の短い期間だったが牛田橋付近で1羽のメスがカルガモの群れと一緒にいた。

 < ハシビロガモ >
 くちばしが名前の通り。瀬戸川では96年2月に、1つがいだけオナガガモに混じっていた。青池に多くいる。

 < ヒドリガモ >
 たぶんいちばん多くいたカモでおよそ130〜140羽。JR〜当目大橋のあたりがお気に入り。コンクリートの岸辺についたノリをついばんでいるようだ。オナガガモと並んで入江橋より下流部の優占種である。青池にいることもある。
 97年度シーズン、私が確認した限りでは瀬戸川での1番乗りだ。11月に入り数が増えてきた。
← 瀬戸川、JR近くで

 < ホシハジロ >
 河口でスズガモの群れと一緒に波に浮かんでいた。少ない。

 < マガモ >
 瀬戸川で見かけることは多くない。数も多くなくたいてい5羽前後の小さな群れ。広いところにはあんまり出てこなくて、草で隠れるような浅瀬によくいる。蓮華寺池公園や二つ池で多い。

 < トモエガモ >
 まさかのまさかであった。大井川の野鳥公園でも滅多に観察できないというのに何という幸運であったか。およそ360羽ものオナガ、ヒドリ、オカヨシの大群の中でたった1羽のオスが混じっていた。オスであったことがこれまた幸運でメスであったら見逃していたかもしれない。
 大群の中の1羽とはいえ色と大きさでやはり何となく目がいく。また、他のカモの全体の流れとは一線を画し、突然に1羽だけ飛び立ったりもした。

 < カンムリカイツブリ >
 97年2月、瀬戸川にこんなすごい鳥がいるとは驚きであった。でも1羽だけ。カモの群れから離れてよく泳いでいた。河口ではスズガモ、ホシハジロと一緒に浮かんでいたり泳いでいたり。96年1月に蓮華寺池公園にも1羽だけいた。同一個体か???
 98年1月下旬、1羽を入江橋下流で観察した。

 < カモメ >
 ユリカモメやセグロカモメに混じっていた。足が黄色で大きさは両者の中くらいである。尾羽が真っ白で飛ぶ姿がいちばんカモメらしかった。
 若鳥が混じっていて識別に時間がかかった。違う種類に見えてしまう。
 瀬戸川、JR近くで →
 若鳥

 < セグロカモメ >
 河口付近で群れている大きなカモメ。JRより上流側にいることもあってユリカモメの大群に時々混じっている。ユリカモメが飛び去ると大きいカモメだけがポツリポツリと残る。いちばん上流で見たのは鴻益橋付近。

 < ユリカモメ >
 入江橋付近の中州で何百羽もの大群でいるちょっと小さめのカモメ。
 1羽が餌の魚を捕らえると仲間が横取りしようと追っかけまわし、ときには獲物を川に落としてしまうことがある。
 何かに驚いていっせいに飛び立つと川原の上空を埋めつくしもの凄い光景になる。ちなみに焼津市の市鳥である。
 10月下旬から姿を見せ始め徐々に数を増している。
← 瀬戸川、入江橋近くで


 < コアジサシ >
 海岸線にだけ見られる鳥と思っていたが、瀬戸川や朝比奈川、蓮華寺池にもいた。多くて3羽の群れ。下を向きながらすいすい飛んでいた。時折水中に突っ込んで魚を獲る。

 < コブハクチョウ >
 すげーでかい鳥がいた。数百メートルも離れていてもはっきりと目立っていた。 カワウがちっちゃく見える。
 とても人慣れしていてこっちが岸に立つと寄ってきくる。目前でコンクリートに付いたノリをピチャピチャ食べていた。この鳥につられてか普段は接近してこないオナガガモも寄ってきてノリをピチャピチャやっていた。
 一体何処から来たのだろうか?何があったのだろうか?前日から気温が急激に下がったのでそのためなのか?
 瀬戸川、入江橋近くで →


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