身近な野鳥in藤枝・焼津 by Takashi Sugiyama

    観察メモ   P3


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 < カワウ >
 たいてい新幹線の下の朝比奈川との合流点あたりに群れている。皆同じ方向を向いてじっとしている。中には羽を広げているのもいる。泳いでいるのを見ていると結構よく魚を捕らえる。
 一度150号バイパス付近で1羽のカワウが何食わぬ顔をしてドンブラコ、ドンブラコと上流から流れてきてそのまま下流へ流されていったのを目撃した。
 川以外でも、田んぼや市街地の上空を単独または群れで飛行しているのをよく目撃する。

 < アオサギ >
 水際で置物のようにジーーーッと首を縮めて立っている。単独または数羽でいるのを見ることが多い。朝比奈川ではよく20羽くらいで群れをなしている。
 あんまり歩いて獲物を追っているのを見ないが、一度だけくわえた魚を石にたたきつけているのを見た。またセグロカモメが魚をつついている周りをウロウロしているのは意外であった。
 平島の田んぼや六間川支流でも時折見かける。夏でもいる。
藤枝市平島で →

 < ゴイサギ >
 3月になり初めて観察した。いわゆるホシゴイで目が赤い若鳥であった。姿をみせる時はいつも同じ場所で、夜活動するといわれているのに昼間あのキョロちゃんのようなポーズでじっとしている。1時間ほど観察してみた。5〜10分じっとたたずみ数メートル歩いてまたじっと水面を見つめる。すぐ脇をカラスがうろついても全く動じることはなかった。そうこうしているうちに私が堤防で座っている位置からおよそ10メートルのところまで接近してきた。首を半伸ばし動きを止めた。そして一瞬のうちに獲物をとらえた。ザリガニのようであった。
 6月になり田んぼに水が張られてから昼間でも田んぼや用水路にいる。夕方の6時頃よくクワクワ鳴いて飛んでいる。
← 瀬戸川、東名高速近くで
 撮影したおよそ10日後、餌場としていたその場所で食痕として発見された。

 < コサギ >
 サギの仲間では一番多く見かける。夏でもいる。川だけでなく田んぼや畑、用水路にもよくいて、そばを通りかけた時に突然飛び立ってビックリさせられる。
 川に入っているのを見ていると、片足で水をコチョコチョかき回しながら歩いている。
 入江橋付近はよくコサギが集まっている。20羽30羽は珍しくないが時に70羽を越えることがあった。夕刻に近くなると集まってくる。その時間に遠く離れた田んぼや用水路で1羽でうろついているのは何なのか。
← 瀬戸川、150号バイパス近くで
  餌探しに懸命なコサギ

 < ダイサギ >
 あまり数は多くないようで1羽か2羽で浅瀬をうろうろしている。ダイサギというだけあってコサギの群れの中にいるとひときわ目立つ。飛ぶとでかい。くちばしの黄色がなかなか綺麗だ。
 平島の田んぼや六間川支流にいることもある。

 97年度の冬は数が多い。瀬戸川、六間川、田んぼでごく普通に見る。5羽前後の群れは珍しくなく、多いときは8羽もいた。
瀬戸川、鴻益橋近くで →

 < アマサギ >
 7月から9月にかけて平島や越後島の田んぼにいた。多くて8羽くらいの群れ。コサギやゴイサギと一緒のことがよくあった。他の近場では西高建設予定地に多かった。


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