身近な野鳥in藤枝・焼津 by Takashi Sugiyama

    観察メモ   P4


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 < トビ >
 ピーヒョー、ピーヒョロローと鳴きながら空高く舞っている。とはいっても鳴き声を聞くことは少ない。声はしなくとも大抵いつも1羽や2羽飛んでいる。川原の上空に多く何処から出てきたのか気がつくと飛んでいる。
 色がこげ茶色で目立たないが土手の大木に止まって休んでいたり、川原で魚をつついている。本には死んだ魚を食べると書かれているが鳥を羽をむしりながら食べていることもあった。
 さすがにタカの仲間だけあって低空飛行されると迫力がある。しかし体が大きいわりにカラスやユリカモメによく追っかけ回されてる。
 瀬戸川、150号バイパス近くで →

 < ミサゴ >
 冬の間、河口から新幹線、牛田橋付近に時々現れる。この鳥が近づくとカモやカモメの群が一斉に飛び立つので、その接近が判る。
 1度だけホバリングから川に急降下するのを見る機会があった。

 < チョウゲンボウ >
 鴻益橋上流側で、ドバトを追っかけているのを見た。飛んでいるときはこのチョウゲンボウであると確認できなかったが、堤防脇の電柱に止まってくれた。獲物は逃したようであった。

 < カワセミ >
 こんな近くのところにいるとは・・・。光る青とオレンジ色の美しい鳥。水際の枯れ草や護岸のコンクリートなどに止まっていたりする。だいたいいつも同じ所に止まっていて、しばらく眺めていると水中に突っ込んで狩りをするのが見られる。
 意外にも瀬戸川の各所、六間川、貯水池など多くの所で観察できる。今のこの状態は増えているのか減っているのか? 近頃のこの地域の河川の状況を見ていると、とても良い方向に向かっているとは思えない。
← 瀬戸川、鴻益橋近くで
  2羽が向かい合っている。

 < キセキレイ >
 他のセキレイに混じって時々見かける。名前の通り腹が黄色でとてもきれいだ。見かけるとなんかとても得した気分になってしまう。

 < セグロセキレイ >
 大まかに言えば背中が黒で腹が白の白黒くっきりしたセキレイ。
 ビビッビビッと鳴いて低く波打って飛ぶ。電線に止まってピチクリピチュクリさえずっていることもあり別の鳥かと思ってしまうことがある。

 < ハクセキレイ >
 セグロセキレイとならんで瀬戸川、六間川ではよく見かける、大まかに言えば灰色をしたセキレイ。冬なのに羽が黒ったり、ほとんど全身真っ白のがいたりしてややこしい。
 川原や田んぼで尾っぽを上下に振って忙しく歩き回り、チチンチチンと鳴きながら低く波打つように飛んでいる。

 < ケリ >
 朝や夕暮れ時に静けさの中で田んぼに響く、ペヘンペヘン、ケヘンケヘン。しかし姿形が見えない。以前から何だかなあと思っていた。
 褐色グレーの体に先が黒い黄色のくちばし、長い黄色の脚をしている。歩いてくれると見つけやすいが、田んぼにうずくまっていると乾いた泥の色にとけ込んで全然わからない。

 < クイナ >
 なんと3面コンクリート張りの六間川で首をクイクイ動かして歩いていた。時々魚巣ブロックの穴に隠れたりする。
 この鳥を見てから、もうこの地域でどんな鳥が現れようと驚くことはないだろうと思ったのだった。

 < ヒメアマツバメ >
 このツバメを初めて見たのは蓮華寺池公園で、きっと山にいる鳥だろうと思っていた。ところがなんと瀬戸川の上空や近くの田んぼや畑、150号バイパスの上空にも舞っていた。それまで気づかなかったのか? 2月に入りよく目についた。ちなみに静岡市の市鳥である。

 < イカルチドリ >
 瀬戸川の水際をピオピオピオピオと鳴きながら早足でうろつく。図鑑の写真では派手な模様で目立ちそうだが実際には目立たず、声によって存在がわかることが多い。早朝は特に声がよく響く。

 < イソシギ >
 河口近くから六間川まで各所でわりとよく見かける鳥であるがこの鳥も目立たない。尾っぽを上下に振る仕草がかわいい。

 < タシギ >
 六間川でいつも同じ場所に1羽だけいた。いつ見ても丸まった同じポーズでじっとしているだけ。同じ個体なのか近くの瀬戸川の浅瀬を歩いているのを何度か見かけている。
 六間川で →

 < イソヒヨドリ >
 河口のコンクリ壁やテトラポットに時々止まっている。オスは天気がいいと遠目でも青と赤がよく目立つ。メスは褐色系で地味。まさか瀬戸川で見ることができるとは思っていなかった。


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