身近な野鳥in藤枝・焼津 by Takashi Sugiyama

    観察メモ   P5


 RETURN    P4     P6  


 < キジバト >
 土手の草原や川原、田んぼ、畑など様々な所でウロウロ歩いているのを見る。木の上で丸くなって休んでいることも多い。気配を察知するのが他の野鳥より少しばかり遅くて歩きまわっているうちにすぐ間近まで寄って来ることもある。でも気づいたとたんにロケット弾のごとく飛んでいく。そこまで驚かなくてもいいだろうに。
 瀬戸川、新幹線近くで →

 < コジュケイ >
 蓮華寺池公園ではミカン畑や尾根沿いの茶畑付近でよく声が聞こえる。姿を見ることはあんまりない。
 瀬戸川では冬の間は全然わからなかった。3月の終わり頃から竹林やその近くの林から独特のチョットコイチョットコイの鳴き声が聞こえるようになった。こんなとこにもいるんだよなぁ。
 98年1月、新瀬戸大橋建設地付近から声が聞こえる。

 < ヒヨドリ >
 この地域ではいたる所で見ることができる。ヒーヨヒーヨ、ピエー、ヒィヒィと大きい声で鳴いている。餌台のメジロを追いやってミカンを横取りしてしまうのをよく見かける。慣れてしまうとすぐそばまで寄っても逃げてくれない。
 木の上ばかりでなく瀬戸川の川原に降りて水を飲んだり水浴びをしたりしている。
 この鳥を覚えてからいろんな所に行くとここにもいるのかという感じだ。そして映画やテレビのドラマ、報道番組などで後ろに鳴き声が聞こえてきて楽しい。
 夏の間消えていたが10月に入り再び家の周りにやってきた。朝がにぎやかだ。
 藤枝市平島で →

 < モズ >
 電柱や木の枝、枯れ草のてっぺんで長い尾っぽをクルクル回している。ケケケケケケ・・・とけたたましく鳴いたり、キュルキュル、チュルチュルと独り言を言っているように鳴いていることもある。本に物まねが上手だと書いてあるが、実際にさえずる姿を見ながら物まねを聞く機会があった。メジロのまねもなかなかだったがシジュウカラのまねは絶妙でツピーツクンジュクジュクジュクとテンポ、声質とも本物そのものであった。食べたい鳥をまねるのだろうか。
 9月の中旬頃からアンテナや電柱などで高鳴きをするのがよく聞かれるようになった。

 < ツグミ >
 川原や田んぼで胸を反らしてじっと立っていたり、トントントンといった感じで歩いていて、驚くとクエックエッと鳴いて飛んでいってしまう。飛ぶとレンガ色に見える。住宅街にもよくいて餌台にきてくれたり電線や屋根の上に止まっている。
 97年度の冬は暖冬のせいか12月現在まだその姿を確認していない。栃山川緑地公園にはいたのできっといるとは思う。
 98年1月、やっと見つけた。家の前の電線に止まりケッケッと鳴いていた。気温が下がってきて瀬戸川付近でも目につくようになった。それでも昨冬ほどではない。

 < メジロ >
 庭にミカンを置いておくと、飛んでくる緑褐色のおなじみの小鳥。庭の植え込みのツバキやサザンカが好きのようで、よくハシゴをしている。チー、チー、チュルチュルチュル、ピロピロピロとにぎやか。いつもつがいで来る。
 97年度、このメジロも暖冬のせいか山地では多いが平野部ではとても少なく感じる。
← 1996/12 藤枝市平島で

 < スズメ >
 餌台に一度パンと煎餅を置いたらそれ以来毎日来るようになってしまった。メジロと仲良くミカンをつつくこともよくある。
← 1998/1 藤枝市平島で

 < カワラヒワ >
 田んぼの近くや瀬戸川の土手を通ると、10羽ほどの群れがコロコロ、コロコロと鳴きながら飛び立つ。枯れ草の中に入ってしまうとなかなか目立たないけれど飛ぶと黄色の模様がきれいに目立つ。
 草原や田んぼの鳥というイメージがあったが河口の岸に打ち上がったゴミをあさっているのは意外であった。

 < マヒワ >
 入江橋下のふれあいの川公園の堤防でカモメを見ていたところ真上の木がとてもにぎやかだった。スズメかムクドリかと思ったが声が何となく違い見上げてみるとなんと黄色い小鳥の群れであった。今年は見れないと諦めていたがまさかこの場所で見ることができるとは思いもしなかった。
 そしておよそ30分後の帰りの途中六間川のサクラ並木でなんとまたこの鳥の群れに出会ってしまった。見ていると木から木へと群れで固まって下流方向へ移っていった。この日は移動日だったようである。

 < ジョウビタキ >
 冬の間、山でも家の周りでもよく見る。見通しのいい所に止まってヒィヒィとさえずっていたり、お辞儀するような感じでタタッタタッと鳴いている。
 これまでこんな綺麗な鳥がいることなど全く知らず、自分ちの物干しに止まっていたときはもう感動ものであった。

 < ニュウナイスズメ >
 川岸の大木に小鳥が集まってるなあと観てみたところ、シジュウカラの群れだった。だが何か茶色のが混じってるなとよく観たところ、スズメか?いや違う!もしかしてあのなんとかスズメかもしれない・・・図鑑に書かれている特徴からニュウナイスズメであることが判った。
 何と平島にもいた。98年2月、六間川と支流が合流するところのサクラに大群。約40〜50羽くらい。急いでいる時だったら多分見過ごしていただろう。

 < ムクドリ >
 夕方に近くなると川沿いの大木に集結する。軽く200〜300羽はいる。グチュグチュクチュクチュ、リャーリャーリャーととてもにぎやか。近くの田んぼの電線にも集まっているので、一体この地域で何羽いるのだろうか。静岡駅前周辺に大群が集結するのもこの鳥だ。
 そっと見ていると数10羽が交代で川原に降りてバシャバシャと水浴びをして、また元の木に戻ってくる。
 たいてい田んぼで群れているが、瀬戸川河口で岸に打ち上がったゴミをスズメやセキレイらと一緒にあさっている群れもいる。
瀬戸川、東名高速近くで →

 < セキセイインコ >
 真冬の平島の田んぼでムクドリの群れに混じって1羽が餌をあさっていた。黄色い体がよく目立つ。やっぱしすごくへんである。
 同じ個体なのか9月に瀬戸川の堤防沿いで単独でいるのをよく見かけた。あの目立つ姿でよくも生き残っているものだ。
 その後97年12月、平島の田んぼでスズメの群に混じった2羽の水色系のものをみた。
← 焼津市 瀬戸川 東名高速近くで


 RETURN    P4     P6  

Copyright(C)Sugiyama Takashi 1997-2010. All Rights Reserved.