身近な野鳥in藤枝・焼津 by Takashi Sugiyama
観察メモ P6
< カイツブリ >
これまで蓮華寺池にこんな鳥がいるとは思ってもいなかった。見ていると潜ってばかりいる。二つ池や三つ池にもいた。
< ノスリ >
なんとトビでないタカが飛んでいる。古墳があるあたりの上空を飛んでいることが多いが、梅園の上を低空飛行していることもあった。カラスに追われていることも多い。
トビについで各地でよくみる猛禽類。藤枝や焼津の山地ではよく見る。静岡市の谷津山でも飛んでいた。
< アカゲラ>
運良くお姫平の近くで一度だけ間近に見ることができた。この蓮華寺池公園ではコゲラしかキツツキはいないのではと思っていたので大変な驚きであった。黒、白、赤のコンストラストがとても鮮やかであった。
< コゲラ >
蓮華寺公園のあちこちで見かけた。シジュウカラやエナガの群れに混じっていることが多い。この群れ(混群)と出会うととてもにぎやかでなんか知らんが楽しくなってくる。警戒心が薄くて結構近くで見ることができる。
< シロハラ >
蓮華寺公園で林床から聞こえてくるガサガサという音のほうを見るとたいていこのシロハラであることが多い。くちばしで落ち葉をほじくり返している。コースを歩いているとすぐ目前にいることがあり、こっちに気がつくとキョキョキョキョキョと林の中に消えていく。
< アカハラ >
シロハラと同じような感じで見かける。十分な観察ではないが込み入ったところで見ることが多い。蓮華寺池公園ではシロハラよりは少ないのではと思う。
< トラツグミ >
最初に見たときはほんの一瞬で何だこのまだら模様の鳥は!といった感じで、しばらく何という鳥か判からなかった。そしたら偶然このトラツグミの群れに出会うことができてやっと判明した。林床をいつもウロウロ歩いているが遠目だととても見つけにくく、それまでただ気づかなかっただけかもしれない。この鳥の色と模様は「とら焼き」にそっくりだと思う。
< シジュウカラ >
ピーツン、ツピーとか何か機械的な鳴き声で存在がよく判る。この鳴き声、一昔前のパチンコのある機種の電子音にとても似ていると思う。
冬の間は山、公園、堤防、住宅街とどこでもいる。97年度の冬は暖冬のせいか平野部ではとても少ないと思う。
< ゴジュウカラ >
大木のうろを出たり入ったり、幹を登ったり下ったり。図鑑に載っている写真
のポーズをしてくれた。
< クロジ >
いつも決まった所で群れていた。昼間でも暗い所にいる。オスが黒くメスが褐色。最初茶色いアオジと思いそしたら黒いのもいて何だ何だで、手持ちの図鑑には載ってない。普通の初心者向けの図鑑には載ってなくて、載っていたとしてもオスしか載っていない。そこで行き着く所は日本野鳥の会の図鑑だった。
人が近くを通りかかると茂みに隠れ、5分もすると一斉に出てきて地表に落ちてる木の実をついばんでいた。
< イカル >
静かな公園、林の中をヒュヒー、ヒヒューヒー等と口笛のようなきれいな鳴き声が響きわたっていた。少し太っちょでなんか愛嬌があるけど怖い顔だなあと思う。
冬しかいないと思ったが9月の暑い日にも多くいた。
98年1月に、瀬戸川バイパス付近、新瀬戸大橋建設地付近で観察された。
< シメ >
瀬戸川の堤防沿いのエノキの木でよく見る。群れではなくたいてい単独。水際でうろついていることもあった。蓮華寺池公園では群れで観られた。
< ウソ >
林内のコースを歩いていてなんか細かいものがパラパラと降ってきて何だろう?
毛虫の季節ではないしなあ、と見上げてそこにいたのがウソだった。雄の胸のピンクが鮮やかで蛍光色のように見えた。しかしあれだけ芽をついばまれてしまったサクラの木は大丈夫なのだろうか。
< カケス >
ヒノキやスギの林でギャーギャー、ジャージャーと聞こえてくることがあって存在が判る。意外とコース脇のすぐ目の前の枝に止まっていることがある。何であんな配色と模様をしているのか不思議だ。
< キジ >
蓮華寺池公園では梅園付近でみかけた。そしてなんと瀬戸川河口の東岸の草地でなんとこのキジのメスがうろついていた。付近にはカモメとトビが飛び回りなんとも変な組み合わせである。私にはこの鳥は”山の鳥”という先入感があったので大変な驚きであった。冷静に考えれば浜当目の山が近くにあるから不思議ではない。
< アイガモ >
鳥の観察を始めたばかりでまだマガモもカルガモも判らない頃、この蓮華寺池にいるアイガモを図鑑で真剣に探していた。一見マガモに見えるのもいるし、顔がカルガモみたいなのもいる。けれど本物と胸とか腹の色、模様が全然違っていてへん。ここのアイガモたちは野生のカモと違ってとても人に慣れている。
97年12月、何処から来たのか瀬戸川のJR上流側の芝生に1羽のマガモノオスモドキがいた。
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