膝の使い方2

大井川三連ジャンプ

　ジェフエミグが多用するジャンプの方法です。この手のジャンプになると、よし、やってみよう！と思う人はかなり少なくなるのではないでしょうか？モデルは、国際Ｂ級の方で、今は国際Ａかも知れません。このジャンプのメリットは、リアサスペンションを沈めて伸ばすことができ、そのため遅い進入速度でも十分飛距離がでることです。スーパークロス的な助走がほとんどない大ジャンプに適しています。方法は、ジャンプ進入時にできるだけ重心を低くして、膝を曲げてジャンプに進入します。結果として後ろに腰が引いているように見えますが、腰を引くのでなく重心を下げる気持ちが大切です。なぜなら後ろに腰を引くとハンドルに力が掛り、キッカージャンプにはなりませんが、竿立ちになり、これまた危険です。自分の体を支える場所は、一にステップ、二にシート、三にハンドルです。ジャンプ踏切に低い重心で、リアサスペンションに加重をかけて、次に体全体を伸び上がる様にリアサスペンションの伸びを助けます。オートバイ自体は、地面に対してウイリー状態で飛んでいきます。空中でフロント側に重心移動してウイリー状態をキャンセルします。リアブレーキをかけてもキャンセルできます。かなり高度なジャンプですので、低速での座ったままのジャンプをマスターしてからでないと危険です。しかしながら、キッカージャンプにもっともなりにくいジャンプといえます。

　おまけです。作者の同位置のジャンプです。ジャンプ踏切瞬間にフロントに加重をかけすぎです。そのため、リアサスペンションがしっかりとボトムしないので、スピードの割に距離がでません。もっと重心を低くして踏切らねければ危険です。解っているが、本人なかなかうまくなりません。とほほ。