キッカージャンプこの聞きなれないジャンプをあなたはご存じだろうか?わたし(作者)は、このジャンプのおかげて、鼻の軟骨、あばら、鎖骨、親指の骨折を経験した。ダートバイクを乗り続ける上での最大の障害がこのキッカージャンプに他ならないのである。私が真剣にテクニックについて研究しようと思い立ったのも、このキッカージャンプのおかげなのである。

非常に発達した現代のモトクロッサーの前後サスペンションは、まさに両刃の剣である。快適で信じられないような飛距離を実現した代償として、使い方を誤ると自らを傷つけてしまうキッカージャンプを生み出してしまったのだ。

そこで、ジャンプマスターの第1歩は、なぜキッカージャンプは発生し、どのようにして防げるのかを理解し実践しなければならないであろう。キッカージャンプ克服の先には、快適で信じられない飛距離だけの享受が待っているであろう。多くの人がこのサスペンションの原理原則を知らない。とんでもない大ジャンプを飛ぶ一流ライダーは、無謀でもなく、蛮勇でもなく、ましてや気合いでもなくて、サスペンションの使い方を知り尽くしてできる当たり前の行為なのである。

このキッカージャンプをいかに克服して、ジャンプ自身を楽しむかを目標とした作者の研究と実践について紹介いたします。


キッカージャンプとは?


キッカージャンプを避けるテクニックその1

(バイクのホイールベース以下のコブ状ジャンプ台の克服)

キッカージャンプを避けるテクニックその2

(だれよりも高く遠く飛ぶ、それは膝の使い方が重要だ。)

キッカージャンプを避けるテクニックその3

(最もサスペンションを使える方法は、座って飛ぶことだ。)

ジャンプアラカルト

(こんなジャンプもあります。)