訪れた町



バマコ 


ニジェール川 (バマコ)
首都バマコにおいてもこのようにピロッグで漁をする姿を見る事ができます。やや近代化した建物と、伝統的生活。今後どのように変わっていくのでしょうか・・・。



朝早くから杵をつく音が聞こえ、一次産品を加工する姿が見られる。一般的に想像しうる『都市』という感じはみうけられず、巨大な田舎町とも呼ばれる。見どころは特にないような気がするが、市場は活気がある。

<ホテル情報>

ファンタホテルに泊った。ここはドミトリ−のみでトイレ、水シャワー共同。トイレはゴキブリが多い。

日本語の情報ノートがあるということで泊まったが、あまり役立ちそうな情報はなかった。マネージャーのファンタは悪い人じゃないんだけど、ケチケチばーさんです。必要以上にエコノミカル、ってうるさいんだよね。宿代もそこまで安くないしイマイチだった。(4000CFA)



ジェンネ


月曜市


<みどころ>


ジェンネの月曜市は世界遺産にも登録されている。売っている物は、食料や生活用品、布地やアクセサリーなど。

ジェンネの歴史は古く、この町の南西3キロメートルにあるジェネジェノ遺跡は、サハラ以南のアフリカでは最古の都市と考えられている。現在のモスクは20世紀初頭、フランス統治下で再建されたものである。

この地域はサハラの貿易ルートが確立されていく中、隣国からトンブクトゥへの中継地として繁栄した。貿易のためアフリカ各地から様々な民族が移住してきて、多様な文化形成を育んだと言われている。

現在のジェンネは静かな町だが、月曜日になると、各地域から様々な民族がかけつけ、物を売り買いしている。色とりどりの民族衣装はとても美しい。
市場の独特の熱気はこの地域(西アフリカ)でしか味わうことはできないだろう。

<アクセス>


バマコからの直行便(バス)が6000CFA.モプティからブッシュタクシーで2500CFA.(約2時間30分)

<ホテル情報>

私はババホテルに泊まった。ルーフは2250CFAと安い。(水シャワー、トイレ共同)ここは夜は涼しく、蚊もいないため、すごしやすい。 ただ、客以外も中に入れるので、ガイドの勧誘にいらいらさせられる。
ここのディナーはおいしい(高いけど)。日本人の口にも合うと思う。(チキン、ベジタブルスープ、ライスで2800CFA)



ドゴン



ベニマト
切り立った崖の上にあり、美しい村です。



<みどころ>


マリのハイライトの1つドゴン。その文化や風俗は特異であるため、数多くの人の注目を得ることになった。

ドゴン族の神話によれば、世界はすべての源である神アンマによって創造された。アンマが粘土の塊を投げると、それは太陽となり、月となり、星となった。
次に投げられた粘土は人間を形づくり横たわり、これが母なる大地となったそうだ。
そしてアンマと大地が交わったことにより8つの器官を持つノンモという双児の精霊が生まれ、水や木やあらゆるものに宿り始祖となった。

ドゴン文化はこうした古い信仰に基づいて形成されており、イスラム化の影響から逃れ、独自の文化を守り続けた。しかし、近年のめまぐるしい観光地化や、砂漠化の進行に伴い、急速に文化が衰退しているようだ。

ドゴントレッキングはこれら伝統的な村をめぐり、その間の風景を楽しむものである。日帰りでも行けるが、2、3泊したほうが充実したものになるだろう。


<ドゴンへのアクセス>

ドゴンの村へは基本的にガイドを雇って行くことになる。ガイド無しは不可能ではないが、宿代、入村料や食事代などの交渉が面倒かもしれない。また、トレッキング出発地点までのアクセスも難しい。

ドゴンツアーの出発地としてメジャーなのがバンディアガラ、サンガ、バンカス。

バンディアガラ、サンガはモプティから訪れる人に便利。私が利用したバンディアガラへはセバレから2、3時間。ブッシュタクシーの料金は2500CFAだった。モプティからセバレまでは13キロ。

バンカスはブルキナファソから入国してくる人、これから行く人が主に利用しているようだ。


<誓約書>

ドゴンに限らずガイドを雇う時は誓約書を書きましょう。細かく指定しておけばトラブルに見回れることも少ないかと思います。
最低、以下の項目くらいは書いておくと良いでしょう。


-------CONTRACT(誓約書)------

This contract is everything include except drink and souvenir and coronet during 4 days.

1  transration fare
(from BANDIAGARA to DOUROU and from SANGA to BANDIAGARA)

2  foods
(1day,,,lunch and dinner  /  2,3d,,,3meals   /  4d,,,breakfast and lunch)

3 places to stay
(1day BEGNIMATO , 2d  TIRELI , 3d IRERI)


1 移動費について

この時、交通手段はバイクであるのか、車であるのか、そして何時に出発するかを書いておくといいでしょう。荷物が重い人はポーターを雇うのもいいかもしれません。

2 食事について

何食でるか最初に確認しておくと安心です。あとは食べたいもの、食べられないものがあれば先に書いておいた方がいいです。例えば『スープに肉は必ずいれること』や『食後にフルーツを出す事』、『サラダをつけること』『ミレットは食べれない』など必要なことを書いておくといいです。

というのもガイドを雇う時の交渉でディスカウントした場合、安くできたぶん、ここで手抜きをされるからです。基本的に朝はパンと紅茶で、昼、夕は米かスパゲッティかミレットにトマトベースのソースをかけたものになります。

3 どの村に泊まるか 泊まる場所を書きます。

4 前金としていくら払って、ツアーが終ったときにいくら払うかを書く。

5 自分のサインをし、ガイドのサインを書かせて終了です。


以上が私が書いた契約書の項目になります。見どころや各日数ごとに適したまわり方はロンプラに載っています。日数を言うとガイドは勝手にプランを立てますが、個人契約なので何でもアレンジし放題です。ガイドの言いなりになるだけじゃなく、予めプランを練って、貪欲に楽しんでください。

ちなみに私は4日間のツアーで46000CFA払いました。(一日あたり11500CFA) 
ガイドにもよりますが、粘れば1日あたり8000〜10000CFAぐらいまでは下げられるんじゃないでしょうか。ただ、あまり下げすぎてガイドのやる気が落ちるのは嫌ですし、なによりもフランス語のできない人は英語の上手なガイドを選ぶことが重要です。 

また『英語の上手な代理人が交渉して、ガイドをするのは英語のヘタクソな人だった』ということもありますので、誰がガイドするのかをきちんと確認しておくことも必要です。
2、3泊といってもずっと一緒に行動するので、人柄も重要ですよ。

★荷物の多い人、担いで歩くのが嫌な人はポーターを現地で手配することができます。ガイドは基本的に背負ってはくれません。

★村には長老しか入れない場所がたくさんあるので、ガイドに確認をとってまわるのがいいでしょう。

★写真はかなりの確立でとれますが、たいていお金かコーラナッツという食べ物をせがまれます。コーラナッツはドゴンの老人の好物です。(若い人や女性は金をほしがります。)

★コーラナッツとは?
アオギリ科。 カフェインやテオブロミンを含み、噛むとアクのような苦味がある。また疲れや空腹感をまぎらわせる効果がある。コ−ラナッツはコートジボアールから輸入しているらしく、首長や老人への尊敬を込めた贈り物として用いられる。
バマコの市場では1kg4000CFAぐらいで買える。ドゴンに近付くと高くなるので、バンディアガラに入る前に買っておいたほうが良いそうだ。

★小さい村ではシャワーはなく、バケツの汲み水で体を洗うことになる。また、村によっては外から丸見えのところもあるので、気になる人は前もってガイドに聞いておくと良いだろう。


<ホテル情報>

Auberge kansaye
バンティアガラのホテル。
シングル1泊2500CFA。水シャワー、トイレ共同。夜の十二時になると自動的に照明が落ちるので、懐中電灯が必要。食事はホテルの中でとれる。

このホテルにはガイドが頻繁に出入りしているので、交渉しやすい。そして、モプティーなどで、流れのガイドを雇うよりは身元がわれるので、いくぶん安心感がある。

また、このホテルは荷物を500CFAで預かってくれるので、トレッキングを始める前に、必要のない荷物を預けるのもいいと思う。なお、ツアーから帰ってきて、もう1泊する人は預かり代がタダになる。



モプティ 


川で洗濯
女達は激しい日射しの中、幼い子供をあやしながら洗濯しています。洗濯し終った服は砂の上で乾かします


バマコから640q。川が綺麗でのんびりできる。河原では塩版を運ぶ姿や、洗濯物を洗う姿を見る事ができる。モプティーに限らず3月のマリは非常に暑かった。(昼は40度ぐらい) そのため昼は土産屋や商店で時間を潰し、朝、夕に町を探索することになった。

<アクセス>

バマコからバスで12時間ぐらい。6000CFA

<ホテル情報>

バーマリホテルに泊まった。
シングル4500CFAで水シャワー、トイレ共同。

ここは売春婦の巣窟だった。かなり騒々しいし、市の中心から離れていて不便だった。安さだけがとりえ。



セグー


バマコから230q東にあるマリ第二の都市。何もないところだが、モプティーと同じくのんびりできる。

私はセグーでもガイドを雇って、二泊三日のツアーにでかけた。これは対岸の漁村やバンバラ、フラ二族の村を訪れるというもので、まだまだマイナーな地域だ。

払ったガイド料はドゴンのときのように、すべて込みで1日あたり6000CFA。ガイドなしでも、これらの村に行く事はできるが、言葉や習慣の問題もあるし、各交渉事には労力を奪われる。

ドゴンに限らず、マリではその場その場でガイドを雇ったほうが充実した旅になると思いますよ。(フランス語ができない人は特に・・・。)

<アクセス>

バマコの中心部の東にあるGare routiereからバスが一時間ごとにでている。(2000CFA) ブッシュタクシーもある。
モプティーからはバス、ブッシュタクシー共に4000CFA。

<ホテル情報>

Hotel de france(7500CFA)。シングル7500CFAで、各部屋にシャワー、トイレがついている。バス停まで近い。



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