写真で紹介!
モーリタニアの旅

2004年 1月6日〜25日 



モーリタニアってどんな国?
星の王子様の挿絵の世界です。
モーリタニアの砂漠は淡いオレンジ色。
足もとはいつもふんわりとやさしく旅人を包みます。
厳しい自然が育てた研ぎ澄まされた美しさ。
すべてを支配する砂漠の静寂。
深く優しく逞しい人々。

いにしえのキャラバンに想いを馳せ、
遊牧民の暮らしに触れる旅。
アラブよりピュアでブラックアフリカより静かな
サハラの世界をお楽しみください。







敬虔なイスラム教徒の彼らはどんな場所にいても一日5回の礼拝は欠かさない。
砂で身を清め、祈る彼らの姿はとても美しい。(シンゲッティの砂丘にて)





らくだのまつげ。かわいい!ラクダの正面の顔というのは見たことがない人が多いらしい。
この写真を近所のおばちゃん見せたら「ライオン?」といわれてしまった。(ワラッタの泉にて)





男性の民族衣装ブブーはサハラの遊牧民の衣装である。色は白、水色、青の3色。ターバンは
白か黒で、今でもほとんどの男が日常着用。大きなシーツをかぶったようなこの服は日よけ、
砂よけ、ときには寝具にもなる。 精悍な顔に引き締まった身体。砂漠と青空に映えて美しい。





オアシスの村、テルジット。水も電気もない小さな村だが、
まるでアメリカのグランドキャニオンのような大峡谷の谷間に
豊かな水が湧き出し大変美しく、観光地となっている。





オアシスは砂漠の只中に忽然と現れる。椰子の木がある場所には水脈がある。
人々は井戸を掘り、小さな集落を形成する。(シンゲッティ近郊 ラクダの旅)





首都から内陸へ1200キロ。丸3日もかけて憧れのワラッタの村へ。最後は村に4台
しかないトラックを捕まえて、砂漠を4時間!現地の人たちと一緒にトラックの荷台に
揺られていく。 途中、でっかい夕日が沈んでいき、やがて満天の星空に・・・・。





人間は水と少しの食べ物があれば生きていける。ここは砂漠の真っ只中。
汲み上げた水は冷たく、きれいに澄んでいる。(シンゲッティよりラクダ旅)





シンゲッティかららくだで3時間。たどり着いたのは遊牧民のテント。人口15人の集落。
この日はここに泊まった。ラクダ旅のガイドの家族4人、子猫一匹が暮らす家でもある。
日中は30度を越すが、夜は10度を割り、寒い。もちろん扉などない。





遊牧民の暮らし。羊の乳を皮袋に入れて3時間ほど揺り動かすとバターが出来上がる。
床は砂の上にむしろ。お茶用のガスは充填式。クスクスは外で炭火で作る。
羊とやぎ数頭ずつと鶏にラクダ一頭。物はないが貧しくはない。





美しい岩山に囲まれたオアシスの村、テルジットの一角。平たく割れる石を積み上げて
家の壁に。サハラでは石の家は少ない。通常は日干し煉瓦積みしっくいで固めて家を作る。
日干し煉瓦の家は昼間は冷たくひんやりし、夜は驚くほど暖かい。





砂漠のオアシスでよく見られる、全体を椰子で葺いた家。
木組みの外にきっちりと噴いてある。見るからに粗末だが意外にも雨漏りはしないそうだ。





美しい土色と漆喰の白で美しく装飾された家の中庭。 世界遺産の村、ワラッタは
この伝統的な家の装飾で有名である。家の外側は白地に茶色の装飾となっており、
重厚な木扉とともに、代々受け継がれる家の顔で、年に一度、女性が塗り替える。




女性の民族衣装、メルファハ。4〜5mの一枚布を器用に巻きつける。
カラフルなこの衣装は大変美しく、砂漠にパッと花が咲いたようだ。この国では
ほぼ全員がこの衣装。日よけ、虫除け、砂よけと日常大変便利な衣装である。





クスクス(小麦粉を練って作る粒状パスタ)を作る女性。
毎日のこの作業はかなりの重労働で時間もかかる。
おまけに作る過程でかなりの砂が混じってしまう・・・。





モーリタニアのお茶。茶葉は中国の緑茶。多量の砂糖を入れ、
ミントの葉も入れる。茶道が細かく決まっており、小さなコップに
遠くから注ぎ、できるだけ多くの泡を立てて少量を数杯いただく。





300年変わらない家並み。いにしえの隊商ルートにあたり
世界遺産になっているこの町も、他の町同様砂に埋もれ、
崩れたままの廃墟も多数。(ワラッタ)




首都ヌアクショットは砂丘の上にできた町で、町全体が細かい砂に覆われている。
ここはタクシーステーション。こんなボロ車も立派な現役!





旧式の四駆トラック。テルジットに貴重な物資を毎日運んでいる。 見たことないくらい
オンボロ車だったが、この店から出るこの車が、テルジットへの唯一の交通手段!(アタール)




首都ヌアクショットの港、ポート・ペシェ。小さな船にエンジンを積んで漁に出る。
たくさんの船が帰港する夕方は圧巻!魚は日本にも輸出されている。





首都ヌアクショットのグラン・マルシェ。(大市場)女性用のヴォアル売り場ははっとする美しさだ。





クスクス(粒状パスタ)がこの国の主食。(朝はパンを食べる)野菜と肉をトマトで煮込み、
塩だけで味をつけたおいしいスープをかけて大皿に盛り、手で食べるのがサハラ流。





路上のパン売り。40センチくらいのバゲットで一本20円くらい。
手押し車に直接、たくさん積んで売り歩く。








モーリタニア本編執筆中です!お楽しみに!

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