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れたあず
ライフサイエンスへの不安 私は、昨年11月に日経小ホールで行なわれた渡辺格教授の講演会「生命とライフ・サイエンス」に、富士市から出席した高校生です。あれから10ヶ月が過ぎようとしていますが、今年6月に出版された別冊サイエンス「人間の生物学」を購読してから、以前にも増して「ライフ・サイエンス」に興味を持ちました。渡辺教授の話を聴講してからというもの、新聞の科学欄は欠かさず読んでいます。しかし、今でも「ライフ・サイエンス」の目的は100パーセント理解はできません。そこで最近では、自分の思想を中心に解釈するようにしました。そこで問題となってきたことがあるのです。その問題とは「人間の生物学」の標題を利用させていただくと「試験管ベビーの可能性」と「人間とは何か」です。 |
なぜ、試験管ベビーまで完成しなければいけないのだろう。人口爆発という現状に立つと、それは矛盾に満ちたものだと思うのですが、最前線の研究者たちはどういうつもりで研究しているのでしょう。私も学術的には価値があると思いますが、その研究動機は実際にはどうだったのでしょう。肉体的理由などによって子供のいないカップルが、自分たちの子供が欲しいという希望があることは見逃せませんが、それ以上に、ベトナムの戦争孤児をはじめとして、多くの弧児がいることも忘れられないと思います。 |