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富士高式分光分析機
今回の富士高式分光分析機の説明は、特に受光部、コントロール部、光源部の3つに限って詳しく説明してある。そこで、その他の部分については、ここに概略をしるす。
§4の実験では、可視光線の部分における光合成色素の吸光特性についての肉眼による定性分析を行った。しかし、我々の班の最終目的は、定量的データーを求めることである。そのためには分光分析機が必要となるわけだが、高価であるため入手不可能。そこで自ら分光分析機を開発することにした。
この分光分析機の目的としては、 | |||
1 | . | 定量的データーを求めること | |
2 | . | 継続的に測定できること | |
3 | . | 可視光線以外の領域(紫外部、赤外部)についても測定できること | |
が考えられる。 |
我々の開発した分光分析機は、スペクトルの変化を肉眼にかわって測定する受光部、受光スペクトル上を正確に移動させる駆動部、太陽に代って光合成色素に光を供給する光源部、実験の操作を行なうコントロール部、受光部より送られた変化を測定する測定部、実験に必要な電気を供給する電源部の6つに分かれている。
駆動部
継続的にデーターを求めるためには、受光部を一定の速さでスペクトル上を移動させる必要がある。そのため、カーテンレールを2本平行に配置し、それに沿って受光部を移動させる方法をとった。移動方法として、シャフトに2mmのピッチでねじを切り、シャフトの回転によって、受光部を装着したナットを一定の速度で移動させることにした。なお、受光部とナットと