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写真撮影

 写真撮影は、光合成色素の吸収特性を表わす曲線をデーターとして記録しておくために行なう。
 撮影器具としては次のような物が必要である。

(1) カメラ…これにはポラロイドカメラと、1眼レフの使用が可能である。ポラロイドカメラはフィルムが1枚単位であり、撮影データーが早く確認できるという利点がある。しかし、フィルムの単価が高いことと、スライドにできないのが欠点である。1眼レフは、フィルム1本写し終わるまでは結果がわからず、データーの確認がおそくなるという欠点があるが一般的であるため持っているものも多く、又フィルムの単価が安いという利点がある。我々は費用の関係から1眼レフを使用することにした。(カメラはニコマートFTN、レンズはマイクロニッコールΦ55mm F3.5)
(2) フィルム…暗所での撮影であるためASA値の大きな、白黒フィルムを使用している。(コダックトライメを使用)又、撮影したデーターを早く確認し、経費を節約するため、現像は部内で行なうことにする。
(3) シンクロスコープ撮影装置…現在完成品が売られているが生物物理班では買えないため、自作することになった。基本的には、蛍光面とレンズとの間を暗くして、蛍光面のスポットの撮影を容易にするためのものである。

 撮影方法は、まず最初にシンクロスコープのライティングスピードと、FOCUS、instensityを調節したら、カメラの絞りを決めて、撮影装置を取りつける。その時、レンズ面と蛍光面が平行で中心が合うようにする。
 ファインダーで蛍光面の波形を見ながら、ちょうど良い所でシャッター(シャッタースピードはバルブにしてある)を押す。

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