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が私たちを待っていたのです。
 中間テスト1週間前は部活動はお休み。そのころ被害者意識の強かった私たちは、喜びいさんでクラブを休みました。でも植物にはないんですよね、お休みなんて。水槽の水替えを、中間テストがおわるまでの2週間さぼったおかげで、ほうれん草の根には水草がビッチリ!かわいそうにほうれん草たちは全滅。この時、水野氏〈注:前に出てきました水野氏同様、これはわが愛すべき(?)先輩の、水野秀一氏であります。水野先生とはチャイますよ。まちがえんといてね。〉から、さんざんおこごとを頂だいしました。
 でも図々しいワタクシメは、それを全然苦にせず、その後も何回となく、同じ失敗を繰り返すのでありました。
 『ほうれん草は育てるのがむずかしい植物だ。』という話をその後どこからか聞いて、自分の努力不足をたなにあげ、失敗の原因はそのせいだときめこむこととしました。そして新しくお玉菜という、ほうれん草にくらべると栽培がずっと楽な植物を育てることにしました。しかし、そのお玉菜でさえ、失敗を重ねている今では、いったい誰にこの責任を押しつけたらいいのでしょうか?ウン、これはきっと水耕栽培そのものがむずかしいことなんだ。きっとそうに違いない。(自分一人だけ納得)でもできることなら、成功させてから卒業したいものですね。

 他に私たちがやったことといったら…ウーン…そうありました。忘れてはいけないものが、クロロフィルの抽出です。この2年間私たちの活動の中心となったのは、なにあろうこれなのです。
 エ〜ト、まず最初は試料にする葉の採集。「試料植物の採集」なんていうと聞こえはいいんだけどなあ。本当はバケツを下げて狭い校内をウロウロ。放課後だから、同じクラスの運動部の連中が、サッソウとグランドを走り回っているのを横目に、セ

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