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ッセと草むしり。(そう、きっと雑草でもむしっている様に見えたに相違ありません。)これも白衣を着て、集団でやっている時はまだいいのです。でもこれがたった1人、制服のままでバケツをもって、となると、さすが恥ずかしくて、隅の方でコソコソと「採集」をしたのです。
 なぜか雨の日にかさをさして採った覚えもありますが、なぜ雨の日などにやったんでしょうかね。
 今まで、この植物採集、一番遠い所まで行ったといえば岩本山。今度は、新入生も入ったことだし、どこか空気の良いところへ、ピクニックがてら行きたいですね。
 さて、そうして採集してきた葉を「温風乾燥機」(一般の人は、これをなぜか“ドライヤー”などと呼んでおりますが。)でもって乾かすのです。《この乾かす時になると、実にいやな匂いがたちこめるんです。部屋にはいってくるなりゲンナリして、出ていったお人もございました。》
 数種類も採ってくると、「温風乾燥機」一台ではとても間にあわなくなってきます。かといって、そのままにしておいたら腐ってしまうし…そういうわけで、お日様の力を借りることといたしました。これも最初のうちは、大変いい調子だったんですが、知らず知らずのうちに、風さんがいたずらをしてしまって葉っぱたちは、ちりぢりばらばら(サヨウナラ〜、おたっしゃで)この問題を解決すべく考え出されたのが「富士高式乾燥機」。(創刊号を読んだ人は、覚えていてくれているかもしれませんが、)でも、これはとうとう完成されませんでした。今でもつぶれかかった「温風乾燥機」一台で頑張ってます。
 さてさて、その次がいよいよ粉末化。これが一番手間がかかりましたんですよ。なんか考えてみると、私は2年間シコシコとすりつぶす事だけやってきたみたいな気さえしてくるのです。このすりつぶすまでは単純作業。これから先も単純作業である

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