真理2_1_44 | 次頁 | 前頁 | 索引 | ホーム |
ことに、さして差はないのですが、ま、いろいろと薬品もでてまいりまして、ちょっとばかり複雑になってくるのです。
最初のうちはメチルアルコールと、エチルアルコールをまちがえたり、アルコールとエーテルをまちがえたり、ろ過するのを忘れたおかげで分液ろうとがつまってしまったり……
でも、原因のわかっている失敗はまだいいのです。ちゃんとやったはずなのに、水をいれても2層にわかれない、なんてこともありましたよね。
抽出も、光学水槽も、一応なんとか、かたちができ、どうにかこうにか光学実験にまでこぎつけたのですが、実験中に光学水槽がパタリパタリ。おまけにクロロフィルが流れ出してきたりして…。
なんというか、まさに失敗ばかりの2年間だったのですが、トコロがギッチョン:あ〜ら不思議。私たちの研究が県の理科研究発表会で優秀賞に輝いたのです。(あの研究発表、本当いうとごまかした部分がかなりあったんだよネェ〜) これはきっと男子の努力が目ざましいものであったからこそとれたのでありましょう。(←本心からそう思っています。)
後輩の諸君よ!これを読み終えても、決して生物物理に対し幻滅してはいけないのだよ。よく言うでしょ「失敗は成功の母」って。きっと君たちの代で私たちの失敗が、生かされ、大きく花開くのだ。うん、きっとそうに違いないのだよ。
はあ〜、それでもなんとか終わりの辺まできたみたいですね。ここまで読んでくださったかた、どうもご苦労様。
なんとかこれで格好のつく長さになりましたし、それにこれ以上書くことは紙面の浪費ですから、ここらで終わらせていただきます。(尚、この文中疑問、及び反ぱつを感じられたかたもおりましょうが、私はイッサイ知らないモンネ。ワーイ、オワッタ!オワッタ!)