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| 注目した日 | 気になる最新技術 | ニュースソース |
| 2003 9.27 | ウェアラブル＝wearable | 日経ITPro Webサイト |
| 今月開催された「自動認識展」にて、展示されたという「ウェアラブル」なICリーダー。見たかった。 この春、大日本印刷がスーパーの店舗でのショッピング・カートでのＩＣタグの読み取りを展示公開した。これは見に行ったが、買い物しながら商品情報を読み取り、買い物の参考になるので、大変役に立つと思ったものだった。現在実証実験中。（前回参照） 今度の「ウェアラブル」。これは物流の現場で活用されるという。今まで提案されてきたハンディタイプに比べて、はるかに作業効率がいいということだ。さらに、読み取ったICタグのコードをリアルタイムでパソコンや携帯情報端末（PDA）に送信できるスグレモノらしい。 また、バンダイの携帯型ゲーム機「ワンダースワン」を利用したICタグ・リーダー安価なシステム構築が可能として提案されていたという。ゲームの世界に疎いので、いったいどんなものか想像できなかったが、見れば納得の形である。 ちなみに、先週、1日限りで、プランタン銀座でICタグの実証実験が行われたはずである。携帯電話を利用した“新”マーケティングということで、顧客にICタグ付きの携帯ストラップを配り、それを店内に設置されたICタグ・リーダーにかざすと、クイズやショッピング情報が携帯電話のメールに届く仕組み。プランタン銀座の会員と、当日店舗を訪れる顧客、合計500人が対象だったが、その後の音沙汰がない。大反響！とかなんとか、そういうニュースがない。 勝手な想像だけど、この実験はKDDIと組んだものなので、まず対象顧客が少なかったと予想される。i-modeとj-Phoneユーザーはおそらく対応不可のシステムだったのでは？次に、仕組み。この仕掛け自体は新しくはないが、「店内に設置されたICタグ・リーダーにかざす」のは面倒ではないか？ 以前、展示会場で行われていた実験では、一度かざすと、その周辺各ブースから案内メールがぽんぽんと飛んできた。つまり、プランタン銀座の中をぶらぶら歩いている時に、その近くから自身の好みや要望にあわせて、「こんなモノがありますよ。ぜひお立ち寄りください」と誘導するようなメールが送られてきたら、うれしいと思うけれど、どうでしょ？ それにしても、「ウェアラブル」ということば。PCもウェアラブル！とIBMを中心に威勢よかったが、最近地味だ。もちろん、この取り組みがまったくなくなったわけではないが、マスコミが取り上げなくなってしまったということだ。腕時計ならまだしも、アタマや服にPCのディスプレイがくっついているのは、じゃまくさい感じだし、普及は難しい。なにより、多くの人が意識せずとも、すでに「ケータイ」という名のウェアラブルPCを手に入れているご時世なのだ。 |
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松本眞由美（Mayumi Matsumoto）
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