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おすすめCD その1


アルトサックスのおすすめCDです。
ジャズよりもフュージョンが多いです。

1*2*3
David Sanborn/The Best Of David Sanborn
アルトサックス奏者デビットサンボーンのベスト盤。
70年代後半から80年代にかけてのヒット曲を中心に網羅されたお買い得な1枚。
個人的にはこの時代の曲が一番好きなので、今でもよく聴いています。
16曲とかなりのお買い得なCDですが、オリジナル盤より若干曲が短縮されている所があります。(是非聞き比べてください。)中でも『ドリーム』と『レスリー・アン』は最高!
Dave Koz/The Dance
本国アメリカで人気のアルトサックス奏者。アルトだけでなく、ソプラノやテナー、バリトンもこなす。とても明るいサウンドで、ドライブにぴったりの曲が多いが、ワムのヒット曲『ケアレス ウィスパー』では渋いテナーサックスが聴ける。全体的にわかりやすいコード進行なので、スムースジャズやフュージョンが好きなサックスプレーヤーはコピーしてみてはいかが?このアーティストの作品の中で、一番おすすめのアルバム。2000年の作品。
Dave Koz/SAXOPHONIC
2003年作品。『The Dance』より曲・アレンジともに洗練された感じ。
過去の作品ほど明るさが感じられないので、フュージョンというよりスムースジャズと呼んだほうがぴったり。参加ミュージシャンもとっても豪華。
アルバムの中ではテナーサックスを使用した『ALL I SEE YOU』がおすすめ。
もっとテナーサックスをアルバムで吹いてほしいなあ。是非、来日してほしいアーティスト。
Nelson Rangell/Yes,Then Yes
アルトサックスをメインに、ソプラノ、テナー、フルートやピッコロまでこなすマルチリード奏者。特にアルトサックスのサウンドは80年代のサンボーンにそっくり!
フラジオでの割れたサウンド(ファズトーン)はサンボーンを遥かに上回る巧さ。
アルトよりピッコロやフルートの巧さで有名だが、このアルバムではパワー炸裂したアルトサウンドを聴いてほしい。コピーしてみたいが、まず不可能。94年作品。
Nelson Rangell/far away day
2000年作品。ファズの帝王と呼ばれたランジェルも流行のスムーズジャズの影響でメローでミディアムテンポの曲が多くなってしまった。(残念)アルバム恒例のカバー曲は、EW&Fの『Reasons』。ソプラノサックスが優雅に歌っています。スムースジャズというジャンルは、誰が吹いても同じサウンド&曲に聞こえるので、さすがにお腹いっぱいになってきた。私が古い人間になってしまったのかな?
Nelson Rangell/My American Songbook vol.1
2005年作品。ここ数年のスムースジャズ色の強いアルバムから一新し、90年代初期の爽やかな作品に戻ったような作品。(私としてはとても嬉しい!)タイトルからわかるようにジャンル問わずスタンダードな名曲を揃えたアルバム。さすがに初期の作品とは違い、アルトサックスをパワフルに演奏することはないが、相変わらずフルート&ピッコロの上手さが目立つ。Vol.1ということは2も発売予定あるのかな?
Warren Hill/The Collected Warren Hill
ネルソンランジェル同様、サンボーンを意識したアルトサウンド。
これは96年に発売されたベストアルバム。このアーティストも90年代初めまではパワー炸裂なサウンドだが、90年代後半からはスムースジャズの流れを意識したサウンドとなっている。エリッククラプトンの『TEARS IN HEAVEN』をカバーしているが、入れない方が良かったと思う。
Warren Hill/LOVE SONGS
ウォーレン・ヒル2002年のラブソングアルバム。オリジナル曲の他、エリック・クラプトンの『Wonderful Tonight』や定番『My Funny Valentine』、『You Are So Beautiful』といった曲も収録されている。初期の作品に比べ、脱サンボーンサウンドと言えるが、『Because Of You』の間奏ではDave Kozのアルトにそっくりでビックリする。使用しているヴァンドレンのマウスピースではちょっと迫力不足では?
Candy Dulfer/LIVE IN AMSTERDAM
女性アルトサックス奏者、キャンディーダルファーのライブアルバム。
同時期にベストアルバムも発売されたが、このアルバムの方が音に色気があっていい。
ライブならではのアレンジが生きていると思う。
デイヴ・スチュアートと共演する『Lily Was Here』が印象的。
2001年作品。
渡辺貞夫/My Dear Life 50th ANNIVERSARY COLLECTION
アルトサックス奏者、渡辺貞夫の50周年記念アルバム。
有名な『カリフォルニアシャワー』や『My DEAR LIFE』のアルト&ボーカルバージョンを追加。特に難しいことをやっている訳ではないが、聞いただけで渡辺貞夫の音とすぐにわかる。ソプラニーノサックスやフルートも演奏するが、やはりアルトが一番いい。
たまに石森管楽器店に行くとばったり会えてびっくりします。
MAL WALDRON/LEFT ALONE
ジャズピアノ奏者、マル・ウォルドロンのアルバム。1960年の作品。
タイトル曲『レフト・アローン』のメロディーを奏でるアルトサックス奏者、ジャッキーマクリーンの演奏がいい味を出しています。(決して巧い演奏ではないのです)
一度は聞いたことがある曲ではないでしょうか。
日本での人気が高く、地方でもコンサートを開いていました。
亡くなる前にアーチー・シェップと共演した『レフト・アローン』も良かった。
Jackie McLean/Jackie McLean Quintet
当時、ネコのデザインが人気だったジャッキー・マクリーン1955年録音作品。上記の『レフト・アローン』に匹敵するバラード曲『Lover Man』がおすすめ。この曲を聴くと、『レフト・アローン』に通ずるマクリーン&ウォルドロンコンビの方向性が見えてくるような気がする。もちろんバラードだけではなく、『Little Melonae』のようなトランペットとユニゾンを奏でるアップテンポな曲もよい。C♭7(♯11)で始まるメロディラインは秀逸!速い曲ほどチャーリー・パーカーを感じますね。
The Dave Brubeck Quartet/Time Out
以前テレビCMにも使われた『Take Five』が超有名。
5拍子のジャズのリズムを絶妙なフレーズに乗せて吹いているのがアルトサックス奏者のポールデスモンド。
とてもウォームかつハスキーなサウンドが特徴。1963年には続編とも呼べる『Take Ten』をレコーディング。こちらは四分の五拍子というより、四分の十拍子と表記するのが正しいかな。
Art Pepper/Art Pepper Meets The Rhythm Section
アートペッパーが1957年にレコーディングした名盤。
泥臭いジャズが苦手という方は、このアルバムからジャズに入ってみるのもいいかもしれません。
『You'd Be So Nice To Come Home To』、『Tin Tin Deo』が特におすすめ。
アドリブ・フレーズの勉強になると思います。晩年の演奏がDVDで発売されています。
CHARLIE PARKER/Nows the time
ジャズ・アルトといえばチャーリーパーカー。
あまりにも有名なアルバムだが、タイトル曲しかまともに聴いていないので、評価に苦しむところ。アルトサックス(セルマー)を購入した頃、よく練習していました。
今ではパーカーと同じConnのアルトサックスを所有しているので、ブリルハートのマウスピースを揃えて、パーカーになりきってみようかな。
(もちろん気分だけ。)
LOU DONALDSON/BLUES WALK
なんといってもおすすめはタイトル曲でもある『Blues Walk』。F minor・ブルースでとてもシンプルな演奏。所々で3連符、5連符や9連符といったスタッカート気味のフレーズのリズムがとりにくいが、Connのアルトでたまに練習しています。メイヤー復刻版のマウスピースではサウンドが明るすぎるので、Nobさんの木製マウスピースで演奏すると楽しい。ルー・ドナルドソンといえばこのアルバムのほかに、1967年録音の『ALLIGATOR BOGALOO』が有名。
DIMENSION/Six Dimension ''LIVE''
ディメンション6枚目のライブアルバム。
『Break Out』や『Se.le.ne』といった初期の代表曲がいっぱい入ったベスト盤のよう。
ライブアルバムは13枚目に2枚組アルバムがあるが、ドラムの石川雅春とベースの青木智仁のリズム隊がサポートした6枚目のほうがパワーがあってよい。
それにしても『Break Out』の演奏は何をやっているのかわからないくらい程の難曲だ。是非スコアを見てみたい。
本田雅人/Growin'
T-SQUARE卒業後のソロデビューアルバム。ディメンション同様、難曲のオンパレードだが、覚えやすいメロディーが気持ちいい。
粘りのある硬いアルトサックスのサウンドが特徴。EWIを使用した『Condolence』もいい。
初期のソロアルバムのほうが、現在よりPOPな曲が多いので、フュージョン初心者におすすめ。ライブで人気のある曲が満載!
To Grover,With Love
99年に亡くなったグローバー・ワシントンJr.のトリビュートアルバム。参加ミュージシャンが、マイケルブレッカー、チャックローブ、ジョー・サンプル等、有名どころのオンパレード。1曲目の『ワインライト』をジェラルド・アルブライトがパワフルに演奏しています。パワフル過ぎるのでちょっと選曲ミスのようだが、1曲目を飾るにはインパクトがあって良いかも。日本ではあまり知られていないサックスプレーヤーも参加しているので、新鮮に聴けると思います。録音状態も良好!
KENNY G/LIVE
どちらかと言えば、ソプラノサックスと循環呼吸がトレードマークのケニーG。しかし私はソプラノより、アルトとテナーサウンドが好み。このライブアルバムではアルトで演奏されるゴスペル調の『HOME』とマイケル・ボルトンと共演したテナーで演奏する『Don't Make Me Wait For Love』が良い。ライブではこんなに素晴らしいのに、何故アルバムは単調になるのだろう。このアルバムを聴けばケニーGが嫌いなユーザーも考えが変わると思うのに・・・DVDも発売中(若干、曲と曲順が違います)
KENNY G/At Last...The Duets Album
私の大好きなサンボーンやEW&F、バカラックなど超一流アーティストと共演した期待のアルバム!・・・だったが期待はずれ(悲)。その要因は打ち込み(特にドラム)と全体の音質が安っぽく(古臭い?)、ムード音楽になっている気がします。たぶんゲストのアーティスト以外はコスト削減で製作されたのでしょう。ジャケットの曲順もめちゃくちゃだし。日本盤ではサービストラックとしてTUBEが参加されるようです。期待のサンボーンとのデュエットも正直、消化不良ぎみかも。
Lee Konitz/Motion
クール派リー・コニッツの1961年録音作品。曲目を見る限り、有名な曲を多く演奏しているが、複雑なリズムやコードラインで正直何を演奏しているかわからない(笑)。
中でも『All Of Me』のように定番の曲でも全くテーマが出てこない。イントロを聴いただけで『All Of Me』とわかる人はどれくらいいるのだろう。私は曲順を見るまで全くわかりませんでした。コードに強い方や『All Of Me』に詳しい方は音を拾ってみるとおもしろいかもしれません。サウンドもアドリブもクールなお方です。
池田篤/かはたれとき
アルトサックス1本で演奏されたライヴレコーディングのアルバム。
ジャズだけでなく『West Side Story』のようなミュージカルナンバーも選ばれている。
中学生の頃、ソニーロリンズのソロアルバムを聴いたときは“なんじゃこりゃ?”という感想でしたが、このアルバムはとても美しいサウンドを聴かせてくれます。といってもクラシックとは違い、Connのアルトらしいどこか乾いた泥臭いサウンド。音がエフェクターなどで加工されていないので生音が楽しめます。
矢野沙織/02
話題の女子高校生プレイヤー。映画『スイングガールズ』といい、女子高校生によるジャズが流行りのようです。(ジャズブーム到来?)ボーナストラックには、テレビ朝日“報道・ステーション”のテーマ曲『Open Mind』が収録されている。この曲を作曲した松永貴志といい最近の10代には驚かされる。上記の池田篤氏のお弟子さんのようだが、同じConnを使用している割にサウンドは艶のある少し固めのサウンド。是非!吹奏楽の方にも聴いてもらいたい。
SAM KININGER/SAM KININGER
最近流行り?のジャズファンク系のアルバム。サム・キニンジャーのソロ名義だが、所属バンド“SOULIVE”の延長的な音作りになっている。メイシオ・パーカーのようなジャンルだと思うが、かなりドライなサウンドで洗練された感じ。サックスのサウンドはそれほど好きではないが、オルガンサウンドとホギャホギャ鳴るクラビネットなどサックス以外の音とアレンジが好みです。ジャズファンクやスムースジャズばかりで近頃はフュージョンと呼ばれるジャンルは消えてしまったの?
GERALD ALBRIGHT/LIVE AT BIRDLAND WEST
アルブライトがジャズを演奏したアルバム。(91年作品)この頃、白いセルマーのサックスをトレードマークに使用していた。スムースジャズのアルバムが多いが、4ビートを演奏するアルブライトの方が熱いプレイを聴かせてくれる。中でも『我が心のジョージア』でのアルトサックスは秀逸!所々に超高音域(フラジオ)をおかずにしたフレーズはこの頃から健在。テクニックに自信がある人はコピーしてみると面白いかも。ただこのアルバムですが、後半をほとんど聴いていない気がする。
       


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