最終更新日:2002/6/29
1999年7月、浜名湖の景観保全と水質浄化を目的に静岡県が
私立オイスカ高校とオイスカ開発専門学校の協力のもと、
浜名湖に植えたマングローブ(メヒルギ)はどうなったのだろう???
2002年1月以来、3回目の観察です!
北マングローブ植林地(2002/6/15) | 南マングローブ植林地(2002/6/15) |
1〜3年生のメヒルギが混じってます。 | 2002年5月に 植えられたメヒルギの 胎生種子 |
[防風]
冬の寒さ・風対策のために作られたビニールハウスは骨組み
が残され、防風のためシートで保護されていました。
当地は地理上、風が強い日が多く、風によって
枯死してしまうことを防ぐためのものです。
2002年5月に植えられた胎生種子。 多くが葉を出しています。 |
北マングローブ植林地内に植えられている メヒルギ。 1999年からの生き残りも何本か見られる。 |
[生存数]
場所 | 生存数 | 状態 |
北マングローブ植林地(大) | 約90本 | つぼみをつけているものあり。 枯死しているものあり。 |
北マングローブ植林地(小) | 約20本 |
新たに植えたとみられる 胎生種子も含む。 |
北マングローブ植林地(新) | 約300本 | 2002年5月に植えたとのこと。 場所も新たに設置。 |
南マングローブ植林地 | 2本 | つぼみをつけている。 |
北マングローブ植林地内に 植えられているメヒルギ。 |
昨年、1株のみ花が咲きましたが、今年は多くの花が見られることでしょう! |
[花]
オイスカ高校のHPより、昨年ほんの少しですが
花が咲いたとの情報を得ました。
今年は昨年より多く花が咲きそうです。
3年〜4年生のメヒルギには、つぼみがいくつもついていました。
残念ながら枯れてしまった メヒルギ |
南マングローブ植林地には2本しか残っていません。 |
南マングローブ植林地内に植えられているメヒルギ。 残っているのは、この2本のみ。 |
南マングローブ植林地内に残っている2本 には、つぼみが芽生えています! |
[塩分濃度計測結果]
観察時は満潮直後(下げ潮時)だったため、
メヒルギは水に浸かっていました。
そこの水と植林地外の水をペットボトル(500CC)
各1本の計2本採取。
計測は各3回の計6回行いました。
計測値はそれらの平均値です。
(それぞれの値は大きくは違っていませんでした。)
計測結果:0.3〜0.4%
計測器の関係上、0.5%以下の値が判読し難いため、
ほぼ上記の値と 判断しました。
自宅の水道水(真水)も計測してみましたが、
それと比べると塩分を
含んでいることは確認できています。
4日間雨が続き、前日大雨だったため、
水は濁っていました。
普段より塩分濃度は薄くなっているの
かもしれません。
次回、行ったときも採取し計測したいと思います。
定期的に生徒達とゴミ拾いをしているそうです。 ほんの1,2週間前にもゴミ拾いをした ばかりだというのに、このありさま。 |
[観察したい方へ]
観察にあたってはオイスカ高校敷地内を通るため、
学校関係者の了解を得るようにしてください。
授業が行われている時間帯などは
避けた方が良いかと思います。
観察自体は快く了解してくれます。
当たり前ですが、大切に育てているものなので、
傷付けないように十分に気を付けることが必須です。
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