浜名湖のマングローブ

最終更新日：2002/7/21

1999年７月、浜名湖の景観保全と水質浄化を目的に静岡県が
私立オイスカ高校とオイスカ開発専門学校の協力のもと、
浜名湖に植えたマングローブ（メヒルギ）はどうなったのだろう？？？

2002年６月以来、４回目の観察です！

今回は以下の５つのコーナーに分けて紹介します！

１．	北マングローブ植林地（大）	植林を行い始めた時から存在している保護地です。４年目を迎えたメヒルギが残っており、他の保護地に比べて全体的に大きなメヒルギが多いです。
２．	北マングローブ植林地（小）	１～３年目程度のメヒルギが植えられています。サイズは小さめで、それほど多くは植えられていません。
３．	北マングローブ植林地（新）	2002年５月に新たに作られた保護地です。 2002年７月現在、約３００本程度が植えられていました。
４．	南マングローブ植林地	北マングローブ植林地（大）と同サイズの保護地ですが、 2002年７月現在で、２本が残っているのみです。この２本は４年目を迎えており、長老さんです。
５．	その他	周りの環境など紹介します。

（注）名称はShigeyが適当に付けたものです。


防風のためシートで覆っています。	中はこんな感じです。


北マングローブ植林地（大）内のメヒルギは、ほとんどこれぐらいの大きさに育っています！

北マングローブ植林地（大）内で
見られたメヒルギのつぼみです。

ちなみに本ページに使われている
区切り用の画像もメヒルギの
つぼみです！


メヒルギの根本にカニがいました！マングローブを植林したことによって、自然が少しずつ戻っていることがわかりますね！

北マングローブ植林地（小）は
漂流してくるゴミに悩まされている
感じがしました・・・


この保護地は漂流してくるゴミの影響をもろに受けている感じがしました。右側のメヒルギ（右の写真）に白いものが付いていますが、これは発泡スチロールでした。


この中に約約３００本ほどのメヒルギが植えられています！	北マングローブ植林地（新）内のメヒルギです。


南マングローブ植林地です。	北マングローブ植林地（大）と同サイズの保護地なのですが、現在は２本しか残っておらず、小さな囲いを設けて保護しています。

南マングローブ植林地内の
メヒルギです。
つぼみがたくさん付いて
いますね！！！

南マングローブ植林地には
これ以外にもう１本
ありますが、そちらにも
つぼみが付いています！


今夏は昨年よりもたくさんの花が見られそうですね！実は早咲きのものがあるのでは？と期待して行ったのですが、残念ながらまだ咲いているものはありませんでした。

－塩分濃度について－

前回（2002年６月）に続いて２回目の塩分濃度計測を行いました。

北マングローブ植林地周辺の水を
５００mlのペットボトル２本分、
サンプル採取しました。
計測は各サンプルで４回ずつ。
下記の値はそれらの平均値です。

塩分濃度

０．７％

2002年６月に計測したときよりは、塩分濃度が高いですね。
（2002年６月１５日：０．３～０．４％）
前回は大雨の直後であり、その影響で
塩分濃度が低くなっていたと
考えてもよさそうですね。


植林地内にはたくさんカニがいました！マングローブを植えたことによって、カニが棲みついたんですね。

台風などの影響もあったと思われますが、
たくさんの漂流物がありました。
ジュースの空き缶やカップ麺の容器
などのゴミも多く見られました。
どこで捨てられたものかわかりませんが、
ポイ捨てはやめてもらいたいですね・・・

マングローブのコーナー

[浜名湖のマングローブＴＯＰ]