最終更新:2003/2/15

南伊豆のマングローブ観察記(2003.2.8〜9)

[注意とお願い]

当地は貴重なマングローブ(メヒルギ)の
人為的移植北限として保護されていますので、
決して群生地内へ入らないようお願い致します。

それと土手から群生地内
(群生地だけに限りませんが・・・)へ
ゴミを捨てないようお願い致します。

時間帯によっては、群生林の近くで
地元の漁師さんが仕事をしています。
網の手入れ等していることがありますので、
十分に注意されますようお願いします。


今回は冬を耐えるメヒルギとハマボウの観察です
さて、冬のマングローブはどうだったでしょうか?
では、観察記をご覧ください。

−メヒルギ−

[2003/2/8]

南伊豆のマングローブ(2003/2/8)
ここが南伊豆のメヒルギ群生地です!
観察の開始!

4m級のメヒルギ(2003/2/8) メヒルギとオオハマボウ(2003/2/8)
ここのメヒルギ林の中で
一番高い個体達です。
(約4m程あります。)
前回観察したのは夏。
その時とはかなり違いますね・・・

昨年の夏に植えられた種子(2003/2/8)
昨年の夏に植えられたと
思われる胎生種子。
明らかに人為的に
植えられたものですね。
(研究関係者が植えた
ものと思われます。)

残念ながら頂芽にダメージ
を受けているものも
ありました。

メヒルギの果実(2003/2/8) メヒルギの果実(2003/2/8)
「メヒルギの果実」
寒さに負けず
子孫繁栄のため、
果実を実らせています。
ほんの少しですが、
胚軸(幼根)が
出ているものがありました。

このラベルは研究用の識別
と思われます。

メヒルギの果実(2003/2/8) 開かなかったつぼみ(2003/2/8)
こんなにたくさん
実らせているんですよ!
これから胚軸(幼根)を
伸ばし、胎生種子を
実らせます。
当地のメヒルギは8月に
花を咲かせるのですが、
中には開かなかった
ものもあります。

メヒルギとオオハマボウ(2003/2/8)
夏と何が違うかわかりますか?
後に比較写真を掲載しますね!

[2003/2/9]

メヒルギ(2003/2/9)
前日に続きこの日も
観察!

メヒルギの果実(2003/2/9)
寒さのため、葉が黄色く変色
しています。
痛々しいですね・・・

−ゴミを捨てないで!−

ゴミは持ち帰ってね!
今回もゴミが目立ちました。
いろいろなゴミが
メヒルギ林内にあります。
一人一人が気を
付けたい問題ですね。

メヒルギの保護(2003/2/9) メヒルギの保護(2003/2/9)
潮の満ち引きによる影響からの保護でしょうか。
いくつかのメヒルギに竹を使っての保護が
施されていました。

−塩分濃度計測−

場所 塩分濃度
メヒルギ群生地 0.5%以下

2003/2/9採取

−季節での比較−

2002/5/3
2002/8/9
2003/2/8
下の写真だけ緑が少ないですね!

上:2002/5/3撮影
中:2002/8/9撮影
下:2003/2/8撮影

2002/8/10
2003/2/8
緑が少ないのは、ハマボウが
落葉しているためです。

上:2002/8/10撮影
下:2003/2/ 8撮影

2002/8/9
2003/2/9
メヒルギの葉の色も明らかに
違いますね!

上:2002/8/9撮影
下:2003/2/9撮影

−ハマボウ−

ハマボウ(2003/2/8) ハマボウ(2003/2/8)
ハマボウがハゲボウ
になってる
・・・(笑)
この中にはハマボウの
種子が入っています。

ハマボウ(2003/2/8)
早く緑が見たいですね!

ハマボウの種子(2003/2/8)
「ハマボウの種子」

弓ヶ浜大橋近くのハマボウ
群生地で撮影

−季節での比較−

2002/8/10
2003/2/9
「夏と冬の違い」
ハマボウは落葉するので、
景色はがらりと変わります。

上:2002/8/9撮影
下:2003/2/9撮影
(弓ヶ浜大橋近くの
ハマボウ群生地にて

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