Betty's Adventures in Wonderland |
*WONDERな日々* |
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同じように目覚める朝〜毎日出会う新しいハテナのいろいろ |
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ネットショップにまつわるWONDER(不思議!不可解!などなど)を集めています。
8月??? |
お楽しみに。 |
8月23日 |
トラ!トラ!トラ!阪神優勝のその日は近い。もはやトラなしには小売業は語れない(かなり大げさ)。
京都に本社をおく国内下着メーカートップ年商1,600億円余のワコール(創業1946年)が、ついに発売した「がんばれタイガースグッズ」。阪神タイガース承認のキャミソール・ショーツセット(5,000円)、腹巻、毛糸のパンツ、子供用パジャマ。柄はもちろんアレ!である。タイガース関連グッズは数々発売され加速するばかりだが、とうとうココまできましたね。
http://www.wacoal.co.jp/products/tigers/
ちなみに業界第2位のトリンプは、「阪神タイガースブラ」を7月に発売済み(10,000円)。
http://www.triumphjapan.com/triumph/release/030716_main.html
なお、トリンプは元はドイツのメーカーであり、1964年に日本法人設立。年商400億円台。
トリンプは時に無謀なデザインに取り組む。そこで、それらをまとめて紹介するヒトも登場。いまやトリンプのWebサイトでも見られないさまざまなデザインが見られる。
「トリンプ・バカブラジャー列伝」(「HYPER JUNK SITE:Site K4」より)
そして本日届いたメールで知ったのが、先日「ネット放浪記」で紹介したオリジナル商品豊富なアンティシュクレ(本社:東京)の
「TIGERブラ」。 こちらはベタなトラ柄ではなく、おしゃれな見せブラ。ひとあじ違います。上下セットにお揃いの巾着ふくろ付きで2,300円。ワンサイズのみ。お手ごろ。
また、楽天市場の中では、こんな企画も登場。
楽天市場 虎ファン店長による合同企画
「阪神タイガースが勝てば・・・?」
。
そうそう、以前紹介した大阪の下着メーカー
「おしゃれ工房」
のトランクスは売り切れのようである。よかった。
インナー業界にどれだけタイガース旋風が起こっているか。もっと探せば、まだまだ見つけられそうな気もするが、国内1・2位メーカーの取り組みを見ただけで後は押して知るべしである。
ブランドが・・・、モノ作り・・・と言い出す方もいらっしゃるかもしれないが、この程度のお遊びに費やす資金があるのだろう。嫌なニュースが相次ぐ中、面白い話題を提供してくれて、さんきゅ!
なお、本来の「トラ・トラ・トラ」は昭和16年真珠湾攻撃成功を伝える暗号である。ふと思い出して使わせていただきましたが、茶化しているつもりはありませんので、ご了承ください。
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8月21日 |
初めてのネットショップで買おうかと悩む時、ぜひおすすめしたいのは、「お客様の声」チェックだ。わざわざ掲載してないショップも多いが、もし少しでもあったら、ぜひ見ておきたい。ちなみに楽天市場出店の場合、標準で「掲示板」機能がついてくるので、「掲示板」、「伝言板」、「お客様の声」といったタイトルで使っているショップが多い。なお、Yahoo!ショッピングにはない。
ここは誰でも書き込めるので、購入した客だけでなく、購入前に商品に関する注文や注文後の納期問い合わせ、商品到着後の交換等の問い合わせと内容は多岐にわたる。
高級輸入レースでオーダーメイドランジェリーを作るネットショップ。商品に使われるのは、どれも彩り鮮やかなレースで、あれもこれも目移りするほどの可愛らしさだ。自社ドメインは取得しているが、ショッピング機能は楽天市場を利用している。そのこと自体はよいのだが、会社概要が簡単すぎて、実態がわからない。住所と電話とメールアドレス。担当者の顔も出ていないので、果たして実在するのか、これは不安である。幸いにも支払方法は銀行振り込みによる商品到着後の後払いも可能なので、大事には至らないと思いたい。
さて、ここの掲示板を見ると、ちょうど2年ほど前から書き込まれているので、おそらくその期間営業されていると思われるが、内容は目を見張るものがある。いついつ注文した商品はいつ届くのか?電話しても誰も出ない、メールの返事もないが、注文はどうなっているか?オーダーメイドなのにサイズが違うのはどういうことか?・・・。ここに書かれているのは、ほとんどクレームである。掲示板でのクレームに担当者はただただ詫びている。客観的に見れば大変と思うが、問い合わせの内容を読めば顧客の怒りはどれももっともなものばかり。
この内容をずっとのせたままのネットショップの考えを聞いてみたい気もするが、もしかしたら削除することを思いつかないのかもしれない。しかし、掲示板への書き込みは削除されている可能性も高い。お客様の声としての書き込みがサクラでも見分けにくいのがネットショップだ。
私自身、実際に削除された経験がある。内容は注文した商品に納品書が見当たらず、つまりモノだけポンと送られてきたので、問い合わせたのだが、書き込みは削除され、うちは納品書を発行しない方針ですから、あしからずご了承くださいというメールが届いた。クレジットカードの控えをセキュリティ上の問題により発送しないショップは多い。しかし、納品書がなければ、商品を購入した痕跡は残らない。納品書を発行しない理由は不明だ。紙の削減だろうか?すばやい対応(掲示板書き込み削除)にぞっとして、以後、このショップに近寄らないのは言うまでもない。
納品書、それに関連して注文商品に同梱される紙類・チラシこそ、次回の購入へと続くネットショップからの声なき声かけのチャンスである。せっかくの機会を自ら手折ってしまうことのないようにしたいものです。(納品書のないショップからは一般的なメルマガは届くが、その後使い心地はいかがといったメールでの問い合わせも届かない。)
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8月18日 |
本日は、アジアの旅ではなくて、アジア雑貨を探すネットでの旅のお話。エスニックファッションに凝っていたのは、5〜10年位前。それまでのレースやリボンひらひら系から転身。ほとんどインドネシアからの輸入だったけれど、同じレースや刺繍でも日本とはちょっと雰囲気が違う。色使いやデザインも日本にはない大胆さがあり、自分も楽しみ、周りも面白がっていた。
その後はビジネススーツに染まるばかりだが、かばんフェチはおさまらない。ひさしぶりに夏モノ布系バッグを調達すべく!いざ、楽天市場へ。と、そこには、アジアン雑貨の店、ありすぎ。アジア雑貨で検索したら、該当ショップ129件。楽天市場を抜け出し、アジア雑貨街Web
Ring260件、アジア雑貨Web Ring360件。見ましたよ。光ファイバーでぴゅんぴゅんと。
わかったのは、どこでも同じような、もしくは同じ商品を、同じくらい、もしくは同じ価格で販売していること。もちろん、ショップの多くは現地で調達してきました!というのが売りなので、少し前に流行ったヌーブラその他ナショナルブランドの新製品発売みたいな共通写真や共通コピーではない。しかも、8月中旬といえば、すでに夏モノ処分セールの時期。完売御礼が多い。ショップのためにはよかったけれど。
それから、もっともっとイロイロわかった。
※商品アイテムが多い。
タイの山岳民族(少数民族:アカ族やモン族)のバッグはそれぞれ凝った刺繍が有名。そこで、アカ族ペットボトルホルダー、携帯カバーなどなど。山の中で暮らす彼らが使っているはずのないものたちも登場(それにしても、タイには族が多い。アカ族、モン族、カレン族、ラフ族、とか、とか。ターイ族はベトナム。)。
※運営者
もともとアジア雑貨の実店舗を営業しているショップのほかに、ネットのみの営業が多い。他の商品に比べ、自分が現地で購入してきて販売すれば、マンションの1室でも可能なんですね。
※商品調達方法
現地に店長が出かけて買ってくる他に、現地から日本人が発信している場合もあり。この場合、小売をしたい方向けに「買い物代行業」も行っている。もしかしたら、個人で運営しているショップ、自ら足を運ばなくても済む、この方法が人気かもしれない。
となると、気になるのは価格。どこかの国からいろいろなヒトの手を経て、どんどん販売価格が高くなっているのかもしれませんね。
※キャッチコピーいろいろ
「ちょっとスノッブでおしゃれなアジアン雑貨」、「ブームのアジア雑貨とはちょっと違う?」、「情報化社会が進む中、・・・(略)・・・安らぎを感じるアジアンならでは」、「流行りものでなくしっかりと根をおろしたアジ ア、癒しなどとは呼びたくないアジア」。
呼び込み(キャッチコピー)で差別化しないとわからないくらい、どこも似たりよったり。
※国
「アジア」ってドコなの?タイ・インドネシア・ネパール・インド・ベトナム・中国・韓国・台湾・・・みんな「アジア」。ベトナム雑貨の店と名のっていても、バリ島の木製にゃんこも販売したり。まさにアジア的混沌。
なにより気になるのは、日本もアジアなんだけど、彼らからはドコの国と思われているのでしょうね???
※フェアトレード
上のさまざまな商品とは違い、買い物しながら国際貢献できる仕組み。
哀しくも商業ベースにのってしまったアジア雑貨とは全く違う取り組みです。
詳しくは、「フェアトレードQ&A」を読んでみてくださいね。
http://www.interq.or.jp/world/naoto/shop/fair/index.html
(個人の方ですが、丁寧に解説しています。)
こちらは、静岡県浜松市の実店舗。思わず応援したくなる!
フェアトレードを広める店 ふぇあうぃんず
※さて、私が買ったバッグは、コチラ↓(生産国:ベトナム)
http://www.mandarin.jp/cart/bag/cw-nit2.htm
この冬のマストアイテム!ふっふっふっ!
買おうか、どうしようかと悩んだのは、コチラ↓
http://www.mandarin.jp/cart/bag/cw-fringe.htm
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8月15日 |
世の中は長いお盆休みらしい。そこで、いろいろなショップのトップページやメルマガで、「いついつはお休みします」と案内を書いている。
と、あるメールのタイトルを見ると「夏休みのお詫び」。いや、そんなに恐縮しなくても、とかくネットショップの運営者たちは長時間労働のようだし(と、かつての自分を懐かしみ)などと思いつつ、よく読めば大きな勘違い。
ネットショップはお休みします。で、メール、電話対応、商品アップ、発送などの業務がお休みになり、お客様にご迷惑おかけして誠に申し訳ないので、夏休みの「お詫び」出血セールをします。という趣旨であった。自分たちが夏休みの間、全商品半額(5,000円以上購入の場合)、消費税無料、バーゲン品も送料、消費税無料の対象。これは大英断だ。全商品半額とは、自社で独自に商品を海外から仕入れているからこそできるワザである。
休みと言いながら、逞しき商魂!これはきっと売れるだろうな〜と思っていたら、驚いたことに、翌日も、その翌日も、そのまた翌日も「お詫びバーゲン開催中」というメールが届く。なんだか、気持ちが冷めるな〜。
あの〜、今は夏休みでは?と聞いてみたい。もしかしたら、売れると思って企画した「お詫びセール」の反応がいまいちで、焦って出社しているかもしれぬ。いやいや、自宅から毎日メールを送っているかもしれない。おつかれさま、です。
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8月8日 |
「イーエスブックス カスタマーサービスのeS!B子です。ご利用ありがとうございます。」とメールが届く。先日購入した本の感想を、この本の読者コメント欄に投稿してほしいという内容だった。感想を書くのはいいのだが、eS!B子って誰?こんなに変わった名前のヒトに出会うのは初めてだ。ショップキャラクターなら、ネットショップにイラスト満載のはずだが、それも見当たらない。利用ガイドコーナーにいる伏し目がちのイラストの女性のこと?
イー・ショッピング・ブックス株式会社は、「本を通して人々をつなげ、人生を豊かにするサイト」〜だそうである。会社を経営するのは、代表取締役 鈴木 康弘(イトーヨーカドー会長鈴木敏文氏長男)、取締役 井上 雅博 (ヤフー株式会社 代表取締役 )、取締役 三谷 庸 (株式会社セブン-イレブン・ジャパン取締役 商品本部雑貨部長 )、取締役 宮内 謙 (ソフトバンクBB株式会社 取締役副社長)と、日本のインターネット業界を牽引する?面々である。http://www.esbooks.co.jp/
セブンイレブンに買い物のついでに注文した本を受け取れば送料はかからず、便利だ。購入しようか迷う時には、出版社紹介文に、おすすめコメントや、場合によっては他の読者の感想も掲載されていて、参考になる。本の分類やコーナー分けもAmazon同様の標準的な分類方法に比べ加え、さまざまなジャンル好きの読者たちの意見が反映される仕組みでおもしろい。
ただただ謎なのは、eS!B子さんだ。実在の人物(運営者)への個人攻撃をさけたいのかもしれないが、中途半端なキャラクター設定はかえって不信感をつのらせる。ネットはバーチャルだとはいうものの、せっかく読んでよかった!と思った本も、謎のキャラクターの依頼で感想文を書こうという気にはならない。投稿御礼が用意されているようでもないし。
それならば冒頭あげたようにショップキャラクター・ショップのナビゲーターとして親しみのわくイラストを用意して、常に顧客の目にふれ、なじんでもらうように、ショップ内の各ページに配置しておくことが最低限必要ではと思うのだが、どうでしょ?
ちなみに、この感想メールは注文段階で送信を拒否することができるようになっている。
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8月1日 |
開業記念日である。せっかくのよき日にネットショップに首をかしげるのは辛い。。。と思っていたら、以前紹介したネットショップから先ほどメールが届いた。
件名は「今日はお買い得情報はありません(^_^;)【プロボクお得意様通信】」
いつも凝った「しかけ」で笑わせてくれる、この店。今日は、くしくも同店の開業記念日だそうだ。以下、勝手に引用します。
「おかげさまで、本日8月1日で、
プロボクは3周年♪
パチパチパチ。
おめでとっ。ありがとっ。
というわけで、写真日記に気持ちをたくしてみたわっ。
http://www.rakuten.co.jp/diet/504720/504722/506634/
次回は、もりもり盛りだくさんでお送りするので、
楽しみに待っててねぇ!
では♪♪♪」・・・(引用終わり)
こういった、つかず離れずの顧客との距離感。押してもだめなら引いてみな!という、ヒトの心理をうまく活用している。押すこと(たとえばセール案内や会員登録ンのすすめ等々)に熱心なショップは多い。けれど、引くタイミングをみきわめることで、かえってその存在が光ってくるのだ。 |
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オフィス ラスト・リゾート
松本眞由美(Mayumi Matsumoto)
Copyright© 2003 All rights reserved.
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さ
が
し
て
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新
し
い
な
に
か
を
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今
日
も
ま
た
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