コラム


 1.バス釣りに行こう!!
 2.榛原&相良の野池
 3.ルアーの色について
 4.微弱なアタリをとる
 5.オフセット・フックを使いこなす
 6.システム・クランクベイト
 7.ソフトベイトの是非 その1
 8.ソフトベイトの是非 その2
 9.ワンパターン・フィッシング
10.管理釣り場でのセコ・フライ
11.結ぶ
12.大物狙い その1
13.大物狙い その2
14.大物狙い その3
15.ミニ・トーナメント
16.サイトフィッシング
17.タイムラグ
18.雑誌の功罪
19.春の釣り
20.朝派?夕方派? NEW!!



 
【 春の釣り 】


春の釣りは難しい...私の正直な実感です。
昨日もボウズを食らってしまいました。(^^;)

気温と水温が徐々に上昇し私たちバサーがソワソワし始める3月、まだシャローにバスの姿は見当たりません。私はそんな「春」のバス釣りが大の苦手です。とにかく魚の「居場所」と「動き」が見えない。全く見えない。本当に見えない。

冬が終わり、久々に池を訪れてまず最初に驚くのが「水の透明度の高さ」です。元々透明度の高い榛原&相良の野池ですが「乾期」である冬を通過し、より一層透明度を増しています。シャローの池底はマル見え。一瞥(いちべつ)で「シャローに魚がいない」ことを確認できます。ガックリ。
仕方なくジグヘッドリグやダウンショットリグで、ディープを攻めてもアタリがありません。魚がそこに居ないからアタリがないのか?魚は居るけど食わないからアタリがないのか??? 悩みは増すばかり。
結局、一足先にシャローのブッシュに出てきた「超小バス」に向かって3inchグラブを投げることになります。こんなことで良いのか?

釣り雑誌を見れば「バスの目の前でサスペンドプラグを静止させるのが春の必釣パターン」なんて書いてありますが、魚がどこに居るのか判らないのだから「目の前」なんて不可能...これはボツ。また「ジャークベイトでウィード地帯を広く探る」といった記事も見かけますが、ドン深の野池ではこれまたボツ。「プリスポーンのバスは、シャローに隣接したカケ上がりに待機して春を待ち...」どこにそのカケ上がりがあるのか教えてくれええ。

でもそんな激渋状態の中、バスを探して試行錯誤するのも結構楽しいのです。水温が上がりやすい場所はどこか?スポーニングエリアになるであろうシャローはどこか?どんなルアーが有効なのか?頭の体操です。

記録的な厳寒だった今冬。4月に入っても「3月のバス釣り」がまだ続いています。「難しいバス釣り」がまだ続いています。来週末はどうやって攻めようか? ワクワクしながら頭を悩ませています。(2001.4.2)

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【 朝派?夕方派? 】


「カラスと釣り人は朝が早い」 以前どこかで耳にした言葉(格言?)です。
船釣り(海)、磯釣り、渓流釣り...みなさん本当に朝が早い。多くのバサーも例に漏れず、早朝に野池に向かうようです。(特に、気合いの入ったバサーはね!) 早起きが苦手な私が池に到着した時、既に先行者は帰り仕度を始めている。なんてこともよくあります。
が、しか〜し、早起きして釣りをしたその努力は本当に報われているのでしょうか? 朝は「釣れる時間帯」なのでしょうか? 「釣りは早起きして行くものだ」という一般常識に振り回されていないでしょうか?

私自身の経験からいくと...朝たくさん釣れた経験はあまりないんですね。いや、正確に言うと「朝だからこそ、たくさん釣れた」という経験をしていないのです。1日を朝、昼、夕の3つに分けた場合、私の持つイメージはこのようになります。

    朝: そこそこ釣れる
    昼: あまり釣れない
       でも時々ドデカイのが釣れることがある
    夕: たくさん釣れる

もちろん季節や天気によって「釣れる時間帯」は変わるので、このように決めつけるのは危険です。でも私の頭の中のイメージはこんな感じです。

「金は無いが時間はたっぷりある」そんな学生時代、釣りクラブに所属していた私は年数回「合宿」と称して一週間、朝から晩まで釣り三昧の生活を送りました。しかしバスが一番釣れる時間帯は、やはり夕方だったのです。私だけでなくクラブの他メンバーの結果も同様でしたので、私の釣り方に問題があったとは思えません。もちろん「偶然」とも思えません。そんな経験を通して、私の頭には「バスは夕方に釣るべし」という結論(ちと大袈裟か?)が固まっていったのです。

規模が小さくてフィッシングプレッシャーが高まりやすい野池では、先行者の存在が非常に気になります。他の釣り人が釣った後の夕方は釣れないんじゃないか、とか、魚が怯えて出てこないんじゃないか、とか色々と心配になると思います。でも、それほど気にする必要はないようです。ちょっとポイントを休ませれば、結構釣れるものです。また早朝から釣りをしている人は既に集中力が途切れ、惰性で釣りを続けている場合もあります。意外とプレッシャーは低いものです。

早起き派のみなさんも、たまには釣りの時間帯を変えてみてはいかがでしょうか? たっぷり睡眠をとり、しっかり食事をとって、徐々にテンションを高めながら、午後2時頃から野池に向かう。こんな釣り方が好結果を産むかもしれませんよ。
ああ〜、こんなこと書いちゃって、夕方の野池がフローターだらけになったらどうしよう。心配だ。(2001.9.19)

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