Betty's Adventures in Wonderland
WONDERな日々  同じように目覚める朝〜毎日出会う新しいハテナのいろいろ 

ネットショップにまつわるWONDER(不思議!不可解!などなど)を集めています。

9月???



お楽しみに。

9月29日
 この店で買おうか?と悩んだ時にまずチェックしたい項目がある。 「特定商取引に関する法律」の表示義務事項に関する表記があるかどうか、ということだ。

 具体的な表示項目としては、
運営者についての説明
(販売店名・販売業者・管理責任者・所在地・電話・FAX ・電子メール・URL)、
販売に関する説明
(申し込みの有効期限・お支払方法・お支払い期限・商品引渡し時期=納期・商品以外に必要な料金=送料・代引手数料・消費税・その他付帯費用)、
返品交換に関する説明
(不良品交換条件・返品条件と費用)
といった項目である。
                   
 ネットショップについては、当初(1995〜1996年頃)、当時の通産省も様子見だったが、誰でも仮想ショップを持てることから被害が急増したのを受け、ついに、法律の適用となった。それまでは、今までの紙媒体の通信販売同様、「訪問販売に関する法律」の適用を受けるのではと多くのショップマスターたちは推測していたのだが、これは現実となり、通産省は年一回のネットサーフディに多くのネットショップを見てまわり、この法律に基づく商売を行っているかどうかをチェックし、指導したのである。これは現在も行われている。

 そして、この「訪問販売に関する法律」に代わって、平成13年6月1日より施行されたのが、「特定商取引に関する法律」であり、ネットショップもその適用を受けることが明らかとなった。

 といった思い出話はさておき、現在のネットショップを見ると、まず、「特定商取引の表記(表示)」。言いたいことはわかるが、ヘンな日本語だ。さらに、「訪問販売法」。これも言いたいことはわかるが、法律の変更は知らないような?最悪なのは、「通販法表記」。通販法、通信販売法という法律は今も昔もないのだ。ネットショップをやる前に、ちとお勉強が必要?。とはいえ、たかが表示。必要な項目が書かれていればいいのではないかという意見もあるだろう。

 しかし、この法律は、一般消費者を保護するためのものだ。それを正確に確認することもせず、とりあえず書いておけばいいだろうという姿勢と受けとめられても、しかたがないのではないだろうか?

 ちなみに、なにも仰々しく「特定商取引に関する法律の表示義務事項の表記」なんてページを作る必要=義務はないのである。セシール、ニッセン、ムトウ、ベルーナ等、通販専業大手各社のサイトをぜひご覧いただきたい。「ご利用ガイド」といったタイトルで、上記にあげたような商品販売に関する自社の対応についてわかりやすく(消費者が誤解しないように)書いてあればよいのだ。

 どんなにかっこいいデザインでも、どんなに安い価格でも、たとえそこでしか売っていないとしても、「通販法」だの「訪販法」といった表記が見えたら、
OUT!である。私の場合ですが。

特定商取引に関する法律(経済産業省:PDFファイル)
http://www.meti.go.jp/policy/consumer/tokushoho/tsh_020701.pdf
施行に関する通達(経済産業省:PDFファイル)
http://www.meti.go.jp/policy/consumer/tokushoho/tsh_tsuutatsu_20010601.pdf

9月26日
 日付が前後してしまうが、先週、エキサイトが女性向け高品質な Web マガジン『Garbo』を発刊というニュースが届いた。

 ブロードバンド接続を前提にし、「大人の女の贅沢主義」をテーマに、フラッシュや高品質画像をふんだんに使用し、「独占する」「食べる」「美を磨く」「贈る」を中心にしたコンテンツというので、さっそく見た。

 見たのは、公開された当日、9月16日。で、今日、また見てみた。同じだった。よく見たら、更新は月2回だった。

 繰り返すが、「大人の女の贅沢主義」がテーマである。「独占する」のは、ヘリをチャーターした夜間飛行やどこかの温泉宿泊、「食べる」のは、和菓子やハチミツ入りじゃむ、「美を磨く」のは、ホテルでのステイ・スパやフェイシャルトリートメント、さらに、唇にグロス、「贈る」のは、ウェッジウッドに花にチョコレート。・・・なんだか叶姉妹がやっていそうな暮らしだ。

 女性向けと名づけたものがホントに女性に受け入れられることはめったにない。男性にはそのわけはわからないらしいが、もったいないので教えない。

 誰が企画したのか知らないが、彼もしくは彼女の描く「
大人の女」はきっとこの程度のものなんだろう。ついでに、高品質というのは、画質が高品質ってことだけみたい。

9月21日
 ブラジャー研究家青山まりさんの著書 「ブラの本。が届いたので、さっそく読んだ。この方は、2000年から「ブラジャーと女性の心理・生き方」をテーマに、「ブラジャー友の会(青山まりのミモザクラブ)」を運営し、ブラジャーに関するさまざまな悩みに答えている。

 本を読んでみると、たかがブラジャー、されどブラジャー。その作り方のいろいろ、年代にあった選び方等々、毎日身に着けているものなのに、こんなにも奥が深いのかと感動。今日、つける時、まじまじと眺めてしまった。

 と同時に、青山さんと同じ情熱でブラジャーに取り組んでいるショップがどれだけあるだろうかと、インナーウェアを扱うさまざまなネットショップに思いをはせる。私のネットショップ放浪記コーナーはヒトから見たら、はやりの「へぇ〜」で終わってしまうが、たった一枚のジャストフィットなブラジャーやスリップが見つからないという困惑と苛立ちの実体験を元に始まった、大真面目な提言コーナーである。

 ネットショップは見渡すところ、まだ恐る恐るやっているようにしか思えないショップも多い。実店舗はビッグなのに、ネットショップはおそまつだったりする(このヘンは後日書く予定)。メーカーの新発売や阪神優勝セールに便乗するのが悪いとは言わない。検索エンジンでどうしたら上位に表示されるか、考えるのも大事だ。しかし、その前にまず、商品の紹介を丁寧に、整合性のとれた品揃えで提案するという基本的なことをきっちりとおさえてほしいと切に願っている。

 表現力は顧客との大事なコミュニケーション。たとえば、以前ネットショップ放浪記で紹介した「イイもの下着ヘヴンズブルー 」。このショップのコンセプトは「いい下着はなにより自分に「心地イイ下着」ですっ」。同じく紹介済みの、しゃれた下着に魅せられた女性が始めたネットショップメイプルAMICAも、青山まりさんと相通ずるところがあるようだ。

 たった一人のブラジャーに悩んでいた女性(青山さん)がこれだけの本を書けるのである。多くの商品に日々接しているネットショップマスターたちなら、もっともっと書けるはず、よね?わかるヒトにはわかる、なんて言うのは、手抜きの言い訳。目と目で見つめ合ったら気持ちも通じるだろうが、PC画面見たって、商品への店主の思いは伝わってくるどころか、ドライアイになるのが、関の山。

 
「店はお客のためにある。」。商業界の主幹であった故倉本長治氏の座右の銘を、ネットショップマスターの皆さんにもかみしめてもらいたい。


9月16日
 先日、アメリカでの使い捨てDVDの話を書いたところだった。さて、ダウンロードの行方は?と思っていたら、本日の日経新聞に、ダウンロード事業の先駆者とも言うべきベクターが、パッケージソフト販売に参入との記事。

 改めて、決算広告を見てみると、前年に比べ、収入は伸びているものの、ソフトウェアの販売原価率もふくらみ、営業利益率は低下している。事業全体におけるダウンロード事業は85.8%という高い依存度での原価率が増えているのは、やはり問題であろう。

 ちなみに、今年の1月には下記のようなプレスリリースが出ていた。

ベクター、ソフトバンク・コマースと提携でPCソフトのダウンロードサービスを強化
http://www.zdnet.co.jp/news/0001/31/vector.html
http://internet.watch.impress.co.jp/www/article/2000/0131/vector.htm

 今回のベクターの事業の拡大?は、ネットの今後の試金石とも言える。このところのBlaster騒動を見ていると、やはりダウンロードの進展どころではない、もっともっとITリテラシー向上を先に推し進める必要があるのだと改めて思う。その意味で、ベクターは自社の今までのドメインに拘泥せず、良い決断をしたと思うのである。


9月16日
 地元の特産とフルーツを販売しているネットショップからメールが届く。ここはかなり昔買ったけれど、うたい文句ほど美味ではなかったので、以来、購入してないのに、メールは届く、何年も。今回は、「なんと、あの人気のデザートが手に入ります!」。

 思わず、今、どこのショップのメールを読んでいるのか、混乱。見直したが、やはり果物屋さんだ。改めて見たが、昭和2年創業の地元の老舗らしい。ほぉ〜。
 
 この頃、こんなふうに、取扱商品が幅広くなっているネットショップが多い。例えば、トマトが売りだったはずなのに、美白化粧品を取り揃えたり、アジア雑貨ショップなのに、どこにもある健康ダイエット食品をこれでもかと販売している。いったい、「何屋」ですか?と聞いてみたい。

 最近、下着屋さんばかり見ていたせいか、違和感は大きい。この違和感は何だろう。商品の幅をどう拡げるか、どうしたら、自店の顧客にいろいろ便利になるか、役立つか、といった視点は伝わってこない。なんだか、今どきの売れ筋を順に集めていったという印象だ。

  ぽん!(と膝を打つ)。そう、これは、その姿がかすかに記憶に残る「
よろず屋さん」。上にあげてきたショップを専門店と思うから、いけない。今日から、よろず屋と思いましょう。しかたなく。。。

 実のところ、専門店ならば、ご存知「オンラインショッピングの殿堂」を名のる「逸品.com」の出店社ほどニッチな市場に特化する必要はないのけれど、一筋に貫いてほしい!わけです。応援団長としては。

 ちなみに、私の知人が立ち上げているショップ「YOROZU屋こやまん」は正統派?のよろずや。初めから、あれこれゴッタ。これはこれで、いい!のね。こちらもよろしく、です。


9月15日
 とうとう優勝した。北から南から日本国中のネットショップから「優勝おめでとうセール!」の嵐だ。中には、18年に1度の優勝セールをお見逃しなく・・・なんて。失礼な〜。これからまた、18年間優勝できないみたいじゃないの。でも、うれしいので、ちょっとお祝いしてみました(↓)。
 こんな時に、ゴーイングマイウェイで商品紹介しているネットショップ。注目ですね。


9月13日
 
 メルマガが届く。兵庫県のネットショップから早くも阪神優勝セール案内である。大判振る舞い50%OFFセールである。気前がいい。

 メルマガ本文に、「
是非メルマガ登録してください。」と登録画面のURLが記載されている。このメルマガとは違うメルマガがあるのだろうか?

 2種類もメルマガ発行するほど、大規模なショップにも、気が利くショップにも思えなかったけれど、再度登録すれば、「ERROR すでに登録されています。」と大きな文字。やっぱり。。。私はここで買い物経験はなく、単にメルマガを読んで、おもしろそうな商品紹介の時だけ、ショップを見に行くのだ。

 ここからは勝手な推測だが、おそらく、このメルマガは当初、商品購入者向けだったのだろう。その後、ネットショップ上でメルマガ登録者を募った原文が毎回残ってしまったのだろう。振り返れば、先月も、先々月も、そのまた前の月にも毎回記載されていた。署名の上、固定の位置に毎回書かれていた。
 
 義務としてメールを発行しなければならないということはない。が、
風潮に乗っての発行で、自分の書くメールを読むのは、誰なのかを見失っているのかもしれない。残念なことに、似たようなショップはかなり多いのだ。

 購入者専用メルマガ、そして一般的なメルマガ。この
使い分けは売上向上の必須対策なのだが。

9月6日
 「基本的に一週間以上先の配送はお受けしておりませんので、今後はご注意くださいませ。」と某ネットショップに注文後、叱られてしまった。ちょうど留守にすることが多い時期だったので、確実にいる一週間後以降の配送を備考欄でお願いしただけだったのだが。

 そこで、あらためて「初めての方へ」コーナーを見直したが、ここに書かれているのは「初めてお買い物したお客様の声の一部」転載のみ。では、と、注文に関するページを見つくしたが、一言も書かれていない。断りがなければOKと思うのは、私だけだろうか?

 通販事業もネットショップ運営も担当していたけれど、お客の配達希望にあわせるのが当然と思い、また、もし対応ができないのであれば、そのことはあらかじめ表明しておく、というのも当然と思っていたのだが。こういう店もあるのか・・・配達希望日の指定を出すことはめったにないのに、よりによって注意されてしまい、しょんぼりとしてしまった。

 それにしても、あれから、すでに3週間。「基本的に一週間以上先の配送はお受けしておりません」という「自社の基本」とやらを、そろそろネットに書いてもいいんじゃないか?と思うが、、まだ記されていない。残念なことだ。

 インターネットだ!ネットショップだ!と雨後の竹の子のようにたくさんのショップができたが、それまでの通販業界と
違って、行儀が悪くなったようにも思う。

 通販で本当に業績がいいところは、無店舗の専業各社だ。彼らにとってはカタログが顧客との唯一の接点だから、その気の配りようはどこも半端じゃない。テレビ通販も同様だ。時々やっているテレビ番組での、カタログ制作現場やジャパネットたかた社長の気迫を見てもらいたい。

 一方、ネットショップでは、例えば、年中変わらないページ(ほこりをかぶった店内)、誤字・脱字(読めないPOP)、ヘンな日本語変換や表現(読めない商品紹介)、季節のおかしな季語(ピントのずれた提案)、見えない商品の画像(商品展示がない)、不調を訴える店主(愛想の悪い接客)等々。これはお客に対して、とても
失礼なことだと思う。

 紙カタログ・新聞折込チラシやダイレクトメールに比べ、費用も手間もかからず簡単にでき、また、修正も容易な分、気合が抜けているのだ。お客に礼を尽くすという思いも。紙媒体は一度発行し、顧客の手に渡ったら直しようがない。その緊張がネットには少ない。間違いは誰にでもあるものだが、自分の表示は正しいか、PCの変換候補でなく、辞書で漢字を確認してほしい。まともな漢字も知らないのかと見ているほうが恥ずかしい。或いは、お客が読み間違えることはないか?といった想像力も必要だろう?
たかが表記されど表記一事が万事とつくづく思うのである。

9月5日
 トップスには取りはずし可能な阪神タイガースのマスコット「トラッキー」があしらわれ、ショーツのお尻には「しっぽ」がついているタイガースブラについては、先月書いたけれど、阪神優勝目前の今、スタンドではちゃ〜んと見せて応援していた女性がいたとか。さすが、大阪。
 
 さて、阪神のマジックが点灯してから、あちらこちらにトラ柄が出現してきているのだが、今日届いたのは楽天市場出店者33店舗による阪神阪神優勝直前セールの案内。優勝前祝いセールだそう。なんだかしっくりこない。というのも、そのショップが阪神の優勝を祝う理由がわからない。33店舗の所在地は全国に散らばり、それだけファンが広がっていると・・・思えない。

 この企画に参加しているいくつかのショップから、今まで毎週のようにメールが届いている。しかし!7月のマジック点灯以来、一度として阪神おめでとう&応援メッセージを目にすることはなかったような。早い話が俄かファン。ファンの
バッタもんってことだわね〜。。。そんな店長たちの運営するショップの商品だけは、バッタもんでないことを願っています。

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