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今月のお薦め本です
お話サークルがらがらどんが、自信を持ってお薦めします
本の表紙絵の掲載は、出版社の了解済みです。)
いろいろ取り揃えています
お薦め その1 「せかいいち うつくしい ぼくの村」 小林豊/作・絵  ポプラ社
【1995年 12月初版発行】.定価:本体 1200円(税別)

1996年度産経児童出版文化賞フジテレビ賞

ニューヨークで痛ましい事件が起こり、現在 アフガニスタンで 争いがおこっていますが、
この絵本の舞台は、アフガニスタンのパグマン村。ヤモという少年には、おにいさんがいるのですが、戦争に借りだされたていない・・。
そこで、ある日 おとうさんとヤモは、町にすももやさくらんぼを売りにでかける・・・といった物語です。
この事件が起きる前のアフガニスタンのくらし・生活・風土を絵本の端々に感じることができ、垣間見ることができます。

小林豊氏が、1970年から1980年にかけて中東・アジアを訪れ、その時 訪ねた村をモデルに書いた絵本です。
他に、同じパグマン村を舞台にした「ぼくの村にサーカスがきた」(ポプラ社)があります。
お薦め その2 オバケやかたのひみつ 大島妙子・ 偕成社
【2001年 9月発行】

オバケが大すきなマイケルくんは、ある日パパの仕事部屋から古いおうちの模型をこっそりもちだして、自分のへやにはこびました。月のきれいな夜、ふと目をさますとあの古いおうちの模型にあかりがついています。中をのぞいてみると、小さなオバケがいっぱいいます。マイケルくんはオバケに誘われて、その家の中に入り、オバケと楽しいひと時を過ごします。

大島妙子さんの絵がとてもキュートです。マイケルくんの部屋の置物もオバケづくしで、見ていると楽しくなってきます。
ゆうれい柄のじゅうたん、オバケちょうちんの電気スタンドなど。オバケがおふろにはいったり、料理をする場面もかわいいです。

お薦め その3 「王さまとかじや ジュエイコブ・ブランク/文 ルイス・スロボドキン/絵 八木田宜子/訳 徳間書店

8歳の王さまは「かしこい王さま」とよばれていましたが、大臣たちは、みんな王さまはかしこくなんかないと思っていました。王さまにはありとあらゆる大臣がいて、いつ何を食べるか、いつ寝ていつ起きるかということが、すべて決められていました。王さまにとってはうんざりするようなことばかりでした。

そんなある日、領地の森を馬で行進していると、一羽のからすが舞い降りてきて王さまのかんむりをさらって、木の上に逃げていきました。大臣はおろおろするばかり。そこで、王さまは、からすを驚かそうと、国じゅうでいちばん大きな声を出すかじやをよんでこいと命令します。かじ屋のおかげで王さまはかんむりをとりもどすことができましたが、かじやはお礼の金貨をもらったのもつかの間、からすを驚かした罪でその金貨は取り上げられてしまいました。そこで王さまは・・・。

ちいさな王さまの気持ちがとてもうまくえがきだされています。原文は1950年に書かれた作品ですが、今の子どもたちとまわりの大人にもそのまま当てはまる内容です。スロボドキンの絵が登場人物の心の動きをよくあらわしています。
スロボドキンは「百まいのきもの」(岩波書店)の挿絵も手がけています。これもお薦めです。

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ゴメンください。 私、カルロロカルロと申します。

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